対 神奈川大学戦

日時  9月23日 14:00 Kick Off

場所 アミノバイタルフィールド

◯東京大学 27 ― 7 神奈川大学●

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東京大 7 7 0 13 27
神奈川大 7 0 0 0 7

Game Report

初戦一橋大戦では夏の成長を体現して見事な勝利を収めたウォリアーズ。
前半の山場の試合として臨んだ第2戦立教大戦では多くのミスと反則で自滅してしまったウォリアーズ。
再起を賭けた今シーズンの命運を握る戦いであり、2012ウォリアーズの真価が問われる大一番。横殴りの激しい雨が降りしきるアミノバイタルで2012戦士達の意地と尊厳を賭けた戦いが始まった。

【1Q】東大#18赤澤(4年)のキックオフで試合開始。好キックオフカバーにより神大1stシリーズは自陣23ydから。
1stプレーでRBに中央突破され、いきなり15ydのゲイン。その後も神大のHO、パワープレー系のランが全く止まらない。僅か6プレーでゴール前2ydまで侵攻を許すと、最後も中央を押し切られて先制のTD献上。開始早々3分も経たずに0-7。(2:43)

#7今井(4年)の好リターンにより東大1stシリーズは自陣35ydから。
先発QBは公式戦初先発の#14佐藤雅仁(3年)。一橋大戦で途中出場し、落ち着いたクオーターバッキングで実力の片鱗を魅せてくれた男。大事な今ゲーム、彼なら必ずやってくれるはず。
1stプレーのパスで神大のインターフェア。FD更新/15yd前進してハーフラインへ。
主将RB#33大津(4年)が中央を突いて7ydの好走。QB#14佐藤のOPキープは2yd/3rd-1となるも、RB#4長谷川(4年)のダイブでFD/敵陣38ydへ。スナップが乱れるもQB#14佐藤は落ち着いてボールを拾い、副将WR#19久世(4年)への12ydパスヒット。ゴール前26yd、さあ一気にTDを奪いたい。
RB#33大津がOPピッチでナイスラン/2nd-インチ。しかし、続くOPピッチは5ydロス、更にディレーオブザゲームの反則で5ydロス。 3rd-10に追い込まれるが、今日の東大オフェンス陣はミスを引き摺らない。
QB#19佐藤からパスアタックの大黒柱WR#19久世へパス。WR#19久世は190cmの長身でジャンプ一番スーパーキャッチ/ゴール前11ydへ。1stプレーでハンドオフを受けたRB#33大津が2nd・3rdエフォートで力強くエンドゾーンへ駆け抜ける。最初の神大TDシリーズのショックを払拭する東大オフェンスの真髄を魅せた嬉しいTD!信頼感抜群の#18赤澤のTFPは勿論決まり、7-7の同点。(7:27)

好キックオフカバーにより、神大2ndシリーズは自陣29ydから。
しかし、神大のランが止まらない。FDを2回更新され、僅か4プレーで東大陣43ydへ侵攻を許す。今シリーズも神大に思う存分にドライブされてしまうのか。
しかし、2nd-6の中央ランに本格派DL#63鈴木(3年)が見事な2ydロスタックル。神大ランプレーの蹂躙に歯止めをかけるDL#63鈴木の値千金の見事なプレー。3rd-8のロングパスは今季初先発のCB#40吉田亨(2年)の好カバーで失敗。若手ディフェンダー達の踏ん張りで4th-8/パントに追い込む。

#89中村(3年)のナイスラッシュでパンターにプレッシャーを与え、失敗パント。東大2ndシリーズは自陣24ydから開始。QB#14佐藤が6yd・11ydと2回連続のキープで自陣41ydへ。

【2Q】しかし、今シリーズはこの後が続かない。3回連続でランを繰り出すも4th-7/パントで攻撃権を明け渡す。

オフェンスが苦しい時にキッキングで支えてくれる#18赤澤。ナイスパントにより、神大3rdシリーズは自陣23ydから。
1stプレーでRBにHOからオープンへ走られFD献上/自陣39ydへ。再び神大ランプレーの餌食にされてしまうのか。
しかし、アジャストしてきた東大ディフェンス陣。4ydランの後、強力ヒットのLB#47清水陽大(2年)がナイスタックルでゲインを許さず3rd-6。ここで神大は初のQBラン。カウンタ-でオープンを走られ一瞬ヒヤッとしたが、何とかFDを与えずにタックル。
しかも、神大側にホールディングの反則/10yd罰退。3rd-15のパスは今回もCB#40吉田亨がナイスカバーで失敗。粘り強い東大ディフェンス陣が4th-15/パントに追い込む。

更に#80上宮(3年)のスピードを活かした14ydパントリターンが東大の勢いに弾みをつける。東大3rdシリーズは自陣46ydと絶好のポジションから。
まずは抜群のクイックネスとスピードを持つWR#7今井(4年)がジェットスイープで8yd獲得。フォルススタートの反則で2nd-7となるも、自らの走りも魅力のQB#14佐藤がドローで好走。FD獲得/敵陣41ydへ。
更にRB#33大津とQB#14佐藤が連続で好走、一気にゴール前20ydへ。絶好の得点チャンス。一気にTDを奪いたい。期待に応えて安定感抜群のRB#4長谷川が中央突破で見事な17ydラン/ゴール前3yd。
最後はRB#33大津がスクリーメージを割ったディフェンダーにロスタックルを食らいそうになりながら、気迫でタックルを振り切り、更に2人目のタックルを外して今試合2本目のTD。主将として2012ウォリアーズを牽引する#33大津の執念のプレー。#18赤澤のTFPも成功し、14-7。(7:06)
リズムの良いナイスTDドライブ!

続くキックオフでは#44倉鍵(4年)と#99岩城(3年)がナイスタックル。神大4thシリーズは自陣32ydから。
自信をつけてきた東大ディフェンス陣が今回もきっちり守り切る。中央ランで4ydゲインされた後、ブリッツしたLB#44倉鍵が見事なQBサック。大きくロスさせ、3rd-17。更にパスも失敗させて4th-17/123パントに追い込む。

#80上宮が今回もナイスリターン。東大4thシリーズは今回も自陣43ydと好ポジションから。
残り時間3分、相手を突き放す絶好のチャンス。RB#33大津が緩急自在の8yラン、14ydランの好走を連発/敵陣35ydへ。更にRB#33大津が中央を突いて好走・・・と思いきや東大側にホールディングの反則。今まで何回ホールディングの反則で好機を逃し、自らの首を絞めてきたことか!
しかし、1st-19と苦しい状況の中でもミスを引き摺らないのが今試合のオフェンス陣。QB#14佐藤がブーツレッグからWR#19久世へナイスパスをヒット/13ydゲイン。2nd-6とするも続く2回連続のランでゲインできず、4th-7/残り時間21秒。FGトライで3点を狙いに行くが、激しい雨で足元がぬかるむ中での高難度の49ydFG。残念ながら失敗し、攻撃権を明け渡す。

残り時間16秒での神大最後の攻撃は自陣32ydから。QBキープでオープンを30yd独走され、東大陣38ydまで侵攻を許すも、続くパス失敗で前半終了。

【3Q】神大キックオフで試合開始。
リターンをケアしたゴロキックを#7今井がタックルを外して気迫のナイスリターン。「勝ちたい!少しでも前進したい!」という気持ちが伝わるナイスプレー。東大1stシリーズは自陣43ydと好ポジションから。
しかし残念ながらパス失敗、OPピッチは4ydロス、ダイブで5ydゲインするも4th-9/123パント。

オフェンスの不調をパントで挽回してくれる#18赤澤。ナイスパントにより神大1stシリーズは自陣23ydから。
中央のランは2ydに仕留め、フェイクパスも失敗させて3rd-8。更にパス失敗で123パントと思いきや、東大側にインターフェアの反則で15yd罰退。神大は自陣40ydでFD獲得。
副将DL#91柳澤太郎(4年)の闘志溢れる5ydロスタックルで2nd-15とするも、OPキープで8ydゲインされ、3rd-7。パス成功を許してFD献上/東大陣45ydへ。
嫌な流れとなったが、東大ディフェンス陣が今シリーズも良く粘る。ロングパス失敗、アウトサイドHOは4ydに留め、HOフェイクのポストパスも失敗。何とか4th-6/パントに追い込む。

しかし、東大2ndシリーズは自陣ゴール前9ydと非常に厳しいポジションから。しかも、1stプレーのOPキープでファンブルロスト/ターンオーバー。

ゴール前8ydと絶好のチャンスを手にした神大2ndシリーズ。ディフェンス陣、何とか最大のピンチを凌いで欲しい。
1stプレーのアウトサイドHOはLB#44倉鍵が執念のタックルでノーゲイン。フェイクパス失敗で3rd-8。続くランプレーにもLB#44倉鍵が目の覚めるような鮮やかなロスタックル。しかも、神大にパーソナルファウルの反則。
何と4th-26まで追い込み、神大は東大陣26ydまで後退。FGトライを余儀なくされた神大はFGも失敗。東大ディフェンス陣、本当にお見事!
再三に渡って魂の入ったプレーを連発しピンチを救ってくれたLB#44倉鍵。どれだけチーム全体が勇気づけられ鼓舞されたことか。心からの感謝の気持ちを伝えたい。本当にありがとう。

ディフェンス陣の頑張りに応えたいオフェンス陣。
しかし、・・・自陣26ydからの3rdシリーズは4th-10/123パント。

14-7のまま膠着した息苦しい展開。神大3rdシリーズは自陣43ydと好位置から。
1回FDを与え東大陣42ydまで侵攻を許す。何とかここも止めて欲しい。中央ランはナイスディフェンスで2yd、フェイクパスは失敗で3rd-8。OPフェイクのポストパスはCB#40吉田亨の好カバーで失敗。何とか4th-8/パントに追い込む。今試合大活躍の2年生#40吉田。東大DB陣の次代の核として益々頑張って欲しい。

東大4thシリーズは自陣ゴール前9ydと苦しいフィールドポジションが続く。
この日絶好調の大黒柱RB#33大津の2回連続のキャリーで自陣25ydまで挽回。さあ、今シリーズこそは追加点を狙いたい。
しかし、・・・残念ながら1stプレーのリバースでハードタックルによりファンブル。大きく後ろに弾き飛ばされたボールを東大側が必死にリカバーするも、ゴール前4yd/2nd-31。更にOPキープは2ydロスでゴール前2yd。

【4Q】この位置ではまともなパントを蹴るのも難しい。何とかゴール前を脱出したい。QB#16山田一樹(3年)がパワフルなランを魅せ、7ydゲインで何とかゴール前脱出。
しかし、それでも自陣9ydからのパント。東大応援団全員が祈るような気持ちで#18赤澤のパントを見守る。
#18赤澤の右足から蹴り出されたパントは伸びに伸び、起死回生の見事な見事な63ydパント。この緊迫した局面でも動じることなく持てる実力をフルに発揮した#18赤澤。「努力と練習は裏切らない」、この言葉がふさわしいファインプレーであった。

東大は大きく陣地を挽回して神大4thシリーズは自陣28ydから。
しかし、・・・3回連続のランでギリギリFD献上/自陣39ydへ。DL#99岩城のナイスタックルで1stプレーは止めるも、OPピッチでFDを許し、ハーフラインへ。更にパス成功で3回目のFD/東大陣36ydへ。
今度こそ同点のTDを奪われてしまうのか?
しかし、東大ディフェンス陣の気持ちは切れない。フェイクパス失敗の後のランプレーはDL#99岩城、DL#92青木(4年)、LB#11玉田(3年)のギャングタックルでノーゲイン。これで3rd-10。QBのオープンランで6ydゲインを許し、4th-4。ここを止められるかどうか、次のプレーが命運を握る。
コールされたフェイクパス。DBパート長のSF#25相澤(4年)が鋭く反応して見事にインターセプト。

窮地を脱した東大。ピンチの後にチャンスありとしたいところ。5thシリーズは自陣24ydから。
コールされた1stプレーはRB#33大津の左カウンターラン。密集の中で何度もタックルを受けながらも全て振り切り、体勢を立て直してオープンを疾走。東大応援団総立ちの中で何とそのままエンドゾーンへ。 主将としてRBとして苦しみながらも頑張ってきた#33大津の見事な見事な76ydTDラン。見ているものを唸らせる素晴らしいランであった。TFPはスナップが乱れ失敗するも、残り時間6分弱で20-7と点差を広げる。

続くキックオフでは#89中村が気迫溢れるナイスタックルでリターナーを沈める。神大5thシリーズは自陣24ydから。
モメンタムを完全につかんだ東大。
1stプレーのOPピッチでSF#25相澤が見事にファンブルリカバー。この試合2つ目のターンオーバーを演じたSF#25相澤。元来の高いポテンシャルに4年生の意地とウォリアーズ魂が加わり、ファインプレー連発。残り4試合、進化を続けて東大DB陣の真骨頂を思う存分魅せてくれると信じている。

敵陣18ydと絶好の位置で攻撃権を手にした東大6thシリーズ。
まずはRB#32藤田(3年)がパワープレーでナイスラン/ゴール前9ydへ。最後はQB#16山田がOPキープ。ほぼ勝敗を決定づける嬉しい9ydTDラン。
#18赤澤のTFPも決まり、残り時間5分で27-7。

続くキックオフでは#32藤田が鋭い突っ込みでリターナーを一撃必殺タックル。神大6thシリーズは自陣ゴール前15ydから。
2回FDを与え自陣45ydまで前進を許すも、CB#3植谷(3年)の好パスカバー・カットもあり、4thギャンブルのパスも失敗させて攻守交代。

残り時間1分半で手にした東大最後の攻撃はFD更新できず、4th-6/123パント。#18赤澤の安定したパントでタッチバックとし、神大が1プレー行ったところで試合終了。

こうして苦しみながらも最後まで仲間を信じ勝利を信じて粘り強く戦い、今季2勝目を挙げたウォリアーズ。この勝利が単なる1勝に終わることなく、今季大躍進のきっかけになって欲しい。
次節は10月6日の上智大戦。今試合で得たものを更に進化していけば、自ずと結果はついてくるはず。
2012戦士達、頑張れよ!