2024/4/20-帝京大学戦

日時 2024年4月20日(土) 17:45KO

場所 東京大学本郷キャンパス御殿下グラウンド

◯東京大学 24 ー 0 帝京大学●

  1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東大 0 10 7 7 24
帝京 0 0 0 0 0

 

【第1Q】
4年WR#80光吉(開成)のリターンで自陣30yd付近から攻撃開始。4年RB#39山川(浅野)のランで確実にヤードを稼ぐと、3年TE#34太田(大阪星光学院)へのパスで順調に1st downを獲得。続く3年QB#8林(開成)のランで敵を翻弄し、3年OL#77黒川(灘)とWR#80光吉のブロッキングで相手DLを圧倒する。敵陣40yd付近まで進んだところでミスが連続し、4th downに追い込まれる。ここでギャンブルを選択するも1yd届かず攻守交替。
最初のプレーから相手RBに1st down獲得を許すと、続くプレーでもパスを通され、開始2プレーで自陣まで攻め込まれる。相手RBの素早い動きに翻弄されつつも、今季も副将を務める4年LB#54江原(甲陽学院)が力強いタックルで相手にペースを渡さない。相手OLを押し込む4年DL#42三木(西大和学園)やパスカバーに長けるDB陣の活躍により4th downに追い込む。相手のキックはゴールの左に外れ、最初のディフェンスを無失点で終える。
自陣31ydからの攻撃再開。3年RB#24米田(西大和学園)が素早い走りで確実にゲインすると、QB#8林の華麗なランで敵陣に攻め込む。ここで第1Q終了。(東大0-0帝京)


【第2Q】
第2Q最初のプレーはパス失敗に終わるも、続くプレーでチーム随一の俊足を誇る4年QB#17風間(開成)がオープンをまくり、敵を置き去りにするタッチダウン(TD)。トライフォーポイント(TFP)は2年DB/K#28原(甲陽学院)が決め、7-0と先制を決める。(東大7-0帝京)
4年LB/K#41大島(開成)のキックで試合再開。4年DB#23小城(大阪教育大学附属池田校舎)と3年DB#48椿野(兵庫県立神戸)が抜け出し、リターンを許さない。先程ロングゲインを許したプレーで相手は勝負を挑んでくるも、4年DL#97竹内(筑波大附属駒場)がこれを封じる。DL陣の激しい猛追により今回は1st down更新を許さない。パントに追い込む。
自陣45yd付近から始まったオフェンスはQB#8林のランやRB#39山川のランにより1st downを更新し、プレーアクションやショットガン体型からのパスもおり混ぜる。4年WR#1出蔵(駒場東邦)の俊足とWR#80光吉の好ブロックによりヤードを進めるも、残り2ydを残し4th downとなる。敵陣38ydでの4th downギャンブル。ここでボールを託されたWR#80光吉は強靭な体幹でタックルを受けても倒れず、1st down更新ラインまでボールを運び切って攻撃権を渡さない。それに続いてWR#1出蔵がオープンを走り一気に14yd獲得。レッドゾーンまで攻め込むも、敵も粘りを見せ、4th downでFGを選択し、3点を追加する。(東大10-0帝京)
LB/K#41大島のナイスキックで試合再開。敵陣20ydの好位置からのディフェンスとなったが、敵の虚を衝くデザインプレーにより一気に自陣24ydまで攻め込まれる。相手サイドラインが盛り上がる中、LB#54江原がいち早く反応し、再び相手の流れを遮る。LB/K#41大島も素早い反応を見せ、ピンチを迎えたこのシリーズで1st down更新を許さない。相手のキックはゴールまで届かず、再び無失点でこのシリーズを終える。続くオフェンスはQB#17風間やQB#8林、RB#39山川のランによりヤードを進めるも、ここで前半終了。(東大10-0帝京)


【第3Q】
LB/K#41大島のキックにより後半開始。敵陣35ydからのディフェンスは、4年DB#25寺岡 (開成)のパスディフェンスやLB/K#41大島のタックルで相手を抑えるも、オプションに対応できずロングゲインを許す。仕切り直しとなった自陣43ydでの1st downでは、DL・LB陣が相手のランを危なげなく封じる。それに対し相手はプレーアクションで展開するも、ここをDB#25寺岡がインターセプト。完全にペースをコントロールする。
ここで良い流れに乗りたいオフェンスは、QB#8林の華麗な足捌きで1st downを獲得し、続く2年TE/P#83神田(六甲学院)へのスクリーンパスでゲインを重ねる。後半に入っても続く4年OL#59松田ア(麻布)や4年OL#76落合(麻布)の力強い押し込みにより1st downを更新し、敵陣に食い込む。ここで後半ペースを取り戻したTE/P#83神田へのパスが通り、負けじとWR#1出蔵も力強い走りを見せる。パスとランとをおり混ぜた展開で相手ディフェンスを翻弄して確実にゲインを重ねると、迎えたGoal to 7yd、3down & 1、QB#8林のランによりTD。と思われたが反則により罰退、3down&11での攻撃となる。嫌な空気が流れる中、ボールを受けたWR#1出蔵は今日1番の快速を飛ばし、そのままエンドゾーンへと走り込み、一気に空気を立て戻す。(東大17-0帝京)
3年DB/K#21舟本(栄光学園)のキックにより試合が再開すると、敵陣20ydからのディフェンスが始まる。相手の素早いランアフターキャッチ(RAC)に一度は翻弄されるも、今季から活躍する3年LB#20劉(サレジオ学院)やDB/K#28原が着実に相手をタックル、1st down更新を許さない。(東大17-0帝京)


【第4Q】
相手パンターのナイスコントロールにより、東大オフェンスは自陣7ydからの攻撃となる。QB#8林のランにより危なげなくフレッシュすると、スクリーンやショットガンパスを織り交ぜ展開する。鍛え抜かれた足腰でRB#39山川はタックルを受けても倒れない。それに応えるようにQB#17風間もオープンで快速を飛ばし、20ydのロングゲインをする。3年WR#7鮎澤(聖光学院)へのパスで再び1st downを更新し、期待の新星3年RB#0小川(Chaparral)が力強いセカンドエフォートを見せる。3down & 5をRB#0小川のdiveで1st down更新すると、再びボールを託されたRB#0小川はまたもや倒れない。ゴール前で8ydを獲得する。最後はQB#8林が自ら持ち込みTD。TFPも安定感あるDB/K#28原が確実に決める。(東大24-0帝京)
再びDB/K#21舟本のキックで再開。jet motionやスプレッド体型からパスで展開を変えてくる相手オフェンスに対して確実にアジャストし、3年DB#26松下(聖光学院)やDB/K#21舟本らが着実にタックルする。LB#20劉のパスカバーによりプレッシャーを受けたQBの球をDB/K#21舟本がインターセプトし、試合を決定づける。
残り時間わずかとなったオフェンスでは2年QB#3田中(灘)が采配を握る。堅実なオプション判断によりゲインするも、最後はメッシュミスによりボールをロスト。同時に試合終了となる。(東大24-0帝京)


新チームの初陣となった今試合では24-0とスコアで快勝し、新たに出場する選手たちの活躍も著しかった。今後も春シーズンを通して選手個人、そしてチームの躍進に期待したい。

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