2011/6/11-京都大学戦

日時  6月11日 13:15 Kick Off

場所 アミノバイタルフィールド

●東京大学 13 ― 35 京都大学◯

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東京大 3 3 0 7 13
京都大 7 7 14 7 35

Game Report

京大との伝統の定期戦。
第53回の今年は、雨上がりのアミノバイタルフィールドで2005以来の勝利を狙う。

【1Q】京大のキックオフで試合開始。
#7今井(3年)のリターンにより自陣31ydからの東大1stシリーズ。
しかし、1stプレーで痛恨のターンオーバー。はやる気持ちを抑えきれず、スナップが手につかず、京大がファンブルリカバー。

ゴール前24ydでラッキーなチャンスを得た京大は、パワーオフタックル・フックパスでFDを獲得してゴール前7ydへ。POTを2ydに留めるも、次プレーでパスを決められ、先制のTDを許し、0-7。(2:13)

気持ちを切り替えたい東大の2ndシリーズは自陣33ydから。
2nd-9からRB#29木村(3年)がハンドオフで好走し3rd-インチ。しかし、QB#9高木(4年)のキープは足を滑らせてゲインできず、1-2-3パント。

自陣23ydからの京大2ndシリーズ。
浮足立つ東大はDLが一人足りずに1回目のタイムアウト。しかし、ダイブを1ydに仕留め、ドロー・パスをフェイクしたQBランをDE#54角田(3年)がロスタックルし3rd-17とし、ドローで9ydゲインされるも4th-8/1-2-3パント。
更にスナップミスでキックできないパンターをラッシュした#17浜崎(4年)がタックルし、東大はゴール前16ydで攻撃権獲得。

このチャンスをものにしたい東大。しかし、京大DL強し。
3回のランでFD獲得できず4th-2となり、東大はFGトライ。#89三上(4年)がきっちりと決めて3-7。(8:55)

京大3rdシリーズは自陣31ydから。
中央のランをLB#38奥隅(4年)がナイスタックルで仕留め2nd-9。スイープでパワフルなRBにゲインされ、3rd-インチ。ブラストでFDを許し、自陣43ydへ。
しかし、ここで東大ディフェンスにビッグプレー炸裂。2nd-8で投じられたPOTフェイクパスに、WRをピッタリとマークしていたCB#35彦坂(4年)が見事なインターセプト。

【2Q】自陣16ydで攻撃権を得た東大4thシリーズ。
ここまでFD獲得無し。そろそろ自慢の攻撃力を発揮したいところ。 しかし、京大DL陣強し。 FB#96横井(4年)の9ydダイブで3rdーインチとした後のQBキープはノーゲインとなり、 またもや1-2-3パント。

自陣46ydと好フィールドポジションからの京大4thシリーズ。 反則で1st-20となるも、激しいラッシュをかける東大守備を予想したスクリーンが効果的に決まり、15ydゲイン。
オプションピッチは2ydに仕留め3rd-3とするも、5ydフックを決められFD献上・東大陣42ydへ。更にパワフルなRBがブラストでゴール前28ydへ前進。ショートパスフェイクのポストパスでTDを狙われたが、SF#24浦(2年)が見事なパスカット。
3rd-4まで粘るもPOTでFDを許し、いよいよレッドゾーン/ゴール前18ydへ。東大は2回目のタイムアウトをとって作戦を練るも、スイープ・ブラストでFD献上・ゴール前8ydへ。ダイブでゴール前3ydに迫られ、最後はQBキープでTDを許し、3-14。(残り4:50)

#7今井の好キックオフリターンにより、東大最後の攻撃は自陣39ydから開始。
ドロー・スクランブル・オプションピッチで10yd獲得できず、4th-インチ。しかし、残り時間3分半、東大は前半最後のタイムアウトをとってギャンブル。
QB#9高木のスニークでようやく初のFD獲得し、ハーフラインへ。FB#46田代(4年)の7ydスクリーンの後、RB#4長谷川(3年)がドローから好走し、敵陣36ydへ。(残り時間2分)
タイムアウトが残っていない東大は、オプションピッチ・中央ラン・オプションキープを繰り出すが4th-7となり、残り時間僅かで50ydFGトライ。
#89三上の右足から繰り出されたキックは距離・コントロール共に申し分なく、見事に決まり、後半の巻き返しを大いに期待させる6-14で前半終了。
このビッグゲームで50ydというチーム史上有数の長距離FGを決めた#89三上。そのキック力は、秋の大きな武器となることを予感した瞬間であった。

【3Q】東大のキックオフで後半開始。
前半最後の流れを後半に繋げたい・・・と思っていた矢先の1stプレー。自陣37ydからの京大1stシリーズでスイープからライン際ギリギリをRBに疾走され、長躯63ydの一発TDを許し、6-21。(0:19)

自陣30ydからの東大1stシリーズ。
早く1TDを挙げたいところだが、はやる気持ちのためフォルススタートで5yd罰退。スクリーン・ダイブで3rd-7まで巻き返すも、QBサックを喰らい、4th-6/1-2-3パント。

大きくパントリターンされ、京大2ndシリーズは京大陣46ydから。
POTと5ydフックでFD献上し、東大陣42ydへ。何とかいやな流れを断ち切りたい東大ディフェンス。ホールディングの反則で1st-20となった後のドローにLB#38奥隅が良く反応してノーゲインに仕留める好プレー。
2nd-20でPOTからオープンに流れたパワフルRBは、二人のディフェンダーのタックルを外すも何とか9ydゲインに留め、更にスクリーンも6ydに仕留めて4th-5/パント。

反撃の狼煙を上げたい東大2ndシリーズは自陣21ydから。
2nd-7で投じたパスは、パスコースを読んだ京大OLBに痛恨のインターセプトを許し、あっさりと攻守交代。

ゴール前26ydで絶好のチャンスを得た京大3rdシリーズ。
QBスクランブルでゴール前11ydに進み、最後はブラストからビアしたRBがTD。これで6-28と点差が開く。(8:20)

今度こそ攻撃のリズムを掴みたい東大3rdシリーズも2回のランで僅か1yd、ロングパスも失敗。今回も1-2-3パント。

パントカバーのタックルミスにより京大4thシリーズは自陣45ydと今回も好ポジションから。
パワープレー2回であっさりと東大陣44ydへ侵攻され、更にパワフルなPOTでゴール前33yd。

【4Q】フォルススタートで5yd罰退し、1st-15となるも、スイープからRBがタックラーを引き摺ってレッドゾーン/ゴール前19ydへ。
ホールディングの反則で1st-20、パス失敗で2nd-20、POTがDE#99岩城(2年)の好タックルで1ydに仕留め、3rd-19。
何とか今回は凌げそうと思ったが、スプリントアウトからのパスを通されてゴール前2yd。最後はダイブでゴールを割られ、5本目のTDを献上し6-35。(1:57)

何とか一矢報いたい東大。#7今井が本領発揮の好リターンを魅せて、東大4thシリーズは自陣40ydから。
パス失敗の後、#9高木のハンドオフフェイクのQBランで9yd走り、3rd-1。続くQBキープで後半初めてのFDをギリギリで獲得し、ハーフラインへ。
ここで待望のビッグプレー。QB#9高木から投じられたカットインパスを好捕した長身WR#27久世(3年)が、見事なランアフターキャッチを魅せ、大きなストライドでライン際を疾走し、後一歩でTDとなる力走。
ゴール前2ydと絶好のTDチャンスを手にした東大。
ドローフェイクからスローバックで投じたアウトパスをTE#89三上がエンドゾーン内で好捕。観客席の誰もが待ちに待ったTDであった。#89三上のTFPも決まり、残り時間4:38で13-35。

勢いづいた東大は続くキックオフでも見事なオンサイドキックを成功させ、再び攻撃権を獲得。しかし、・・・3rd-11で投じたパスは惜しくも失敗し、1-2-3パントとあっさり攻守交代。

大きくパントリターンした京大の5thシリーズは東大陣47ydから。
ブラスト・5ydフックとおきまりのパターンにFD献上し、東大陣33ydへ。更に、オプションキープとブラストに再度FDを与えて、ゴール前24ydへ。
しかし、フォルススタートで5yd罰退した後のスイープを好守備で2ydゲインに仕留め、投じられたポストパスはWRをピッタリマークしていたCB#21原(4年)がエンドゾーン内で見事なインターセプト。

残り時間3分で最後の攻撃権を手にした東大だったが、オプションキープ・スクランブルでゲインできず3rd-10。WRへのカットインパスは一瞬成功したかに見えたが、残念ながら落球して結局パント。

#89三上の超ロングパントにより、京大最後の攻撃は自陣26ydから。1-2-3パントに仕留めるも、リターナーがかすかに触ってしまったボールをリカバーされ、東大陣30ydで京大最後のプレー。
ロングパス失敗したところで試合終了。

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