2016/11/05-専修大学戦

日時 11月 5日  13:30 Kick Off

場所 アミノバイタルフィールド

○東京大学  21― 21 専修大学●

1Q 2Q 3Q 4Q TB TOTAL
東京大 7 7 7 0 6 21
専修大 0 14 0 7 3 21

Game Report

4連勝と波に乗るWARRIORSの次なる相手はここまで全敗の専修大学。この1戦に懸け死に物狂いで向かってくる相手に力を発揮することはできるか。確実な勝利でチャレンジマッチへの出場を確定させたい。

【1Q】
試合は東大のキックオフ・リターンで開始、#33宮山(4年)のリターンで東大オフェンス第1シリーズはGoal to 76ydからとなる。
1stプレーでボールを持ったのはエースRB#33宮山、中央突破で確実に7ydをゲインする。続く2nd-3でRB#21関野(4年)が快走!一気に38ydゲインし敵陣31ydへとボールを運ぶ。
このまま先制点と行きたいところだったが、ロールパスを投げようとしたQB#16松下(3年)が専修ディフェンスの鋭いタックルに思わずボールをファンブル、攻撃権は専修へと移る。(残り10:06)

Goal to 65ydからの専修オフェンス第1シリーズは1stプレーのランがいきなり20ydのビックゲイン。しかしここで慌てないのが今年の東大ディフェンス、今秋初スタメンとなるDL#52加藤(2年)が1stダウンのダイブをタックルすると、続く2ndダウンでビックプレー!DB#25甲斐(4年)が見事なインターセプトで攻撃権を獲得、試合のモメンタムを引き寄せる。(残り8:58)

この流れに乗りたいオフェンスだったが、うまくかみ合わずあえなく3&アウト、4thダウンでパントを選択する。
関野に負けず劣らず安定しているP#20鎌形(3年)がナイスパント、カバーもよく続く専修オフェンスはGoal to 68ydからとなる。(残り7:25)

1stダウンのクイックアウトはDB#2村本(4年)がナイスタックル。続く2nd-6のQBランで3yd出されるも、3rd-3でビックプレー!今やすっかりディフェンスに欠かせない男となったDL#91伊澤(2年)が7ydのQBサックで専修をパントへと追い込む。
パント・リターンでは#28荒井(2年)が果敢なリターンを見せ、東大オフェンス第3シリーズはGoal to 85ydからに。(残り5:10)

1st-10、RB#21関野がカウンターで13ydのゲイン、フレッシュを獲得する。
1stダウン、2ndダウンと振るわず3rd-8に追い込まれるも、ここでパッシング能力に定評のあるQB#14荒川(4年)からWR #19野金(4年)にロングパスがヒット!さらにタックラーを外す野金の力強いラックで一気に34ydをゲイン。ランが中心となる今年のオフェンスではなかなか見せ場のなかった野金だが、頼りになる副将がここ一番でその力を発揮する。
その後再び3rdダウンとなるも最後はこの男、TBスクリーンをキャッチしたエースRB#33宮山が専修ディフェンスのタックルを物ともしない堂々とした走りで先制のタッチダウン!
K#29上野山(2年)によるキックも決まり、7-0とリードする。(残り2:05)

K#6児玉(1年)の大きなキックで試合再開、専修オフェンス第3シリーズはGoal to 74ydから。
1stダウンのクイックパスはLB#55藤本(3年)が素早い反応でタックル。続くプレーでフレッシュを許すも、その後のスクリーンはLB#44勝(3年)がナイスタックル。3年ILBコンビの頼もしいプレーに負けじとDL#52加藤が専修のダイブをナイスタックル!見事ノーゲインに抑えたところで1Qは終了。

【2Q】
3rdダウンのパスも失敗に終わり、専修はパントを選択。#7藤原(4年)ががっちりキャッチし確実に攻撃権を確保するもオフェンスの1stプレーでRB#21関野が痛恨のファンブルロスト。今試合2本目となるファンブル、ボールの確保だけは何としても徹底したいところである。(残り11:36)

ターンオーバーによりGoal to 36ydからと厳しい位置での専修オフェンス第4シリーズ、1stプレーはオープンを走る専修RBをDB#2村本がナイスタックル。さらに2nd-7ではトイメンのレシーバーに勝ち切ったLB#41宮崎(4年)がスクリーンをロスタックル!モメンタムを渡すまいと決死のディフェンスを見せる。しかし3rd-9でのパスが通ると、さらに続くランが12ydのゲイン、一気にゴール前8ydへと攻め込まれる。
DB#2村本が力強いタックルを見せるも最後は専修のパスが決まりタッチダウン、7-7と同点に追いつかれる。 (残り8:56)

なんとかこの流れを断ち切りたいところだが、ここで魅せるのがエース#33宮山!今秋3本目となるキックオフ・リターンタッチダウンによりすぐさま7点を返し、14-7と勝ち越しに成功。伝統の#33を背負う宮山が力強い走りで専修に傾きかけた流れを引き寄せる。(残り8:44)

続くキックオフでは#25甲斐がナイスタックル、専修オフェンス第5シリーズはGoal to 80ydからに。
DB#20鎌形の華麗なロスタックルで専修をパントへと追い込み攻守交替、しかし後が続かず4thダウンでパントを選択。P#20鎌形のナイスパンスで専修オフェンス第6シリーズはGoal to 90ydからとなる。(残り5:31)

DB#2村本、LB#44勝、LB#55藤本のナイスタックルが光るも3rdダウンの要所をことごとく決められ、じりじりと進撃を許す嫌な展開。さらに前半の残り時間が少なくなっていく中、専修がノーハドルオフェンスにうまくタイムアウトを絡めて東大陣へと攻め込む。
ディフェンスのナイスカバーでパスターゲットを見つけられずやむなくスクランブルした専修QBをLB#55藤本がナイスタックル。さらに専修がオフサイドで罰退し3rd-10となるも続くアウトパスが専修WRにヒットしボールはGoal to 29ydへ。
LB#47東(4年)がスクリーンをタックルするもQBドローでゴール前まで攻め込まれると最後はパスでタッチダウン、14-14と同点に追いつかれる。(残り0:20)

東大が2プレー行なったところで前半終了、同点のまま勝負は後半へと続く。

【3Q】
東大のキックオフは、LB#41宮崎のタックルが決まり、幸先の良いスタート。後半戦最初のディフェンス、専修のランにじりじりと進まれるが、ファンブルに助けられ攻守交替となる。(残り7:17)

続く東大オフェンス。2プレー目、RB#33宮山が力強いランで前進すると、3rdダウンショートはQB#14荒川自らボールを進めてフレッシュ。続いてTE#81岸本(4年)へのパスが成功!RB#28荒井も負けじと華麗なランで魅せるが、ゴールには及ばず。パントを選択する。(残り2:17)

P#20鎌形(3年)がコントロール絶妙なパントを放ち、専修陣8ydから専修の攻撃に。東大ディフェンス2プレー目、ここでビックプレーがさく裂!DB#25甲斐が短いパスをインターセプト!一気にモメンタムを手繰り寄せる。(残り1:34)

DB#25甲斐の好守により敵陣9ydからの攻撃となったオフェンス。RB#33宮山、QB#14荒川のランで攻めるが専修ディフェンスに阻まれ、迎えた3rdダウン。QB#14荒川からTE#81岸本へのフェイクパスが成功してタッチダウン!待望の追加点により21-14とリードを広げる。3Q終了間際のキックオフ、K#6児玉(1年)が新人とは思えない特大キックを放ち、タッチバックとなったところで、試合は最終クオーターへ。

【4Q】
東大ディフェンス1stプレー、DL#91伊澤やDB#25甲斐の好守が光る。大事な3rdダウンは全員でナイスカバー。専修オフェンスを封じる。(残り10:36)

オフェンスが厳しいフィールドポジションに苦しむ中、LB#48渡辺(4年)が鋭いロスタックルを見せるなど、続くディフェンスも3&アウトで完封。(残り7:36)

好守に応えたい東大オフェンス。RB#33宮山・RB#28荒井ペアの自由自在なランで確実に前進。2ndダウン・ロングではRB#33宮山が走り、窮地を脱出、ようやく敵陣侵入か……と思いきや次のプレーで悔しいインターセプト。東大陣11ydまで返され、攻守交替となる。(残り3:15)

試合残り時間少ない中、再び回ってきた東大ディフェンス。1stプレーDB#2村本が外のランをタックル、DL#99岡崎(3年)を始めDL陣も激しいプレッシャーをかけるが、4thダウンでついに専修のパスが成功。21-21の同点とされ追いつかれる。(残り1:43)

そのまま両者一歩も譲らず、4Q終了。勝負はタイブレークで決することに。

【TB】
両主将のコイントスの結果、東大は守備から。後が無い専修大学は果敢なパス攻撃で攻め、FGをきっちりと決める。

3点先制された状態で迎えた東大オフェンス。1stプレー、スペシャルプレーでビッグゲインを狙うもゲインはゼロ。2ndプレーもフレッシュには及ばず、迎えた3rdダウンのピンチ。ここでチームを救ったのは、やはり頼れる男、RB#33宮山!執念のランでフレッシュをもぎ取る。
ゴールまで14ydというところ、宮山に意識の集中している専修ディフェンスの意表を突き、ボールを託されたRB#28荒井が一線を越えると、そのまま鮮やかにタッチダウン!激戦を制し、待望の5つ目の白星を勝ち取った。

タイブレークの末、5つ目の白星をもぎ取ったWARRIORS。早々にチャレンジマッチへの出場を確定させる。記録上はここまで負け無し、5連勝の快挙であるが、内容には依然として成長の余地がある。シーズン山場、総力戦で残り2戦を勝ち抜き、チャレンジマッチで嬉し涙を流せるか?勝負の1か月となることだろう。


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