2006/11/18-関東学院大学戦

日時 11月18日 10:55 Kick Off

場所 駒沢陸上競技場

●東京大学 7―13 関東学院大学◯

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東京大 0 7 0 0 7
関東学院大 0 3 7 3 13

Game Report

前節一橋大に1FG差で惜しくも勝利を勝利を逃し2勝4敗の東大。
一方前節タイブレークに持ち込みながら筑波大に負け1勝5敗の関東大。
両者にとって今試合は泣いても笑っても今シーズン最終戦。Aブロックの最下位は既に立大に決定。入替戦出場の残り1チームは、東大・関東大・筑波大の可能性あり。東大は勝てば自力による入替戦回避確定。負ければ、この後行われる筑波大-一橋大の結果次第で入替戦出場の可能性を残す。
今シーズンの集大成として、最終戦にふさわしいゲームで締め括るべく悔いの無い試合にするはずだったが・・・・・・

[1Q]レシーブを選択した東大は#4白山(3年)の好リターンで自陣42yd から攻撃開始。
QB#8長尾(3年)のオプションキープ、TB#33前田(4年)の中央ラン、FB#39瀬戸(4年)のランで2回FDを重ね、敵陣29ydまで攻め込むが、結局4th-10となりFGトライ。#21神戸(4年)の47ydFGは関東大ラッシュにカットされ失敗。 関東大の最初の攻撃にFDを許さず、東大は自陣41ydから攻撃開始。
TB#4白山の12ydオプションピッチ、QB#長尾→WR#35今川(4年)の 12ydパス等で2回FDを重ねて敵陣31ydまで攻め込む。 しかし、QB#8長尾のオプションキープは関東大のマーク厳しく5ydロス。 ショットガンからのTB#33前田のオプションピッチ、QB#8長尾のドローも 殆ど前進できず、4th-12でパント。#8長尾のナイスパントで関東はゴール前1ydから攻撃開始。
QB#16中野や今試合要注意のRB#29三国のランにあっさりと2回FDを 与え、自陣22ydまで前進されてしまう。

[2Q]何とか4th-4としパントに追い込んのも束の間、東大リターナーが痛恨の落球。これを関東大がリカバーし東大陣38ydから攻撃再開。
QB#16中野の14ydランで、FG圏内のゴール前24ydでFD獲得。 しかし、関東大もこの好機を生かせず、ショットガンのスナップオーバーで17ydロスもあり、結局4ht-21となりパント。自陣11ydからの東大の次の攻撃シリーズ。
ランプレーによる2回のFDと関東大レイトヒットの反則もあり、自陣49ydまで 進んだ後、右オプションピッチでTB#33前田がサイドライン際を独走。 惜しくもゴール前5ydでタックルされたが、2プレー目にTB#33前田自ら、同じ右オプションピッチで4ydを走り切り、東大は待望の先制TD。 (10プレー/89ydのドライブ)
#21神戸(4年)のPATも決まり7-0。(残り時間3:35) 関東大#29三国のリターンをきっちりと止め、関東大の前半最後の攻撃は自陣29ydから開始。
RB#29三国のランを中心に2回FDを獲得し、東大陣44ydまで進んだ後、ショットガンから本試合初めてのパスを投じ、残り時間37秒で東大陣19yd まで攻め込む。東大守備も良く踏ん張り何とか4th-1に追い込むが、関東大は無理をせずにFGトライ。難なく27ydFGは成功し7-3。(残り時間11秒)

[3Q]関東大・東大共に最初の攻撃シリーズはFDを奪えずパントの応酬と なった後の関東大の2ndシリーズ。 自陣32ydからの1stプレーでオプションピッチを受けたRB#29三国が 50yd独走し、東大陣18ydへ。 8ydパス・9ydランであっさりとゴール前1ydに進み、最後はRB#29三国が中央を突いて関東大は逆転のTD。PATも決まり7-10。(6:02)
#4白山の好リターンで再逆転を狙った東大の攻撃は自陣43ydから開始。
QB#8長尾の21ydオプションキープ、TE#三品(3年)の22ydパスキャッチ等5プレーで3回FDを重ねてゴール前4ydまで迫る。 しかし、パワーIからのスイープは5ydロスを喰らい、パスは関東大ブリッツ 厳しく失敗、FB#39瀬戸のダイブはノーゲイン。東大はこの好機を生かせずに同点狙いのFGトライするも#21神戸の 26ydFGは失敗。自陣20ydからの関東大攻撃が1回FD獲得したところで最終クウォーターヘ。

[4Q]関東大にパスを成功され自陣44ydまで進まれるが、LB陣の好タックルやDL陣の激しいパスラッシュ等で4th-10とし、パントに追い込む。 しかし、攻守交替に胸を撫で下ろし反撃の狼煙を期待したのも束の間、東大リターナーが痛恨の落球。関東大がゴール前10ydでファンブルリカバー。ホールディングやフォルススタートで関東大は大きくロスするもRB#29三国のランで挽回し、結局4th-16でFGトライ。 難なく33ydFGは成功し7-13。(残り時間6:10)
未だ充分時間があり1TD・PAT成功で逆転可能な東大。自陣39ydから攻撃開始するも、QB#8長尾のキープ、TB#4白山のピッチ、スクリーンパスは有効なゲインとならず、残り時間4分で絶体絶命の4th-4。当然ギャンブル選択した東大は、QB#8長尾がオプションフェイクした後に 関東大DBを抜いてフリーになったTE#80三品へ落ち着いて28ydパスを成功させ、一気に関東大陣26ydまで進む。 しかし、QB#8長尾の2回のランはノーゲイン・3ydロス、ホールディングの反則で10yd罰退もあり、4th-22に追い込まれる。(残り時間2分半)
最後はロングパスを投じ不成功するも、グランドにはイエローフラッグ。 関東大パスインターフェアの可能性に一瞬応援席は喜んだが、東大レシーバーはキャッチ不可能との判断で取り消し。これで東大逆転の芽は完全に潰えた。
攻守交替した関東大はRB#29三国のロングゲインで1回FD獲得し、残り時間45秒となった時点でニーダウン。関東大応援団のカウントダウンでタイムアップ。

東大は多くのミスで自滅し、RB#29三国のランしかない関東大に無念の敗戦。 この試合の後、筑波大が一橋大にアップセットの勝利を収めた瞬間に、筑波大は3勝4敗で入替戦回避、関東大と東大は2勝5敗と並ぶも直接対決の勝敗で東大が自動的に入替戦出場決定となった。全ての選手・スタッフ・OBにとって想定外の結果になったが、本試合が今年の集大成となる最高の試合では決して無かったことも事実であり、改めて「集大成のラストゲーム」のチャンスを与えられたと気持ちを切り替え、12月9日の東海大学との入替戦にウォリアーズのプライドと意地の全てを賭けるしかない。

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