対 拓殖大学戦

日時  10月 9日 16:00 Kick Off

場所 アミノバイタルフィールド

◯東京大学 41 ― 28 拓殖大学●

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東京大 14 17 7 3 41
拓殖大 14 7 7 0 28

Game Report

苦しみながらも10年ぶりの開幕3連勝を飾り、一回り大きくなったウォリアーズ。
穏やかな陽気のアミノバイタルでの第4戦の相手は拓殖大。目標であるブロック優勝を果たすためには絶対に負けられない一戦。内容の充実した戦いをして強豪との後半戦に向けて弾みをつけたい。

【1Q】拓大キックオフで試合開始。
自陣8ydでボールをキャッチした#23大津(3年)。ブロッカーが見事に切り開いた穴に突進して一線を抜けると、快足を飛ばしてそのままエンドゾーンへ。何といきなり92ydキックオフリターンTDのビッグプレー。#89三上のTFPも決まり7-0。(0:16)

拓大1stシリーズは自陣41ydから。
拓大ホールディングの反則で1st-20となるも、POTからのオープンランにタックルミスが相次ぎFD献上/東大陣42ydへ2回の中央ランに耐え3rd-1とするも、ブラストでFDを奪われゴール前26yd。
3rd-インチまで粘るも、最後はTBにPOTからオープンへ走られてTD。これで7-7の同点。(5:03)

東大1stシリーズは自陣31ydから。
先発QBは副将#9高木万海(4年)。#23大津(3年)のオプションピッチで6ydゲインした後のプレー。オプションピッチしようとした瞬間に背後からタックルされてピッチが乱れ、ファンブルボールを拓大がリカバーし、攻守交代。

東大陣32ydで絶好のチャンスを手にした拓大。
スイープは逆サイドから突進した副将DE#20小河(4年)が見事にロスタックルを決めて2nd-17。続く2プレーもしっかり抑えて4th-12とし、拓大はパント体型。
ホッと胸を撫で下ろすも、あろうことか東大に交代違反の反則があり、5yd罰退。これで4th-7となり、拓大はタイムアウトを取ってギャンブル。結局ショットガンからのミドルパスをスーパーキャッチされてゴール前3ydへ。TBが中央を駆け抜けて逆転のTDを許し、7-14。(8:26)

何とも嫌な展開で予想外の逆転を許してしまった東大2ndシリーズは自陣32ydから。本来の落ち着きを取り戻したいところ。
しかし、中央ランは2ydロス、2回連続のパスは失敗して4th-12/123パント。

自陣44ydからの拓大3rdシリーズ。
ここは東大ディフェンス陣がしっかりと抑え、4th-15/123パント。

自陣31ydからの東大3rdシリーズ。
1stプレーは伝家の宝刀オプションプレー。QBハードで守る拓大ディフェンス陣。QB#9高木からのオプションピッチを受けたエースRB#23大津。WR陣の献身的なブロックも決まり、RB#23大津はそのままライン際を疾走。ぐんぐん加速してそのままエンドゾーンへ。
「これぞオプション」ともいうべき見事な69ydの一発TDランのビッグプレー。#89三上のTFPも勿論決まって14-14の同点。(1Q残り0:23)

【2Q】続くキックオフでは#38奥隅(4年)が好タックル。拓大4thシリーズは自陣34ydから。
POTを3ydに留め、更に同じプレーではディフェンスの要LB#45山田(4年)の果敢なタックルでショートゲインに仕留める。拓大のチョップブロックの反則で15yd罰退して2nd-22。しかし、拓大TBにPOTからオープンを走られて大きくゲインされ3rd-2。
再び嫌なムードが漂うが拓大はハンドオフミスでファンブル。自らリカバーするも4th-3/123パント。

パントが超ロングパントとなり、東大4thシリーズは自陣11ydから。
2回連続の#23大津のランでFD更新し、自陣26ydへ脱出。しかし、結局4th-1/パント。

膠着しかけた状況の中での拓大5thシリーズ。LB#38奥隅の好守備で2nd-8とした後の中央ラン。東大ディフェンス陣がボールを掻き出して、頭上にふわりと上がったボールをLB#1徳田(4年)がしっかりキャッチして攻撃権奪取。

ディフェンス陣にもらった絶好のチャンス。東大5thシリーズは敵陣45ydから。
FD更新して敵陣32ydまで進んだ後の1stプレー。Iフォーメーションからダイブフェイクのロングパス。QB#9高木が投じたパスを拓大DBを振り切ったWR#84小松(4年)が見事にキャッチしてそのままTD。
投げも投げたり、捕りも捕ったりのビッグプレーで嬉しい逆転。ランニングアタック中心の東大オフェンス故に、普段は献身的なオープンブロックで貢献しているWR#84小松。ストイックな練習によって蓄えた実力を見事に見事に実らせたプレー。まさにウォリアーズファン冥利に尽きる本当に嬉しいプレーであった。#89三上のTFPも決まり、これで21-14。(6:57)

続くキックオフでは#47春木(2年)がナイスタックル。拓大6thシリーズは自陣37ydから。
ランプレーでFD更新されて東大陣43ydまで進まれるも、LB#45山田が好守備で2nd-9とし、更にハンドオフミスでファンブルしたボールをDT#43井上(4年)が見事にリカバー。

2回連続のターンオーバー。一気に畳みかけたい東大オフェンスの6thシリーズは自陣43ydから。
WR#27久世(3年)、WR#84小松のナイスブロックで空いた走路をRB#23大津がオプションピッチで好走して敵陣45ydへ。
QB#15高木勇海(3年)からのオプションピッチを受けたエースRB#23大津。またもや早い、強い、緩急自在の三拍子揃ったビッグラン。オープンをまくり、インサイドへカットしてそのまま長躯45yd疾走してTD。#89三上のTFPも決まり、28-14と初めて2本差。(残り2:13)

キックオフをかなりリターンされ、拓大7thシリーズは自陣41ydから。
何とかこのまま2本差で前半を終了させたい。中央ランを2ydに留めるも、QBのスプリントアウトランにFD献上/東大陣46yd。更にパス成功で東大陣35ydへ。2nd-11とし、続くパスプレーでは激しいラッシュでQBサック手前まで追い詰めるも、アスリートQBの個人技にタックルミスが相次ぎ、ゴール前5ydまでスクランブル。
残り時間42秒、何とかTDは阻止したい。しかし、ブラストを1ydゲインに仕留めるも、オプションピッチでTDを許してしまう。

残り時間36秒で28-21。東大最後の攻撃は自陣36ydから。
何とかFG圏内まで進んで、名手#89三上のFGで点差を広げたい。#23大津の6ydオプションピッチの後、ハンドオフを受けたWR#80上宮(2年)が自慢の脚力を活かして13ydのオープンラン。敵陣45ydへ。
更にQB#9高木からWR#27久世への21ydパスが見事にヒット。残り時間5秒でゴール前21ydへ。
ラストプレーはFGトライ。今季全てのFGを成功させている#89三上が蹴ったボールは美しい弧を描いてバーの間に吸い込まれ、見事に41ydFG成功。値千金のFGにより、31-21で前半終了。

【3Q】東大キックオフで後半開始。カバー甘く大きくリターンされてしまい、拓大1stシリーズは自陣46ydから。
1stプレーは一発TDを狙ったブラストフェイクのロングパス。東大DBを抜き去ってフリーになったWRにパスがヒットし、そのままTD。後半開始19秒で31-28の3点差まで追い詰められる。

ノーガードの殴り合いの様相を呈してきたゲーム。殴られたら殴り返すだけ。#23大津の好リターンにより、東大1stシリーズは自陣43ydから。
2回のQBキープでFD更新できず3rd-2となるも、今度もエースRB#23大津が超ビッグプレー。QB#15高木勇海からのオプションピッチを受けたエースRB#23大津。ライン際を疾走し、タックルを振りほどいて中央へカットインし、まさに爆走。観客を唸らせる長躯49ydのTDラン。#18赤澤のTFPも決まり、38-28。(1:52)
RBとして257yd、リターナーとして123yd、合計4TDを挙げた超人大津の活躍により、再度10点差まで点差を広げる。

拓大2ndシリーズは自陣39ydから。
3rd-6まで追い詰めるも、スイープから独走を許してしまい、何とそのままTD。・・・と思いきや、グランドにはイエローフラッグ。ラッキーな拓大ホールディングの反則で3rd-20。
九死に一生を得てホッとするも、スクリーンパスでロングゲインを許し、4th-インチ。QBスニークでFD更新/東大陣48ydへ。更に3回のランで再びFD更新されて、東大陣31ydへ。
しかし、ここで東大ディフェンス陣が良く踏ん張る。ブラストをノーゲイン、スクリーンは5ydロスとして、更にパス失敗。4th-15/パントと何とか拓大猛攻を断ち切る。

パントがタッチバックとなり、東大2ndシリーズは自陣20ydから。
東大フォルススタートの反則もあり3rd-7となるも、RB#23大津のオプションピッチでFD更新/自陣36ydへ。
更にQB#9高木からWR#27久世への15ydフックパスが見事にヒットし、敵陣46yd。3rd-10の肝の場面でWR#80上宮の献身的なブロックにも支えられ、RB#23大津が今度もオプションピッチでFD更新/ゴール前33ydへ。更にRB#4長谷川(3年)もオプションピッチで快走。ゴール前21ydへ。

【4Q】2nd-9でのQB#15高木のドローフェイクパスは失敗するも、イエローフラッグ2枚。1枚は東大の反則(無資格レシーバーのダウンフィールドへの侵入)。もう1枚は拓大の反則(ライブプレー時のラフィングザパッサー)。
反則が相殺された後の再プレーでRB#23大津がハンドオフスイープからゴール前10ydへ。何とかここでもう1本TDが欲しい東大。しかし、4th-15となり、結局FGトライ。今回も#89三上が冷静に32ysFGを成功させ、41-28。(1:12)

微妙な13点差での拓大3rdシリーズは自陣43ydから。ランフェイクのロングパスはDB#3植谷(2年)がWRをナイスカバー。競り合いながらも見事にカット。
更にパス失敗で3rd-10とするも、ブリッツをかわしたQBのスクランブルで東大陣44ydへ。拓大フォルススタートの反則で1st-15、2回連続のパワープレーもしっかり守って3rd-9。しかし、この勝負どころでミドルアウトパスを通されてゴール前26ydへ。
LB#38奥隅の好タックルでダイブを2ydロスさせ、QBキープも4ydに留めて3rd-8。スクランブルで7ydゲインされて4th-1。今度もQBスニークでFD献上/ゴール前15ydへ。(残り時間4:45)
ショートパス成功で2nd-3となるも、QBのブーツレッグランは2ydに留めて3rd-1。ここでブリッツしたスピードスターLB#1徳田(4年)が鮮やかなロスタックルを食らわせて4th-3。
何とかTDだけは阻止したい東大ディフェンス。東大応援団全員が「止めろ」と叫ぶ中でのオプションフェイクパス。WRがフリーになり絶体絶命と思いきや、コントロール乱れてパス失敗。

残り時間2分半、東大最後の攻撃は自陣8ydから。
FD更新して時間消費したい東大。RB#46田代(4年)の4ydダイブ、RB#4長谷川の4ydオプションピッチで3rd-2。
QB#9高木のスニークでFD更新を狙うも、ギリギリで届かない。結局パントとなり、残り時間41秒で攻撃権を手放してしまう。

東大陣37ydからの拓大オフェンス。
1stプレーはロングパス。ラッキーにもWRの足元が乱れ失敗するも、キャッチしていたらTDとなる冷や汗もの。
続くパスでは東大のラッシュ厳しく、最後はLB#45山田が仕留めて3rd-13。残り時間22秒、最後のタイムアウトを取った拓大は当然ロングパス。またもや冷や汗ものだったが、パス失敗して4th-13/残り15秒。
拓大の闘志凄まじく、東大ラッシュをかいくぐり、ミドルパス成功/ゴール前12ydへ。スパイクして時間を止めた後のラストプレー。DB#3植谷が見事にインターセプトしたところで試合終了。

こうして苦しみながらも厳しい戦いを制し、開幕4連勝を果たしたウォリアーズ。
早くも3年連続の勝ち越しとAクラス入りを確定させたウォリアーズ。
しかし、目標はあくまでもブロック優勝・関東制覇。いよいよ、次節からは法大・中大・慶大との強豪相手の3連戦。過去2年間と同じく4勝3敗で終わり「一部中堅」のまま終わるのか、それとも「真の強豪チーム」の一角に食い込むのか、全ては残り1ヶ月の成長次第。
2011戦士達の意地と尊厳と真価を賭けて、残り1ヶ月に1年間の全てをぶつけて欲しい。