2009/10/18-横浜国立大学戦

日時  10月18日 16:30 Kick Off

場所 アミノバイタルフィールド

◯東京大学 51 ― 24 横浜国立大学●

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東京大 10 21 13 7 51
横国大 0 3 14 7 24

Game Report

前節の明大戦ではほぼ互角に戦いながら、勝負所でミスを連発して悔しい敗戦を喫し、1勝3敗となったウォリアーズ。
残る3試合は熾烈な中堅・下位校間のサバイバルゲーム。
第5戦の相手は同じ国立大学の横国大。シーズン勝ち越しのためには決して負ける訳にはいかない。

【1Q】東大のキックオフで試合開始。
自陣31ydからの横国大の1stシリーズ。
スイープへはSF#12八尾(4年)の目の覚めるようなハードタックルでロスさせ、続く2回のランも気迫溢れる好守備でFDを与えず、4th-1/1-2-3パント。

東大1stシリーズは自陣36ydから。
先発QBは#16郷原(3年)。RB#33土井田(3年)が24yd・11ydの力強いドローを連発。僅か3プレーでゴール前28ydへ。
QB#16郷原/#15名井(4年)のオプションキープで3rd-1とするも、オプションピッチはロスし4th-7となり手堅くFG。 #88松岡の42ydFGは見事に成功し、3-0。(6:14)

続くキックオフで横国大のファンブルを#54夫(3年)がリカバー。東大はゴール前31ydで再度攻撃権獲得/絶好の追加点のチャンス。
RB#33土井田が中央からオープンへ走り、9ydゲイン。RB#31星野(4年)がオプションピッチから鋭く切れ上がり、エンドゾーンへ駆け抜けるも、反則(背後からのブロック)のため、反則地点から10yd罰退してゴール前13ydでFD。
QB#16郷原がドローフェイクでブーツレッグからオープンへ好走し、ゴール前4yd。最後はこの日絶好調のRB#31星野のドローでTD。
#88松岡のTFPも決まり、10-0。(8:28)

横国大の2ndシリーズは自陣29ydから。
オープンランにはLB#20小河(2年)の好タックルでノーゲインに仕留めるも、続く2回のQBランでFD献上し、自陣40ydへ。
しかし、ここで東大守備陣のビッグプレー炸裂。DL#76鈴木(3年)の激しいパスラッシュに追い詰められた横国大QBが苦し紛れに投じたパスをLB#20小河が見事にインターセプト。

守備陣に貰った絶好の追加点のチャンスを得点に繋げたい東大の3rdシリーズは敵陣44ydから。
RB#33土井田の力強いオプションギブでゴール前34ydでFD。
QB#15名井からDBを抜き去ったWRへのTD狙いのコントロール素晴らしいロングパスは、ボールが手につかず惜しくも失敗。
RB#33土井田のオプションピッチは大きくゲインするも、OL陣のホールディングの反則で2nd-20。
いやなムードになりかけたが、この日の東大は全く動じることなく、RB#33土井田がドローから中央を突破してゴール前22ydまで大きく前進。

【2Q】更にQB#16郷原がドローでゴール前1ydへ。最後はRB#33土井田が中央を突いて2本目のTD。
#88松岡のTFPも決まり17-0とリードを広げる。(0:35)

TFP時の横国大パーソナルファウルの15yd罰退はキックオフ時に持ち越され、東大は自陣45ydからキック。
カバーチームの好カバーでリターンを許さず、横国大3rdシリーズは自陣20ydから。
ヒッチパスからのWRに好走を許し、自陣38ydへ。しかし、このシリーズでも東大守備陣は好プレー連発。 ショートパスはSF#12八尾の好タックルで3ydゲインに留め、スイングパスは激しくラッシュしてきたDE#39高橋(4年)が、ジャンプしてカット、更に激しいパスラッシュでQBスクランブルに追い詰めパス失敗させ、4th-7/パント。

自陣20ydからの東大4thシリーズ。
QB#16郷原からのストリークパスをキャッチしたWR#87杉山(4年)がそのままエンドゾーンへ疾走し、80ydの一発TD。
#88松岡のTFPも決まり24-0。(2:34)

続くキックオフでは横国大リターンを自陣35ydまでに留めるも、デッドボールファウルで15yd罰退し、横国大4thシリーズはハーフラインから。
2回のギブやQBスニークで2回FD献上し、ゴール前24ydへ。4th-2まで粘るもQBオープンでゴール前7ydでFD献上。
しかし、ここで東大守備陣がゴールを死守。QBのオープン・中央ランには2ydしかゲインを許さず、更にパスはSF#25高森(3年)がナイスカット。
4th-5となった横国大は24点差にも関わらずFGトライ。FGは成功し、24-3。(8:35)

#33土井田が大きくキックオフリターンし、東大5thシリーズは敵陣45ydから。
QB#16郷原の5ydオプションキープの後、RB#31星野がドローから爆走を魅せて、一気にゴール前5ydへ。鋭い切れ味と力強さを兼ね備え観客を唸らせる好ランであった。
最後はQB#16郷原がオプションキープからオープンを駆け抜けてエンドゾーンへ。
#88松岡のTFPも決まり、31-3。(残り2:04)

キックオフでは今回も好カバー。
#18鈴木(4年)の止めのタックルで仕留めて、横国大最後の攻撃は自陣27ydから。
ラッシュ陣のパスカット、LB#45山田(2年)のQBサック等で4th-12/1-2-3パント。

最後に東大が2プレー行ったところで前半終了。
ほぼパーフェクトなゲーム展開。

【3Q】横国大キックオフで後半開始。
初めてリターナ-に入った#32安達(3年)がエンドゾーン目掛け左サイドライン際を疾走。見事に決まったブロックと、一度捕まりかけながら相手を振り切って置き去りにした#32安達の素晴らしいスピードが、85ydキックオフリターンTDに繋がり、後半早々ダメ押しの追加点。
#88松岡のTFPも決まり、38-3。(0:14)

横国大1stシリーズは自陣40ydから。
ランプレーに前進を許さず、横国大のパーソナルファウルの反則もあり3rd-18と追い詰める。
しかし、スラントインパスで、WRとDBがすれ違ってしまい、キャッチしたWRはそのままエンドゾーンへ。 TFPも決まり、38-10。(2:18)

派手な展開が続いた後の東大2ndシリーズは自陣32ydから。
QB#16郷原の22ydオプションキープで一気に敵陣46ydへ。
WR#87杉山への17ydフェイクパスも見事に決まり、更に横国大ラフィングザパッサーの反則もあり、ゴール前14ydでFD。
これをQB#16郷原がオプションキープから一発でTDを決めて、44-10。(3:22)
WR#89三上(2年)の好ブロックが光ったプレーであった。

自陣39ydからの横国大2ndシリーズ。
パス・ドロー等で2回FDを重ねて東大陣36ydへ。
DE#55松永(3年)のパスカットはLB#18鈴木の好タックルもあり、4th-5まで粘るもQBドローでFD獲得、ゴール前20yd。
9ydパスの後、ギブから外へビアするプレーでゴール前4yd。ダイブは1ydに留め、CB#9高木の好パスカバー、SF#12八尾の好タックルで4th-3まで粘るも、最後はコーナーでフリーになったWRへのスローバックパスでTD。8分の時間と15プレーを費やしたTDドライブであった。
TFPも決まり、44-17。(11:32)

【4Q】#47小西(3年)のリターンで東大3rdシリーズは自陣36ydから。
いきなりRB#31星野がドローで切れ味鋭い豪走を魅せて一気に敵陣37ydへ。
更に、同じプレーでフィールドを切り裂き、ゴール前12ydへ。フラットパスをキャッチしたWR#47小西が好走してゴール前2yd。
最後はQB#15名井がオプションキープでTD。
#88松岡のTFPも決まり、51-17。(1:40)

#88松岡のゴロキックをリターナーがトンネルし、#25高森がナイスタックルで仕留めて、横国大3rdシリーズは自陣7ydから。
しかし、再び横国大に9分の時間と18プレーを費やしたTDドライブを許してしまう。
12ydドローでゴール前を脱出し、自陣19ydまで進まれた後、フェイスマスクの反則で15yd献上し、自陣44ydへ。 モーションしてきたWRへのギブで東大陣45ydへ。何とか4th-4まで粘るもショートパスでギリギリFD献上し、ゴール前34yd。
4回連続でモーションしてきたWRへのギブを繰り返されてFD献上し、ゴール前20yd。更に同じプレーに5yd許した後、再度フェイスマスクの反則でゴール前7yd。
3回のランでゴールを割られて、残り時間1分20秒で51-24。

#9高木が好キックオフリターンを魅せて、東大最後の攻撃は自陣47ydから。
QBサックでロスし、オプションキープで若干挽回するも3rd-13。
しかし、ここで期待の1年生RB#23大津が初のボールキャリー。
観客席注目の中でのドロープレー。怒涛のように押し寄せたDLに囲まれてタックルされそうになりながら、クイックネスで密集を抜け、素晴らしい加速で激走し、13ydラン。
間違いなく近い将来のウォリアーズを担う逸材のデビューであった。
その後2プレー行ったところで試合終了。

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