2017/11/04-国士舘大学戦

日時 11月 4日 13:30 Kick Off
場所 アミノバイタルフィールド
●東京大学  24―53  国士舘大学○

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東京大 14 3 0 7 24
国士舘大 14 13 7 19 53

Game Report

秋季リーグ4戦全勝と勝ち進んできた東京大学。第5節の今試合から昨年度のリーグ戦成績上位チームとの試合が続く。その最初の相手は現在2勝2敗の国士舘大学。機動力の高い選手の揃った対戦相手だが、着実に点数を重ねて開幕5連勝を目指す。

【1Q】
コイントスの結果、東大K#2児玉(2年/学芸大附属)のキックにより試合開始。国士舘大は、Goal to 77ydsから攻撃を開始。国士舘大Offはフェイクパスを多用しながらゲインを試みるが、QBとWRの呼吸も合わず前進することなくパントで攻守交代となる。

東大の第1シリーズは、Goal to 52ydsから。この試合もQB#14伊藤(宏)(2年/立教池袋)がOffの司令塔としてフィールドに立つ。QB#14伊藤自身のランや、WR#13瀬戸(3年/聖光学院)へのパスでテンポ良くゲインを重ね、敵陣20ydsまで前進。ここでRB#28荒井(3年/開成)が相手Defを華麗に交わしながら15ydsのロングラン。Goal to 5ydsからQB#14伊藤がしっかりとエンドゾーンまでボールを運びきりタッチダウン!!PATのFGもK#29上野山(3年/開成)が危なげなく決めて東大7-0国士舘大と先制する。

東大のキックで試合は再開。K#2児玉の特大キックは今日も健在でタッチバックに。これにより国士舘大の第2シリーズはGoal to 75ydsから開始。東大Defは相手のプレーになかなか対応出来ず、わずか4プレーで自陣まで侵入される。しかし、ここで国士舘大Offは後方へピッチされたボールを取りこぼす。このチャンスを逃さなかったLB#42中原(2年/桐朋)が取りこぼした相手にタックル!追撃したDB#5中村(3年/東海)が即座にボールを確保!!ターンオーバーで攻守交代!!

東大はGoal to 42dsから攻撃開始。QB#14伊藤が自らボールを運び、Goal to 20ydsまで前進。しかし、ここでQB#14伊藤の投じたパスがインターセプトされて、ボールを持った相手選手はそのままエンドゾーンへ。痛恨のインターセプトリターンタッチダウンを許してしまう。PATのFGも決められ、東大7-7国士舘大とする。

東大のリターンにより試合再開。東大第3シリーズはGoal to 65ydsから攻撃開始。ファーストプレーでボールを持ったRB#32樋山(2年/開成)は、中央を駆け抜けそのままタッチダウン!PATのFGも決め、東大14-7国士舘大とわずか1プレーで再びリードする。

K#2児玉のキックで試合再開。Goal to 79ydsから攻撃開始した国士舘大はトリックプレーを織り交ぜながらテンポ良くゲインを重ねる。一気にGoal前11ydsまで攻め込まれてしまった東大Def。LB#44勝(4年/東海)が鋭いタックルを繰り出すなど粘り強さをみせるも、素早くエンドゾーンに飛び込んだQBを止めきれずタッチダウンを許す。このPATも決められて東大14-14国士舘大。両者一歩も譲らない展開となる。

東大のリターンで攻撃再開。ボールをキャッチした#28荒井が猛烈なリターンを見せ一気に得点のチャンスかと会場を沸かせるが、ホールディングの反則がありこのビッグリターンは惜しくも無効に。東大第4シリーズはGoal to 84ydsから攻撃開始となる。RB#32樋山がフレッシュを獲得したところで1Qが終了。

【2Q】
東大はRB#28荒井を中心にランで前進するが、自陣を脱出することは出来ずP#18鎌田(4年/麻布)のパントで攻守交代。

国士舘大の第4シリーズはGoal to 87ydsから開始。途中LB#44勝/#55藤本(4年/麻布)のナイスタックルやDL#99岡崎(4年/駒場東邦)の激しいパスラッシュが見られたものの、国士舘Offのランとパスを織り交ぜた攻撃に翻弄されGoal前5ydsまで攻め込まれる。しかし、ここで東大Def持ち味の粘り強さを発揮しそれ以上の前進を許さない。国士舘は4th DownでFGを選択しこれを決めるものの東大14-17国士舘大と3点差に抑える。

東大のリターンで試合再開。ここで再びボールをキャッチした#28荒井がフィールドを縦横無尽に激走!Goal前18ydsという絶好のポジションをもたらす!!ここでタッチダウンし、再びリードしたい東大Off。QB#14伊藤が自らの足でボールを進めようとしますが、惜しくも届かず4th DownはFGを選択。29ydsのFGトライをK#29上野山がしっかりと決めて3点を返し東大17-17国士舘大とこれまでにない拮抗した展開が続く。

東大のキックで試合再開。リターンした国士舘大はGoal to 74ydsから攻撃開始。前半残り時間は4:00。最初のプレーでフレッシュを許してしまうものの、その後は相手の前進を阻みGoal to 58yds 3&5に追い込んだ東大Def。しかし、大きく外へと走ったQBを止めることが出来ずそのままエンドゾーンへ。TD後のFGも決められ東大17-24国士舘大と再びリードされてしまう。

東大のリターンで試合再開。Goal to 57yds、前半残り時間1:55という状況から東大Offは攻撃開始するが、うまく波に乗れず攻撃権を更新できずにP#18鎌田のパントで攻守交代。

国士舘大はGoal to 61ydsから攻撃開始。RBを中心としたランに東大Defは対応しきれずにFG圏内へと侵入を許してしまう。何とかタッチダウンは防いだものの、前半残り0:02でFGトライを決められてしまい国士舘大は3点を追加。ここで前半終了となり東大17-27国士舘大と秋シーズンはじめてビハインドを背負った状況で試合を折り返すこととなる。

【3Q】
試合後半は東大のリターンで開始。#28荒井のリターンを警戒した国士舘大はスクイブで東大のリターンを阻む。Goal to 61ydsから開始となった東大の攻撃。RB#28荒井/#32樋山のランを中心にWR#13瀬戸/#83深澤(3年/浅野)へのパスを織り交ぜながら敵陣に侵入。Goal to 37ydsまで攻め込むも、ここから相手Defの素早い反応に苦しめられ4&1まで追い込まれてしまう。ここで東大はプレーを選択。QB#14伊藤が自らボールをキープしてフレッシュラインを目指すが、漏れてきた相手Defに捕まってしまいギャンブルは失敗。攻守交代に終わる。

国士舘大はGoal to 68ydsから攻撃開始。ランを中心とした相手Offに東大Defはここでも対応しきれずにわずか4プレーでタッチダウンされてしまう。PATも決まり東大17-34国士舘大と更にリードを広げられる苦しい展開に。

東大のリターンで試合再開し、Goal to 56ydsから東大Offの攻撃開始。3rd DownでWR#15古賀(3年/開成)へのパスを決めるなど確実にゲインを重ねるが、このシリーズも最後まで決めきれず得点に繋がらない。ギャンブル失敗で攻守交代とする。

国士舘大はGoal to 73ydsから攻撃開始。ランを中心に一気に東大陣地に侵入したところで3Qが終了。東大17-34国士舘大という厳しい状況のまま4Qを迎える。

【4Q】
自陣に侵入してきた国士舘大Offを何としてでも止めたい東大Def。3rd Downまで追い込むものの、トリッキーな攻撃に翻弄されフレッシュを許してしまう。Goal to 35ydsから国士舘大OffはキャリアをQBとRB変えながらランを繰り出す。ボールキャリアにうまくタックルできないDefはまたもタッチダウンされてしまう。国士舘大はPATで2点を狙ってプレーを選択。しかし、これはDefが阻止し東大17-40国士舘大とする。

東大のリターンで試合再開。Goal to 62ydsから攻撃開始となった東大Offはパスを中心に速いテンポでのゲインを目指す。QB#14伊藤とWR達の呼吸も合い3プレー連続でパス成功。一気にGoal前20ydsまで攻め込む。この20ydsをRB#28荒井が駆け抜けタッチダウン!!!続くFGも決めて東大24-40国士舘大と点差を縮める。

続くシリーズも攻撃権を確保したい東大はオンサイドキックを選択。これを成功させ、東大はGoal to 57ydsから再び攻撃となる。このシリーズもWR#13瀬戸や#83深澤へのパスを中心に攻撃を展開、相手の反則にも助けられGoal前14ydsまで前進する。ここからTDを狙ってパスを投じるも惜しくもこれは通らない。4th Downでのギャンブルも失敗となり攻守交代。東大は窮地に立たされる。

国士舘大はGoal to 83ydsから攻撃開始。残り時間5:30を出来るだけ消費したい国士舘大Offはラン攻撃を重ねる。東大Defもこれに対応するも、Goal to 62ydsからのRBのランを止めきることが出来ず、このシリーズもタッチダウンを許してしまう。PATでのFGも決められてしまい、東大24-47国士舘大と更に点差が広がる。

東大のリターンで試合再開。残り時間2:53、Goal to 75ydsから攻撃開始。時間のない東大はパスを連投。敵陣まで前進するものの、4th Downまで追い込まれる。ここでギャンブルを選択しパスを投じるものの惜しくも失敗。攻守交代となる。

残り時間1:54。国士舘大はGoal to 54ydsから攻撃開始。ランを中心に攻撃を展開し、東大Defはたびたびロングゲインを許し自陣へ侵入される。残り時間0:21、3&9というシチュエーションで、国士舘Offはトリックプレーを仕掛ける。このパスを止められず、再びタッチダウン。PATのプレーは阻止したものの東大24-53国士舘となる。

東大のリターンで試合再開。残り時間0:05、Goal to 75ydsからQB#14伊藤は全力でパスを投じる。しかし、このパスは通らず時間切れで試合終了。東大24-53国士舘大で秋シーズン初の黒星となった。

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