日時 2023年5月21日(日) 17:00KO
場所 アミノバイタルフィールド

●東京大学 32 ー 35 日本大学◯

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東大 7 0 3 22 32
日大 7 14 0 14 35

GAME REPORT

【1Q】
2023年春シーズン第2戦、相手は甲子園ボウルを19回制覇している強豪、日本大学。日大のキックで試合開始。4年WR#13洞(武蔵)のリターンにより、自陣38ydからの攻撃。東大が昨シーズンから磨き続けている、トリプルオプションによるランを2回続けて迎えた3rd down。ここで、4年QB#8曽原(筑波大学附属)から、2年TE#86太田(大阪星光学院)へのパスが炸裂!太田のランアフターキャッチ(RAC)により、40ydのビッグゲイン!一気に敵陣17ydまで迫る。このチャンスを逃さず、QB#8曽原からのパスを、頼れる主将の4年TE#82中矢(愛知県立時習館)がキャッチしタッチダウン(TD)!3年LB/K#41大島(開成)がトライフォーポイント(TFP)を冷静に決める。(東大7-0日大)
LB/K#41大島のキックにより試合再開。カバーチームはTE#82中矢、3年DL#10金本(開成)のナイスタックルで日大のリターンをストップ。日大が自陣19ydより攻撃開始。3年DB#19松田(興)(開成)や3年LB#54江原(甲陽学院)のタックルが光るも、日大にテンポよくパスを決められ、最後はランでTDを許してしまう。TFPも決まり追いつかれる。(東大7-7日大)
日大のキックで試合再開。WR#13洞のリターンにより、自陣28ydからの攻撃。4年RB#95伊佐治(都立戸山)のスピード感あふれる中央のランや、3年QB#17風間(開成)のQBキープによるラン、さらには3年WR#81田村(開成)へのパスなど多彩な攻撃でゲインを重ねるも、反則による罰退が響き敵陣30ydで4th down。ここで東大はギャンブルを選択し1st down更新を狙うも失敗。攻撃権は日大へ。日大のランに対し、東大は2年DL#55田所(浅野) 、3年DL#42三木(西大和学園)といった下級生の活躍でゲインを許さない。ここで1Q終了。(東大7-7日大)
【2Q】
陣地が入れ替わり、1st down更新を狙う日大の攻撃。4年DL#2髙野(開成)がQBへプレッシャーを掛けてパスミスを誘い、パントへ追い込む。しかし、日大の素早いタックルに攻撃を阻まれ、パントにより攻守交替。2年DB#48椿野(兵庫県立神戸)のパスカバーや、2年DB#27金井(海城)、2年DB#6藤本(浅野)のタックルなど随所に良いデフェンスが見られたものの、最後はオプションによるQBキープでTDを許す。TFPも決まり、勝ち越されてしまう。(東大7-14日大)
日大のキックで試合再開。WR#13洞のリターンにより、自陣21ydからの攻撃。TE#82中矢の粘り強いRACやWR#13洞のランによりゲインを重ねるも、後が続かずパントに追い込まれる。しかし3年WR#11曽我(栄光学園)のスピードを生かしたカバーにより相手にリターンを許さない。日大は自陣24ydから攻撃開始。守りきりたい東大であったが、日大のランパス織り交ぜた多彩な攻撃によりわずか5プレーでTDに繋げられてしまう。TFPも決まり、2ポゼッション差となる。(東大7-21日大)
日大のキックはタッチバックで東大は自陣25ydからの攻撃となり、中央のランプレーを繰り出したところで前半終了。(東大7-21日大)
【3Q】
LB/K#41の大島のキックで後半戦開始。外を捲くられるも4年LB#18梶本(麻布)のタックルで日大の攻撃は自陣32ydから。これを4年DB#21筏井(麻布)のナイスカバーにより3rd & outでパントに抑える。対する東大の攻撃は、RB#95伊佐治の重戦車のような迫力のあるランやQB#8曽原、QB#17風間の勇猛果敢な中央のラン、3年WR#80光吉(開成)、3年WR#1出蔵(駒場東邦)のスピードを活かしたオープンのランなど的を絞らせず、ロングドライブとなる。ゴール前の攻撃は日大の堅守に阻まれ惜しくもフィールドゴール(FG)トライとなるが、これをLB/K#41大島が冷静に決め、着実に点差を縮める。(東大10-21日大)
LB/K#41大島のキックオフにより試合再開。日大はブロックを活かし、リターンをするが、2年DB#26松下(聖光学院)が逆面から懸命なパシュートを見せ、リターンを止める。続く日大の攻撃を2年DL#98藤田(兵庫県立神戸)が丁寧なオプション対応でロスに抑えて3Q終了。(東大10-21日大)
【4Q】
陣地を交代し引き続き日大の攻撃。DB#19松田(興)や、LB#18梶本のランストップにより、1st down更新を許さず、4th down。ここで日大はFGを選択するも東大のFGブロックのラッシュに気圧されたか、失敗に終わる。(東大10-21日大)
東大の攻撃は自陣20ydから。QB#17風間の中央のランで4ydゲインをした2nd down。ここでビックプレーが飛び出す!3年OL#65中山(開成)のブロックの際をRB#95伊佐治が76ydを駆け抜け、独走TD!さらに点差を詰めるため、東大は2ポイントコンバージョンを選択。これを3年OL#76落合(麻布)、TE#86太田のブロックを活かし、QB#8曽原がエンドゾーンへ押し込む!FG1本差に追い上げる!(東大18-21日大)
LB/K#41大島のキックで試合再開。飛距離・寄せともに素晴らしく、日大リターナーは捕球に失敗してしまう。日大は自陣24ydからの攻撃。DL#2髙野のスイムやLB#54江原の強烈なランストップを見せるも、日大QBのパスや力強いランを止められずTDとされる。TFPも決まり、再び突き放されてしまう。(東大18-28日大)
しかし今年の東大は一味違う。日大のキックはタッチバックとなり自陣25ydからの攻撃。RB#95伊佐治のゴリゴリとしたランで6ydゲインして迎えた2nd down。WR#80光吉の思い切りの良いブロックの際を、QB#17風間が疾風の如く駆け抜け、69ydのTD!LB/K#41大島も安定してTFPを決め、わずか2プレーで日大に詰め寄る。(東大25-28日大)
LB/K#41大島のキックで試合再開。今まで広い面にリターンしていた日大は、カウンターとして狭い面にリターンをする。これに東大は惑わされ、日大にビッグリターンを許してしまうも、LB/K#41大島の懸命なタックルでリターンを止める!しかし、東大は自陣20ydでのディフェンスを強いられてしまう。これをランとパスにより攻め込まれてTDを取られ、TFPも決まり三度突き放される。(東大25-35日大)
しかし、東大は諦めない。日大のキックはout of boundsの反則となり東大は自陣35ydからの攻撃。残り時間が少ない中、東大は愚直にフレックス・ボーンからのランオフェンスを行う。この日獅子奮迅の活躍を見せるRB#95伊佐治の気迫のこもったランでゴール前1ydまで進むと、最後も伊佐治がねじ込み魂の1yd TDラン!LB/K#41大島がTFPを決め、3点差に追い上げる!(東大32-35日大)
だが、反撃はここまで。東大のキックは日大がキャッチし、続く攻撃で日大がニールダウン。試合終了。(東大32-35日大)
強豪・日大に惜しくも敗れてしまったが、WARRIORSの強みが発揮された試合であった。秋にはフィジカル・ファンダメンタルで圧倒し、集中力を研ぎ澄ましたWARRIORSが見られることであろう。

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