対 慶應義塾大学戦

日時  9月23日 17:15 Kick Off

場所 アミノバイタルフィールド

●東京大学 23 ― 27 慶應大学◯

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東京大 7 10 0 6 23
慶應大 0 7 7 13 27

Game Report

開幕戦の明大戦で互角の勝負をしながら、最後までモメンタムをつかむことができず、痛恨の惜敗を喫してしまったウォリアーズ。
第二戦の相手は昨年同様に慶応大学。一昨年はブロック2位、昨年はブロック優勝で2年連続関東選手権決勝に駒を進めてきた強豪チーム。昨年は20-37で完敗したが、何としても雪辱を果たすと共に、優勝戦線に踏み止まる為にも絶対に負けられない重要な試合。ウォリアーズの全てを賭けた戦いが始まった。

【1Q】慶大のキックオフにより試合開始。
リターナー#19森田(3年)の好リターンにより、東大1stシリーズはハーフライン近く自陣49ydから開始。 3回のランでFD獲得ならず4th-2となるが、パント体型からパンターに入ったQB#8長尾(4年)がオープンを走ってFD獲得。東大は開始早々のギャンブル成功。その後、3rd-5をQB#8長尾からWR#19森田への18ydパス、3rd-9をQB#8長尾の13ydランで乗り切り、ゴール前3ydへ。最後はQB#8長尾自らオプションキープでエンドゾーンへ飛び込み、東大は先制のTD。(11プレー/51ydドライブ)#3高橋(4年)のTFPも決まり、7-0。(5:55)

慶大1stシリーズは自陣35ydから開始。
一昨年慶応義塾高が全国制覇を果たした時のQB#5青樹(2年)が先発。1stプレーでショットガン体型からのオプションキープがロングゲインとなり、一気にゴール前11ydへ進まれる。しかし東大守備陣が良く踏ん張り、2回のランで5ydしか前進を許さず、3rd-5に追い込んだ後のパスをLB#45奥茂がナイスカット。4th-5となった慶大はFGトライするも失敗し、東大はピンチを凌ぐ。

自陣20ydからの東大2ndシリーズ。
3rd-10でQB#8長尾からWR#19森田への見事な24ydパスが成功。続いて、WR#89岡山(3年)がリバースプレーで好走し、一気に敵陣37ydへ。更にRB#4白山(4年)のオプションピッチでFDを獲得し、ゴール前24ydへ。しかし、2回のランで4ydしか前進できず、パスも失敗し、東大はFGトライ。

【2Q】#高橋が37ydのFGを見事に決めて、10-0と慶大を突き放す。(0:08)

慶大2ndシリーズは自陣30ydから開始。 1stシリーズと同じQBオプションキープでFD獲得され東大陣44ydへ進まれるが、次の中央ランを2ydゲインに留め2nd-8とした後、QBオプションキープに東大守備陣がハードタックルを浴びせ、慶大QBがボールをファンブル。

LB#92中野(4年)がナイスリカバーし、敵陣44ydまでリターン。 モメンタムは完全に東大へ。
このチャンスを活かして一気に畳み掛けたいところだが、2回のパスは失敗、QBキープはノーゲインとなり、結局4th-10となりパント。

#8長尾の良くコントロールされたパントにより、慶大3rdシリーズは自陣2ydから。 オプションキープ・ギブでFDを2回重ねられ、自陣36ydまで陣地を回復されるが、東大守備陣が良く踏ん張って3rd-3に追い込み、ここまでの慶大キープレーのQBキープにもディフェンスコールが大当たり。LB#92中野のロスタックルにより、4th-7としてパントに追い込む。

東大4thシリーズは自陣30ydから開始。RB#4白山の好オプションピッチランにより自陣43ydでFD獲得。キャッチしたらあわやTDとなるフェイクパスが失敗した後の2nd-10で、ビッグプレー炸裂。
ショットガン体型からQBドローを試みた#8長尾は、慶大守備陣を突破できないと判断すると左→右→左と慶大ラッシャー陣をかわしてスクランブル。最後は大きく右へ旋回し、OLの好ブロックにも支えられ、エンドゾーンまで快足を飛ばして一気に駆け抜け、長躯57ydのTDラン。東大史上有数のアスリートQBである#8長尾の個人技で獲得したTDであった。#3高橋のTFPも決まり、17-0と完全に慶大を突き放す。(残り時間3:54)

慶大4thシリーズは自陣25ydから。
QBは4年生#13に交代し、慶大攻撃も息を吹き返す。中央のオプションギブがテンポ良く連続してロングゲインを生み、僅か3プレーで一気に東大陣42ydへ。更にQBキープでFDを獲得されゴール前30ydへ。(残り時間1:47)
ここまでゲインされても得点を許していない粘り強い東大守備陣。2回のランを3rd-1に追い込み、更にあわやQBサック寸前までラッシュするも、結局パス成功を許してゴール前12ydへ。最後はオプションピッチでTDを決められてしまう。(8プレー/75ydドライブ)TFPも決められ、17-7。(残り時間42秒)

再度攻撃権獲得を狙った慶大オンサイドキックは失敗し、東大が1シリーズ攻撃を行ったところで前半終了。

【3Q】東大キックオフで後半開始。
#2刀田の好タックルにより、慶大1stシリーズは自陣35ydから開始。前半最後のシリーズで威力発揮したオプションギブを止められず、39ydゲインを許し、一気にゴール前23ydまで侵攻され、更に同プレーで13ydゲインを許してゴール前10ydへ。何とか3rd-1/ゴール前2ydまで凌ぐも、最後はRBに中央ダイブされ後半開始早々にTDを許してしまう。(6プレー/65ydドライブ)TFPも決められ、17-14。(2:19)

何とか突き放したい東大1stシリーズは自陣24ydから。 2回連続で3rdダウンに追込まれるが、最初の3rd-2はQB#8長尾のオプションキープで、次の3rd-17は慶大パーソナルファウルでFDを獲得して自陣49ydまで何とか前進。次も3rd-5となるが、QB#8長尾の決め打ちランで大きく前進し、敵陣30ydへ。しかし、2回のランプレーは全く前進できず、しかも手痛い反則で15yd罰退して3rd-24。パスも失敗し結局パント。#8長尾のパントは良くコントロールされ、ゴール前ギリギリで押さえるべきところ、東大カバーチームのミスでボールはエンドゾーンへ。

慶大2ndシリーズは自陣20ydから開始。 3rd-8に追い込んだ後のロングパスもDBのナイスカットで失敗させ、安堵したのも束の間。グランドには反則を告げるイエローフラッグ。東大DB(ボールカットした選手とは別)のパスインターフェアにより、慶大は自動的にFD獲得。
これで息を吹き返した慶大攻撃。4回連続の中央オプションギブで3回FDを重ねられ、ゴール前20ydへ。更に2回のオプションギブで8yd前進を許すも、3rd-2のパスは失敗し、4th-2。

【4Q】慶大はFGトライを選択。29ydFGは成功し、17-17と同点に追いつかれる。(0:13)

未だ未だ勝負はここから。逆転を狙った東大2ndシリーズは自陣20ydから。RB#4白山の18ydオプションピッチでFDを獲得し、自陣41ydへ。4th-インチのピンチもRB#4白山の好オプションピッチランで乗り切り、一気に敵陣38ydへ進む。しかし、手痛いパーソナルファウル(ビローザウェスト)で15yd罰退し1st-25。2nd-20まで挽回するも、続くQBキープで慶大ハードタックルによりファンブル。慶大守備陣にリカバーされ、痛恨の攻撃権交代。

自陣46ydと絶好のポジションで攻撃権獲得した慶大3rdシリーズ。 1回FDを獲得され東大陣41ydまで攻められるが、闘志衰えない東大守備陣が奮起。3回のランプレーに6ydしか前進を許さず、4th-4。慶大は当然FGトライを選択するも、成功する可能性の極めて少ない52ydロングFG。しかし、敵ながら天晴れ、見事にFGは成功。17-20と東大はこの試合初めて逆転を許してしまう。(残り時間4分半)

何とか再逆転を図りたい東大。続くKORでの反則(背後からの不正なブロック)により10yd罰退し、自陣10ydとポジション悪く追撃開始。徹底的にマークされているQB#8長尾のキープは2ydしか前進できず、2nd-8。 しかし、次プレーで起死回生のビッグプレー炸裂。オプションピッチを受けたRB#4白山が好ダウンフィールドブロックにも助けられ、長躯81ydのロングゲインを演じて、一気にゴール前4ydへ。2プレー目にQB#8長尾がオプションキープでエンドゾーンへ走り抜け、東大は嬉しい再逆転のTD。ディレーオブザゲームの反則で5yd罰退した後のTFPは残念ながら失敗。東大は残り時間2分半で23-20と再逆転するも、FG1本で同点となる微妙な点差。

最後の慶大攻撃は自陣35ydから。勢いづいた東大守備陣はランプレーに前進を許さず、パスも失敗させ、3rd-10に追い込み、続くロングパスも失敗。応援席の誰もが東大の勝利を確信して安堵した瞬間、無常にもグランドには反則を告げるイエローフラッグ。
またもや不必要なパスインターフェアであり、慶大はハーフラインで自動的にFD獲得。その後、19ydパス成功でゴール前30ydとFG圏内へ。慶大ホールディングの反則で2nd-12となるも続くパスは成功。更に闘志余った東大ラッシャーのラフィングザパッサーの反則でゴール前5ydと絶体絶命のピンチ。
2ydダイブでゴール前3yd。最後はオープンランでエンドゾーンに駈け抜けられ、終了間際のラスト29秒に再逆転のTD。TFPもきっちりと決められ、FGでは追いつかない4点差の23-27。

ロングゲインを避けたゴロキックを自陣23ydまでリターンした東大は、プリベント守備を敷く慶大守備陣の前に、もはや為す術無く、FD更新できないまま試合終了。

勝てる試合に多くのミスと反則で自滅し、勝利の女神に見放されたウォリアーズ。この敗戦により開幕2連敗となってしまい、目標であるブロック優勝は大きく遠のいた。しかしシーズンは未だ始まったばかりである。敗戦のショックから立ち直り、プライドを賭けて残り5試合全てに勝利することを祈る。