2025/06/21-防衛大学校戦
日時 2025年6月21日(土) 12:00KO 場所 防衛大学校アメフト場
◯東京大学20-16防衛大学校●
1Q | 2Q | 3Q | 4 Q | TOTAL | |
東大 | 0 | 0 | 0 | 20 | 20 |
防衛 | 13 | 0 | 3 | 0 | 16 |
【1Q】
防衛大学のキックにより試合開始。3年WR#13山﨑(長崎県立佐世保北)のリターンにより自陣26ydからオフェンスが開始となるが、1プレー目でエクスチェンジの部分でファンブル、これを防大のディフェンスが確保し攻守交替。自陣29yd地点からのディフェンスとなる。防大のオフェンスはインサイドのランプレーを中心に展開するが、4年LB#20劉(サレジオ学院)のナイスタックルなどもあり、簡単には進ませない。3rd down 10に追い込み、防大のQBが投げたパスを3年DB#19原(甲陽学院)がインターセプト!自陣12yd地点から東京大学のオフェンスになる。ビッグプレーに応えたい東大オフェンスだが、ここはスナップミスもあり、3 & out。パントにより攻守交替。自陣41yd地点から防大のオフェンスになる。防大オフェンスはランに加え随所にプレーアクションパス(PA)を展開され、レッドゾーンへの侵入を許す。3年LB#88門岡(駒場東邦)のロスタックルなどもあり、東大ディフェンスも粘りを見せるが、最後は防大のRBのオープンのランによりタッチダウン(TD)。先制を許す。(東大0-7防大)
なんとか追いつきたい東大オフェンスは、QBを前節の法政大学戦、初出場ながらファーストプレーでTDを見せた3年QB#17萩野(渋谷教育学園幕張)に変えるも、防大ディフェンスが粘りを見せ、パントに追い込まれる。そのパントを防大にブロックされ、15ydからのディフェンスとなる。東大はレッドゾーンからのディフェンスとなるが、3年DL#90吉松(大阪星光学院)が相手QBにプレッシャーをかけ、ミスを誘ったこともあり4th downに追い込む。防大はフィールドゴール(FG)を選択するも、スナップが合わず大きく後退して攻守交替。ディフェンスの奮闘になんとか応えたいオフェンスだが、QBサックをくらいターンオーバーとなってしまう。直後のプレーで防大RBがTD。トライフォーポイント(TFP)をブロックして失敗に終わらせるも、点差を広げられてしまう厳しい展開となる。(東大0-13防大)
直後のキックオフリターンにて、WR#13山﨑がスピードでタックルをかわし、38ydのナイスリターン。ここで第1Q終了。(東大0-13防大)
【2Q】
点差を縮めたい東大オフェンスは3年QB#12安田(開成)の連続キープなどで徐々にリズムを掴むも、3rd downでピッチが乱れてファンブル。これを防大ディフェンスがリカバーし、攻守交替となる。ディフェンスはここでもなんとか粘り、FGに追い込む。そこでLB#20劉が本日2回目のFGブロック!絶体絶命のピンチを無失点で切り抜ける。ビックプレーに応えたい東大オフェンスは、QB#12安田から3年TE#83神田(泰)(六甲学院)へのパス、QB#12安田のQBキープなど随所に良いプレーが見られるが、防大DLのロスタックルなどで4th downに追い込まれる。パントにより攻守交替。ディフェンスは2年DB#28伊藤(巧)(渋谷教育学園渋谷)や4年DL#2田所(浅野)のナイスタックルもあり、3 & out、パントにより攻守交替。オフェンスが時間を使い切り前半終了。(東大0-13防大)
【3Q】
2年TE#82西田(東大寺学園)のキックオフで後半開始。防大オフェンスはスクリーンパスやPAなどを見せてくるが、3年DB#15近江(大阪府立天王寺)のナイスヒットや、LB#20劉のパスカットなどもあり、3 & out 。続く東大オフェンスは2年RB#49永坂(西大和学園)の6連続のダイブプレーでテンポ良く進めるが、またもハンドオフの部分でファンブルが発生。防大のディフェンスにリカバーされ攻守交替。防大のPAの成功もあり、レッドゾーンへの侵入を許すも、DB#19原や3年DL#9天摩(西大和学園)の執念のパシュートもあり、TDは許さない。4th downに追い込み、防大はFGを選択し、成功。さらに差を広げられる展開となる。(東大0-16防大)
一矢報いたい東大オフェンスだが、防大DBのロスタックルなどもあり3 & out、パントにより攻守交替。防大オフェンスのPAの成功もあり、テンポよく進まれていく中で、第3Q終了。(東大0-16防大)
【4Q】
流れを断ち切りたい東大ディフェンス。最初のプレーで、DB#19原が本日2回目のインターセプト!ビックプレーにより攻守交替となる。意地を見せたい東大オフェンスは4th downに追い込まれるも、ギャンブルを選択。ここでTE#83神田(泰)の魂のオープンのランにより1st downを獲得。さらにQB#12安田から3年WR#85藤原(西大和学園)へのロングパスがヒットして32ydのビッグゲインをし、レッドゾーンに侵入。ここでQB#12安田のQBキープが炸裂しTD!TFPは2点を選択するも失敗。(東大6-16防大)
続く東大ディフェンスは相手の反則もあり、3 & out。パントにより攻守交替。後がない東大オフェンスはWR#85藤原やTE#83神田(泰)のロングゲインによってテンポよく敵陣に侵入。反則もあり一時は後退するものの、4年WR#7鮎澤(聖光学院)の気迫のこもったランでセーフティのタックルを剥がし33ydのTD!TFPも成功しさらに点差を縮める。(東大13-16防大)
残り時間が少ない中で東大はオンサイドキックを選択。ここで防大がこぼした球をTE#82西田が確保して、攻撃権を獲得!ビックプレーにより東大は望みをつなぐ。なんとか逆転したい東大オフェンスはWR#7鮎澤のスーパーキャッチもあり敵陣に侵入。残り時間が減っていく中で、2年RB#39草場(聖光学院)のダイブや、QB#17萩野のスクランブルからのWR#7鮎澤へのパスなどでレッドゾーンに侵入。そして残り時間21秒。タイムアウトも使い切った中で、QB#17萩野から3年WR#86古屋(山梨県立甲府第一)へのTDパスが成功し、ついに逆転に成功!(東大20-16防大)
TE#82西田のキックオフにより、試合再開。最後の望みをかけ、防大オフェンスが投じたロングパスを4年DB#26松下
(聖光学院)がインターセプト!最後は3年QB#3田中(灘)のニールダウンにより試合終了。(東大20-16防大)
東京大学WARRIORSは最後まで粘り強く戦い、今シーズン初勝利を果たした。しかし、数多くの課題が露呈する結果となった。次戦は春シーズン最終戦となるが、秋シーズンに向けて彼らの意地を見せることはできるのか、より一層期待がかかる。