2016/12/17-日本体育大学戦

日時 12月 17日  10:45 Kick Off

場所 アミノバイタルフィールド

●東京大学  3―17  日本体育大学○

1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東京大 0 3 0 0 3
日本体育大 7 3 0 7 17

Game Report

ついに迎えた12月17日、決戦の時。今まで流した沢山の汗と涙、全ては今日という日のために。TOP8昇格へ、ホイッスルで最後の激戦が幕を開ける。【1Q】
日体のキックで試合開始。順調に返すも、鋭いタックルに痛恨のファンブル。ターンオーバーで東大陣31ydから日体の攻撃に。ラン・パス織り交ぜた攻撃にジリジリと進まれそのままタッチダウン。0-7と先制を許してしまう。(1Q残り9:22)

続く東大の攻撃は、日体ディフェンスの固い守りに阻まれフレッシュならず。パントで攻守交替となる。(1Q残り7:27)

再び日体の攻撃。1stプレー、外をまくるランをLB#44勝(3年)とDB#2村本(4年)が鋭いタックル!続くパスは、DB#25甲斐(4年)が飛びつきカット!3rdダウンは再びパス、これもDB#2村本が即タックル!今季東大ディフェンスを牽引してきた3人が、気迫あふれるプレーで日体を完封する。(1Q残り5:20)

続く東大オフェンスは、日体パンターが放ったスーパーパントの為、東大陣4ydと苦しい位置からスタート。1stプレー、RB#21関野(4年)が8yd前進、続けてRB#28荒井(2年)も縦のランで8yd前進!フレッシュを獲得する。すると今度はRB#33宮山(4年)が軽やかなランで一気に17ydゲイン!東大名物RBトリオが魅せる。その後もエースRB達の活躍で敵陣に入るが、やはり日体の守備は固い。3rdダウンをうまくモノにできず惜しくもパントを選択、攻守交替となる。

【2Q】
再び日体の攻撃。1stプレー、DB#2村本が鋭い上がりを見せ即タックル!副将が熱いプレーでチームを引っ張る。その後フレッシュを許すも、迎えた3rdダウン、日体のパスをDB#25甲斐が素早い反応でナイスカバー!パントに持ち込む。(2Q残り9:15)

そろそろ得点の欲しい東大オフェンス。2ndプレー、短いパスを受けたRB#28荒井が一気に44ydゲイン!相手の反則にも助けられ、ゴール前15ydから1stダウンとなる。しかしここからの日体の守備は堅牢だった。悔しくもタッチダウンはならなかったが、今季安定したキックでチームを引っ張ってきたK#29上野山(2年)がFGを決める。3点返して、7-3となる。(2Q残り6:05)

攻守交代して日体の攻撃。ラン・パス織り交ぜた巧みな攻撃に苦戦し、東大陣に攻め込まれる。ここで日体の放ったパスにDB#80三宅(4年)が食らいつき、ロスタックル!続くランも、LB#47東(4年)とLB#48渡辺(4年)の2人が激しくタックル!3rdダウンもパス失敗に持ち込むが、日体キッカーがGoal to 36ydから放ったFGがまさかの成功。3点を追加され、3-10とリードを広げられる。(2Q残り2:19)

続く東大オフェンス、気を落とさず得点を重ねたいところ。3rdダウン、RB#33宮山が執念のランでフレッシュ!更に、WR#7藤原(4年)がスクリーンを受けて猛進!一気に敵陣に攻め込む。Goal to 43ydから迎えた3rdダウン。前半残り時間わずか、ここでボールを託されたのはやはりエースRB#33宮山!ゴールまであと5ydとすると、続けてRBの位置に入ったTE#81岸本(4年)へのフェイクパス!しかしゴールにはあと一歩及ばず、ここで無情にもタイムアップ。3-10で前半終了となる。

【3Q】
東京大学のキックオフで後半開始、今秋一年生ながら数々の好キックを見せてくれたK#6児玉(1年)がここでも素晴らしいパフォーマンスを発揮しタッチバック。日体オフェンス後半第1シリーズはGoal to 75ydからとなる。1stプレーのランでフレッシュを許すも、続く1stダウンでDL#99岡崎(3年)が渾身のロスタックル!さらにスピードオプションをDB#2村本、LB#44勝、DL#99岡崎がナイスタックルで2ydゲインに抑えるも、3rdダウンのショベルパスが14ydゲイン、日体にフレッシュされてしまう。
さらに中央のランプレーで進まれるも、ここで日体がファンブル、それを東大ディフェンスが見事に押さえ、攻守交替となる。(3Q残り7:57)

Goal to 66ydからの東大オフェンス、後半第1シリーズ、1stプレーのスローバックスクリーンは失敗に終わるも、2ndダウンでスクリーンをキャッチしたTE#81岸本が好走、フレッシュを獲得する。
さらにRB#33宮山が力強いランで中央突破、Goal to 42ydで1stダウンと敵陣へと攻め込む。このままレッドゾーンへと進みたいところだったが、1stダウンのオプションは2ydゲイン、2ndダウンのスクリーンは失敗となる。日体のオフサイドで3rd-3となるもスプリントドローがロスタックル、東大は4nd-6でパントを選択する。
ここでP#21関野が絶妙なコントロールパントを披露!カバーチームの#87中澤がゴールラインまで2ydというところでボールを止めたことで、日体は厳しい位置からのオフェンスを余儀なくされる。今年度のパントチームを牽引してきた関野がその実力で試合の流れを引き寄せる。(3Q残り5:04)

Goal to 98ydからの日体オフェンス第2シリーズ、ブラストをLB#48渡辺がナイスタックル!2年生からスターターを務めてきたLBパート長が意地を見せ、ノーゲインに抑える。2ndダウンのダイブもDLが踏ん張り2ydのゲイン、しかし続くランプレーでフレッシュを許してしまう。
DL#90岡田(2年)、DL#60高橋(4年)のナイスタックルで3rdダウンへ追い込むと、DB#2村本が素早いあがりでスイープをタックル!数々の好プレーでチームを救ってきた守護神・村本がその真価を発揮し、日体は4thダウンでパントを選択する。(3Q残り1:29)

日体が好パントにより大きく陣地を回復し、Goal to 86ydからの東大オフェンス第2シリーズは、1stダウンの4ydのロスタックルを食らうと、続く2ndダウンで痛恨のファンブル。これを日体がリカバーし攻撃権は日体へ。(3Q残り0:38)

Goal to 22ydと東大にとっては厳しい位置からとなった日体オフェンス第3シリーズ、1stダウンはLB#47東とDL#5野原(4年)の素晴らしいパスラッシュで日体QBが大きく後退、5ydのロスとなる。2ndダウンのランプレーをDB#2村本がタックルしたところで3Qが終了、勝負は4Qへと持ち込まれる。

【4Q】
3rd-9まで追い込んだものの、QBドローでフレッシュを許しボールはGoal to 10ydへ。LB#44勝が好タックルを見せるも、続く中央のランでタッチダウンを許しスコアは3-17となる。(4Q残り10:40)

日体のキックがタッチバックとなり、東大オフェンス第3シリーズはGoal to 75ydからとなる。4Q残り10分で2タッチダウン差、なんとしても得点がほしいところ。1stダウンのスクリーン、2ndダウンのロングパスと続けざまに失敗するも、3rdダウンではQB#14荒川からWR#19野金へアウトパスがヒット、11ydのゲインでフレッシュを獲得する。
さらにRB#33宮山がスピードオプションで快走、Goal to 53ydでフレッシュを獲得する。
しかしここで放った一発狙いのロングパスが痛恨のインターセプト、攻撃権は日体へと移る。(4Q残り9:26)

Goal to 83ydからの日体オフェンス第4シリーズ、1stダウンではDL#99岡崎、LB#44勝がパワープレーをロスタックルする。さらにスピードオプションでのQBの縦上がりをDB#2村本がナイスタックル。3rdダウンのQBドローもDB#25甲斐が仕留め、日体をパントへと追い込む。残り時間も少なくなってくる中なんとかリターンしたいところだったが、日体のカバーチームの集まりがよくリターナーはキャッチを断念、続く東大オフェンス第4シリーズはGoal to 76ydからとなる。(4Q残り7:01)

RB#33宮山のランで5ydゲイン、続く2ndダウンではRB#21関野のランでフレッシュを獲得する。今年のランオフェンスの要として活躍してきた関野が勝利への望みを繋ぐべく、意地を見せる。
しかし1stダウンのスピードオプションはわずか1ydのゲイン、さらにあわやインターセプトとなるパス失敗で3rd-9へと追い込まれる。QBドローは振るわなかったものの両校に反則発生で再び3rdダウン、RB#21関野のTBスクリーンにかけるもフレッシュには届かず4thダウンへ。ここでパント隊形からのスペシャルプレー!スナップを受けたP#21関野がそのまま走ると見せかけて前方へトス、#80三宅がこれをがっちりキャッチし見事にフレッシュを獲得する。TOP8昇格への夢はまだ終わらない。
1stダウンではショートパスをキャッチしたWR#7藤原がRB#33宮山へボールをトスするスペシャルプレーを披露するもパスキャッチインターフェアの反則により15yd罰退。パス失敗、3ydゲインのTBスクリーンで3rd-22、WR#19野金のロケットスクリーンで10ydをゲインする。迎えた4thダウンは当然ギャンブル、しかしフォルススタートの反則が発生し5ydの罰退で4th-17となってしまう。最後はRB#21関野の走りにすべてを託すもフレッシュには届かず。2分半を残し攻撃権は日体へ。(4Q残り2:32)

Goal to 51ydからの日体オフェンス第5シリーズ、最後まで諦めまいとDB#2村本が気迫のこもったタックルを披露し、日体RBにプレッシャーをかける。しかし日体はインサイドのランで着実に時間を消費しそのままタイムアップ、3-17で試合終了となる。

惜しくも勝利には届かなかったが素晴らしい試合を披露してくれたWARRIORS2016、本当にお疲れさま。BIG8全勝という輝かしい戦績にどうか誇りを持ってもらいたい。TOP8昇格の夢は次の世代へと託された。来年このチャレンジマッチのフィールドで勝利を収める姿をぜひ期待したい。

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