対 中央大学戦

日時 6月10日
場所 アミノバイタルフィールド
●東京大学 13 ―44  中央大学◯

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東京大 0 0 7 6 13
中央大 7 7 14 16 44

Game Report

毎年上昇カーブを描いてきたウォリアーズ。今年の目標は「リーグ制覇」。
今春は初戦の学習院大戦勝利(55-21)の後は京大(13-42)・関東学院大(25-34)・専修大(2-17)と3連敗を喫し、苦難の道を歩んできた2012戦士達。
今試合は春の集大成として臨む強豪中大。今春の悔しさを全てプレーの中で体現し、秋のシーズンに繋がるような「ハートのフットボール」を見せて欲しい。

【1Q】東大のキックオフで試合開始。
#18赤澤(4年)のキックは大きく伸びてタッチバックとなり、中大1stシリーズは自陣25ydから。
2回連続のパワープレーを3rd-2まで粘り、中央ランも好守備で止めるもギリギリでFD献上/自陣36ydへ。しかし、激しいパスラッシュを繰り出すDL#91柳澤太郎(4年)が好リアクションでパスカットし、続くパワープレーもDL#99岩城(3年)がナイスタックルでゲインを許さず3rd-10。しかし、QBがパスの構えから好判断でスクランブルし、FD獲得/ハーフラインへ。
ここで中大のオールジャパン級ツインエースRBの一人#29が中央のランからスクリーメージを抜けると緩急自在の巧みなランで独走TD。TFPも決まり0-7。(3:19)

#32藤田(3年)がタックラーを引き摺りながらの好キックオフリターン。
東大1stシリーズは自陣33ydから。
先発QBは#16山田一樹(3年)。主将RB#33大津(4年)が2回連続で中央を突いて3rd-4。QB#16山田がオプションキープで好走してFD/自陣47ydへ。2回連続パス失敗の後のフェイクパスも失敗するが、中大にパーソナルファウル。15yd前進して敵陣38ydでFD。
QB#16山田が好判断で9ydスクランブルし、RB#32藤田が中央を突いてFD/ゴール前25yd。QB#16山田の8yd決め打ちキープの後、RB#32藤田の中央ランは1ydに留まるも、QB#16山田がオプションキープでFD獲得/ゴール前14ydへ。苦しみながらも何とかドライブしてきた本シリーズ。何とかTDにつなげたい。
しかし、・・・パス失敗、オプションキープは中大に読まれ3ydロス、中央ランも3ydゲイン。結局、4th-10/FGトライ。 #18赤澤の31ydFGは綺麗な弾道を描くも、残念ながら失敗。

ピンチを逃れた中大2ndシリーズは自陣20ydから。
ツインエースRBの一人#33のパワフルな5ydオプションピッチに続いてショートパス成功。CB#25相澤(4年)がナイスタックルをかますも残念ながらFD献上/自陣32ydへ。

【2Q】#33のパワーラン、#29のカットバックランを織り交ぜた中大怒涛の攻撃の前に僅か5プレーで東大陣9ydまで攻め込まれる。
しかし、ここで東大ディフェンス陣が見事な粘り。#29のオフタックルランを1ydに仕留め、パスも失敗させる。しかも、中大のインターフェアで15yd罰退、2nd-24。#33のパワーランで11yd前進され3rd-13とされるも続くパス失敗。結局、4th-13/FGトライ。中大FGは失敗し、東大ディフェンス陣粘り勝ち。

自陣20ydからの東大2ndシリーズ。ピンチの後にチャンスあり・・・としたいところ。
RB#4長谷川(4年)のダイブで幸先良く5yd獲得するも、ドローは相手に読まれロス、フェイクパスも失敗。結局、4th-7/123パント。

#25相澤が中大リターナーがキャッチした瞬間に闘志溢れる鮮やかなハードタックルを浴びせて、中大3rdシリーズは自陣42ydから。
1stプレーで#29が中央からオープンへ抜けてFD獲得/東大陣48ydへ。#33の中央ランを4ydに仕留め、パスもWRが弾いて失敗。オプションピッチも辛うじて5ydゲインに留めて4th-1。
ランニングアタックに絶対の自信を持つ中大は迷うことなくギャンブル。中央を突くパワフル#33を東大フロント陣が渾身の力で押し返す。一瞬止まったかに見えたが、#33が執念のスピンでギリギリのFD獲得/東大陣37ydへ。 投じられたロングパスには成長著しいCB#40吉田亨(2年)がWRをピッタリマークして失敗させ、#29の中央ランもLB#20渡部翔太(3年)が何とか引きづり倒して3rd-2。
しかし、結局#33のパワーランの前にゴール前14ydまで侵攻を許してしまう。#29の6yd中央ランでゴール前8ydとされ、最後は#33がスイープでTD。前半残り4分で0-14。

早く1本TDを返したい東大の3rdシリーズは自陣29ydから。 しかし、中央ランは4yd、2回連続のパス失敗で、4th-4/123パント。あえなく攻撃権を放棄してしまう。

#91柳澤、#80上宮(3年)の好パントカバーと中大パーソナルファウルにより、中大4thシリーズは自陣25ydから。
DL#92青木(4年)の好ロスタックルもあり3rd-5まで粘るが、#33のオプションピッチで大きくゲインされ、自陣48ydへ。DL#92青木が激しいパスラッシュでQBサックし、2nd-14。
スクリーンパスにはCB#25相澤が反応良くキャリアーの足元にナイスタックルをかませ、何とか逃れた相手をギャングタックルで倒し、3rd-12。更にCB#25相澤の好パスカバーでパス失敗させ、4th-12/パントに追い込む。

残り時間50秒を切って手にした東大最後の攻撃だったが、3プレー行ったところで前半終了。

【3Q】中大のキックオフで後半開始。全くリターンできず、東大1stシリーズは陣地悪く自陣15ydから。
投じられたロングパスは惜しくも失敗。オプションピッチは僅か2yd、もう一度投じたロングパスも微妙な判定だったが惜しくも失敗。
結局4th-8/123パント。大事な最初の攻撃権をいともあっさりと明け渡してしまう。

しかもパントが高く上がり過ぎて距離が伸びず、中大1stシリーズは東大陣49ydと絶好の位置から。
中大は後半からQB、RB陣を若手に交代。中央のラン、オプションキープでFD獲得/東大陣37ydへ。ショートパスと中央ランで再度FD獲得/ゴール前23ydへ。DB#44倉鍵(4年)が後一歩でインターセプトとなる好パスカバーを魅せるも、2回連続のパワープレーにFD献上/ゴール前5ydへ。最後も中央ランで一発でTDを決められ、3本差となる0-21。(4:44)

非常にリズムの悪い東大。何とか巻き返しを図りたいところ。
しかし、・・・続くキックオフリターンでリターナーがハードタックルを浴びてボールをファンブル。これを中大に東大ゴール前4ydでリカバーされてしまう。
QBオープンランを6ydロスさせ、オプションピッチも好守備で1ydに仕留め、3rd-9。続くパスも失敗させるも、残念ながら東大DBにインターフェアの反則。ゴール前2ydで自動的にFDとなった後の1プレー目、ダイブでTD献上。あっという間に後半2本目のTDを奪われ、0-28。(6:11)

続くキックオフリターンも全く前進できる気配無く、東大2ndシリーズは今回も陣地悪く自陣17ydから
QB#16山田のオプションキープ、WR#80上宮へのブーツレッグパスにより、前半最初のシリーズ以降実に久しぶりにFD獲得/自陣34ydへ。何とか本シリーズをものにしたい。
QB#16山田がランフェイク後に投じたロングパス。中大DBを抜き去ったWR#80上宮へのどんぴしゃりのナイスパス。しっかりキャッチしたWR#80上宮がそのままチーム有数の快足を飛ばして一気にエンドゾーンへ。応援団全員の溜飲下がる実に気持ち良いTD。#18赤澤がしっかりとTFPを決めて7-28。(8:28)

続く東大のキックオフ。#18赤澤がコントロール良いオンサイドキックを蹴り、これを#13吉永(2年)がキャッチ。見事にオンサイドキック成功・・・と思いきや、残念ながらキック地点より10yd飛んでいないとの判定。結局、東大サイドの「不正なボールタッチ」の反則を取られ、中大が東大陣45ydから攻撃開始。
パス成功でゴール前28ydへ進まれるも、3回連続のランに粘りのディフェンスを魅せ4th-1。中央ランも良く止めるも、残念ながらFD献上/ゴール前16yd。

【4Q】中大ホールディングの反則で1st-15となった後のランプレー。中央を抜けたRBをタックルできずゴール前5yd。最後はスイープからインカットされてTD。4Q早々に4本差となる7-35。

#80上宮の好リターンで東大3rdシリーズは自陣33ydから。
RB#33大津の6ydドローで幸先良いスタートだったが、この後が続かず4th-2。ギャンブル選択するも、中央のランは前進できず攻守交代。

東大陣40ydからの中大4thシリーズ。
QBスプリントアウトランでゴール前26ydへ。3rd-2まで粘り、中央ランにはDL#91柳澤がスクリーメージを割って好ラッシュをかけるも 残念ながら2ndエフォートによりFD献上/ゴール前12yd。更にスイープでゴール前1yd。東大パスインターフェアでゴール前ギリギリまで進まれ、最後はフェイクパス成功/TD。TFPは失敗し7-41。(残り5:13)

東大4thシリーズは自陣23ydから。もう1本意地のTDを奪いたい。
WR#19久世(4年)へのパスがヒットし、自陣42ydへ。QB#16山田がハンドオフフェイクした後にQBキープで中央を抜けてロングラン。 敵陣35ydへ。ポストパスは惜しくも失敗するが、QB#16山田がドローからパワフルなランを魅せ、ゴール前22ydへ。
3rd-9となるもRB#4長谷川がダイブでナイスラン、ゴール前10ydへ。ブーツレッグからのパス失敗、RB#33大津の左オプションピッチはノーゲイン。迎えた3rd-10。今試合交代起用されているRB陣。
しかし、前プレーで走った主将RB#33大津は自らの意志でハドルに残る。大黒柱RB#33大津がTDしてくれそうな予感が漂う。
・・・期待に応えて、右オプションピッチから粘りの2nd・3rdエフォートで何とかエンドゾーンへ。思いを込めたRB#33大津の気迫の走りにより、嬉しい2本目のTD。TFPは正面から割って入った中大ラッシャーにブロックされ失敗するが、これで13-41。(残り2:51)

再度攻撃権獲得を狙ったオンサイドキックは残念ながら失敗。中大5thシリーズはハーフラインから。
中央からオープンへのランプレーで一気にゴール前29ydへ進まれるが、オプションピッチミスを東大ディフェンス陣がリカバーしてターンオーバー。

自陣31ydで攻撃権を手にした東大5thシリーズ。あわやインターセプトとなるロングパスの後、ノーバックから投じられたパスが乱れインターセプト。めまぐるしい展開で攻守交代。

残り時間2分を切って東大陣49ydで手にした中大最後の攻撃。
3rd-2まで粘るも怒涛の中央ランでFD献上/ゴール前32ydへ。ブリッツしたLB#45春木(3年)がパスをカット。オフタックルランも4ydに留めて3rd-6。
しかし、中央ランでFD/ゴール前20yd。スパイクして時間を止め、残り時間4秒/ゴール前11yd。最後のプレーはFGトライ。FG成功で13-44となったところで試合終了。

残念ながら今試合も攻守蹴全てに完敗を喫したウォリアーズ。
春の敗戦から何を得て、今後にどのように活かしていくのか。現時点では目標である「リーグ制覇」は「夢のまた夢」かもしれない。
しかし、いたずらに悲観したり、夢を諦めないで欲しい。春シーズンの各試合の中で一人一人が嫌と言う程感じた自分達の弱さを忘れることなく、、
悔しさ・不甲斐なさを秋に向けての成長の起爆剤にして精進して欲しい。毎年夏の練習・合宿を経て全く違うチームに生まれ変わり、秋には見違えるような躍進を果たしてきたウォリアーズ。そのDNAを受け継いだ2012戦士達なら必ずできると信じている。
今一度、今年のチームスローガンである「懸(かける)~Hold the Rope~」を思い出して欲しい。チーム一丸となって「アメフトに懸ける!」「今年に懸ける!」「その一瞬に懸ける!」、そして「~Hold the Rope~」は、自分の身を投げ出してでも仲間に懸けられる、そういう信頼関係を築こうという意図だったはず。
秋のリーグ戦初戦まで泣いても笑っても残り12週間。苦しんでもがきながら這い上がり、秋には「ハートのフットボール」なら他校には負けない「真の戦士達」になって欲しい。応援団一丸となって、どんな時でも、どんな状況になろうとも、力一杯の応援で戦士達の背中を一押ししたい。
2012戦士達、頑張れよ。