2014/10/19-東京工業大学戦

日時  10月19日 13:30 Kick Off
場所 アミノバイタルフィールド
○東京大学 34 ― 13 東京工業大学●

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東京大 7 7 10 10 34
東工大 10 3 0 0 13

Game Report

開幕2連敗のショックから立ち直り、見事な今季初勝利を飾った2014戦士達。
晴天のアミノバイタルで迎える第4戦の相手は東工大。
もう1つも負けられないウォリアーズにとってまさに真価の問われる試合。
前節の勢いのままODK全てで圧倒し、必ずや2連勝を果たす!

【1Q】東大#18佐藤(3年)のキックオフで試合開始。
#29堀江(3年)が猛烈なスピードで東工大リターナーを一撃必殺タックル。
東工大1stシリーズは自陣19ydから。
パス失敗の後のQBランで6yd進まれるも、DL#79山名(4年)・#77関口(4年)の激しいパスラッシュの前にQBはパスを投げ捨て。 4th-4/123パントと幸先良い出足。

東大1stシリーズは自陣24ydから。 先発QBは#12大槻(3年)。
WR#7藤原(2年)への6ydパスの後のオプションキープは4ydロス。
いきなり3rd-8となるも、安定感抜群のWR#85菅原(4年)へのパス成功。 自陣41ydでFD獲得。
しかし、スクリーンはパスが乱れて失敗。
RB#35北岡(4年)のオプションピッチは僅か2yd。 オプションキープはノーゲイン。
結局、4th-8/パント。
しかも、スナップが乱れ、第2列の3人のブロッカーの壁に当たってしまう。
そのままボールを東工大にリカバーされるというあり得ない大チョンボ!

東大陣ゴール前29ydで絶好のチャンスを手にした東工大2ndシリーズ。
スペシャルプレーのリバースはSF#20金本(3年)がナイスタックルで僅か2yd。
QBの中央へのスクランブルで6ydゲインされ、3rd-2。
フェイクパス成功でFD献上/ゴール前16ydへ。
QBキープはOLB#88寒竹(3年)がしっかり止めてノーゲイン。
スクリーンはILB#47清水が超ハードヒットで僅か4yd。
3rd-6まで追い込むも、最後は12ydTDパスを決められてしまう。
TFPも成功で0-7と先制を許す。(6:07)

続く東工大キックオフ。 短めのキックをリターナー前列の#23初谷がキャッチして好リターン。
東大2ndシリーズは自陣48ydと絶好の位置から。
先ずはWR#85菅原へのパス成功。 見事なRACで敵陣42ydへ。
続いてRB#42宮山(2年)が中央突破でナイスラン/ゴール前31ydへ。
更にTE#81岸本(2年)がミドルパスを見事にキャッチ。 しかし、タックルを受けてボールをファンブル。
前方へ転々とするボールを自ら拾ってそのままエンドゾーンへ。
#18佐藤のTFPも決まり、7-7の同点。(7:14)
ラッキーなTDで試合は振り出しに戻る。

東工大3rdシリーズは自陣34ydから。
オープンランで6yd奪われた後のフェイクパス失敗。
しかし、東大側にインターフェアの反則。 東工大は東大陣45ydで自動的にFD更新。
1stプレーで18ydミドルパスを通され、ゴール前27ydへ。
ランフェイクのQBランをDL#90杉野(3年)が鋭いスピードで5ydロスタックル。
スクリーンもDL#21中(4年)が見事な3ydロスタックル。
3rd-18に追い込み、QBドローでロングゲインを許すも何とか4th-5。
東工大は39ydFGトライ。
FG成功で7-10と逆転を許すも、粘りの東大ディフェンスお見事!(9:57)

#35北岡の好キックオフリターンにより、東大3rdシリーズは自陣33ydから。
RB#35北岡の8ydアイソレーション、QB#12大槻の16ydキープで敵陣43ydへ。

【2Q】しかし、この後が続かず、4th-10/パント。
自陣18ydからの東工大4thシリーズ。
スクリーンで大きくゲインされ、自陣34ydへ。
5yd中央ランの後のフェイクパス&RACで東大陣49ydへ。
最初の中央ランはDL#95神田(3年)とILB#47清水がノーゲインに仕留めるも、続く中央ランでFD献上/東大陣38ydへ侵攻を許す。
更に、ミドルパス成功を許し、タックルミスで一気にゴール前8ydへ。
東工大の猛攻の勢いに押されてきた東大ディフェンス。
タイムアウトを取って全員サイドラインに集合、落ち着きを取り戻す。
1stプレーのジェットスイープはDL#21中がナイスディフェンスで僅か1yd。
ランフェイクのQBオープンランは4yd。 3rdダウン/ゴール前3yd。
中央ランはDL#79山名がナイスタックル/ノーゲイン。
4thダウン/ゴール前3ydとし、東工大は手堅く20ydFGトライ。
FG成功で7-13と点差を広げられるも、見事なゴール前ディフェンスの粘り。(3:19)

東大4thシリーズは自陣23ydから。
スクリーンはパスが乱れて失敗するも、FB#23初谷が中央突破。
何と一気に敵陣47ydまで30ydロングゲイン。
スクリーンは7,8ydゲインするも、ホールディングの反則で10yd罰退。
しかし、巧みな身のこなしで見事にフリーになったWR#7藤原への17ydパスがヒット。
これでゴール前30ydへ。
QB中央ランは3ydロスするも、ブーツレッグからWR#8川嶋(3年)への17ydパス成功。
ゴール前19ydへ。
RB#35北岡の4yd中央ランで2nd-6とした後のプレー。
ブーツレッグからFB#23初谷へのスクリーンが見事にロングゲイン。 一気にゴール前2ydへ。
最後はQB#12大槻のオプションキープでTD。
#18佐藤のTFPも決まり、14-13とようやく逆転。(7:31)

続く東大のキックオフ。 #81岸本、#3中井川(3年)がナイスカバー。
東工大5thシリーズは自陣31ydから。
ドローをDL#77関口・#79山名、ILB#47清水が1ydに仕留めるも、続くスクリーンでFD献上。
自陣45ydへ。
更にショートパス成功/東大陣45ydへ。
しかし、ここから東大ディフェンス陣が見事に粘る。
中央ランはDL#79山名が、スクリーンはCB#25吉田(4年)が見事にノーゲインに仕留める。
3rd-10に追い込んだ後のパスも失敗させて4th-10。
1stシリーズ以来のパントに追い込む。

しかも、#85菅原がゴール前9ydから40ydまでの31ydビッグパントリターン。
WRとしてパントリターナーとして何れもハイレベルのプレーを演じる#85菅原の真骨頂。
さあ、残り時間2分弱、更なる追加点を奪って前半を終わりたい。
2プレー目でRB#42宮山がオプションピッチでサイドライン際を39ydロングラン。
WR#7藤原の献身的なオープンブロックで一気に敵陣レッドゾーンへ。
しかし、・・・何と最後にファンブルロスト。

東大側の痛恨のファンブルで命拾いした東工大。 前半最後の攻撃は自陣23ydから。
1stプレーでミドルパス成功/自陣41ydへ。
しかし、東大ディフェンス陣が今シリーズも見事な守備。
CB#25吉田の好カバーでパス失敗。 続くパスは投げ捨て。
3rd-10のスクリーンはSF#2村本(2年)が素早い上がりで激しいタックル。
4th-10/パント。

最後に東大が1プレー行ったところで前半終了。

【3Q】東工大キックオフで後半開始。
#35北岡の好リターンで東大1stシリーズは自陣34ydから。
RB#35北岡の5yd中央ラン、FB#23初谷の2ydダイブで3rd-3。
ブーツレッグからWR#8川嶋へのパスが見事にヒット/敵陣49ydへ。
更にRB#35北岡がオプションピッチで15yd近い好走を見せるも、東大側に反則。
チョップブロックの判定で15ydロス。
しかし、続くオプションフェイクパスで東工大側にインターフェアの反則。
東大は敵陣46ydで自動的にFD更新。
中央ランはノーゲインとなるも、WR#85菅原への9ydパス成功で3rd-1。
QB#12大槻の9ydオプションキープでFD更新/ゴール前28ydへ。
WR#85菅原への5ydパス成功するも、FB#23初谷のダイブは僅か2ydで3rd-3。
ここが勝負所と見た東大は後半最初のタイムアウト。
これが奏功し、RB#42宮山がオプションピッチでナイスラン/ゴール前15ydへ。
しかし、・・・この後が続かない。
リバースはノーゲイン、続くランはハンドオフを受けた瞬間にタックルを食らい4ydロス。
3rd-14でのブーツレッグパスは東工大の激しいパスラッシュで失敗。
結局、4th-14となり、東大はFGトライ。 #18佐藤の36ydFG成功で17-13。(7:51)

東工大1stシリーズは自陣35ydから。
1stプレーのパスはDL#79山名とOLB#88寒竹の連携で見事なQBサック。
11ydロスを奪い、2nd-21。
続くQBキープもDL#79山名と#90杉野がナイスタックル/僅か2ydゲイン。
これで3rd-19と完全に追い詰めた東大ディフェンス陣。
しかも、この後に超ビッグプレー炸裂!!
投じられたロングパスを途中出場のSF#5小森(4年)が見事にインターセプト。
しかも、敵陣ゴール前30ydまでリターン。

SF#5小森の値千金のファインプレーにより絶好の位置で攻撃権奪取した東大2ndシリーズ。
2ndプレーでRB#42宮山がオプションピッチでナイスラン。
OT#78今野(3年)の好ブロックで空いた走路を疾走、一気にゴール前11ydへ。
1stプレーのコールはオプションキープ。
QB#12大槻が見事にエンドゾーンへ駆け抜け、嬉しいTD!
安定感抜群の#18佐藤のTFPは当然成功。 24-13と点差を広げる。(9:32)

続くキックオフでは#13団栗(3年)がナイスタックル。 東工大2ndシリーズは自陣30ydから。
DL#79山名、ILB#47清水がオープンランをノーゲインに仕留めるも、続くQBドローで9yd奪われ、3rd-1。
中央ランはDL#79山名が仁王立ちでゲインを阻むも、ギリギリでFD献上/自陣40ydへ。
更にもう1回FD更新を許し、東大陣44ydまで侵攻される。
2回の3rdダウンコンバージョン成功を許し、嫌なムードとなる中で、またもや東大ディフェンスに起死回生のビッグプレー!
何とSF#5小森が2シリーズ連続のインターセプトを見事に演じる!!
スターターの一角に食い込むべく、努力に努力を重ねてきた男「小森宏祐」。
謙虚に真面目に諦めずにフットボールに取り組んできた#5小森が、大事な試合で見事にチームを救う!
これぞ「ウォリアーズ魂」とも言うべき、賞賛の言葉も思い浮かばないスーパープレー。

【4Q】東大3rdシリーズは自陣42ydから。
3rd-6となるもQB#12大槻がパスラッシュを巧みに躱してFD獲得/敵陣47ydへ。
1stプレーのスクリーンでWR#85菅原がサイドラインを30yd近く好走。
しかし、・・・グラウンドにはイエローフラッグ。
東大側の反則(背後からのブロック)で15yd罰退との判定。 最低の反則により、ハーフラインまで罰退。 こうなってしまうと、このシリーズはもう駄目。
オプションピッチは5ydロス、取って然るべきパスは取れない・・・。
結局4th-17/パント。

#3中井川と#25吉田の好パントカバーにより、東工大3rdシリーズは自陣21ydから。
ジェットスイープで15ydゲインされるも東工大に反則(腰より下のブロック)。
スクランブルは僅か3ydゲインで2nd-8。
スクリーンはCB#25吉田のナイスタックルでノーゲイン。 更にパス失敗。
4th-8/123パント。

東大4thシリーズはハーフラインから。 しかし、3回のランでFD更新できず、4th-2/123パント。

残り時間6分で24-13と未だ安全圏ではない状況下で迎えた東工大4thシリーズは自陣11ydから。
東工大1stプレーはパス。
ここでも東大ディフェンスにビッグプレー炸裂!!
何と何と、SF#5小森が今試合3本目のインターセプト。
まさに「神様!仏様!小森様!」とも言うべき神憑り的なプレー。
ウォリアーズの長い歴史の中でも1試合3インターセプトは聞いたことが無い。

敵陣ゴール前27ydからの東大5thシリーズ。
2回連続の中央ランは僅か1yd止まりで3rd-9となるも、困った時はやはりエースWR#85菅原へのパス。 ここ一番で本当に頼りになるWR#85菅原へのパス成功でゴール前16ydへ。
更にRB#28宮崎(3年)がオプションピッチでサイドラインを好走/ゴール前3ydへ。
最後はQB#12大槻がオプションキープでTD!
・・・と思ったのも束の間、グラウンドにはイエローフラッグ。
ホールディングの反則との判定。
自らの首を絞める反則を何回繰り返せば気が済むのか?
呆れて物も言えない最悪の反則によって10yd罰退/ゴール前13yd。 しかし、嫌なムードの中でQB#12大槻がブーツレッグからWR#13団栗(3年)へのTDパスを見事に決める。
弾道の低い難しいパスを好捕した#13団栗、あっぱれ!
#18佐藤のTFPも決まり、31-13。 残り時間3分、ほぼこれで勝負あり。

東工大5thシリーズは自陣27ydから。
1回FDを献上して自陣37ydまで進まれるも、その後はDL#90杉野等の激しいパスラッシュと、CB#3中井川等の好パスカバーでFDを許さず、攻守交代。

敵陣42ydからの東大最後の攻撃。
WR#7藤原がカバーされながらもナイスパスキャッチ/ゴール前24ydへ。
交代したQB#15古屋(3年)がTE#81岸本へのパスをヒットさせてゴール前9ydへ。
しかし、残り時間20秒/4th-8となり、FGトライ。
#18佐藤が今試合2本目の25ydFGを成功させ、34-13。(残り15秒)

#18佐藤のキックオフはエンドゾーンまで達する見事なロングキック。
果敢にリターンしようとするリターナーの足元へ#88寒竹が見事なタックル。
東工大最後の攻撃は自陣9ydから。
2プレー行ったところで試合終了。

もう一つも負けられない崖っぷちの状況で何とか2連勝した2014戦士達。
しかし、勝つには勝ったものの、反則・ファンブル・スナップミスが多発し、集中力に欠けた雑な試合展開。 今試合で浮き彫りになった課題・反省点に対し謙虚に素直に向かい合って欲しい。
残り2試合勝つ、その過程でチーム力を極限まで高めるのみ。
頑張れ、2014戦士達!

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