(11/23) ■対 立教大学戦
(11/10) ■対 筑波大学戦
(10/27) ■対 関東学院大学戦
(10/14) ■対 日本大学戦
(10/07) ■対 中央大学戦
(09/23) ■対 慶應大学戦
(09/08) ■対 明治大学戦


■対 立教大学戦

日時  11月23日 11:00 Kick Off
場所 アミノバイタルフィールド
●東京大学 35 ― 34 立教大学○
 
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
東京大
7
14
0
14
35
立教大
0
7
7
20
34

【主なスタッツ】

 
東大
立大
FD
(ラン-パス-反則)
22(14-8-0)
24(11-12-1)
パス
(試等-成功-INT)
14-8-0
34-20-1
163yd
229yd
ラン
45回-287yd
37回-228yd
攻撃合計
59回-450yd
71回-457yd
攻撃時間
22'12"
25'48"

【WARRIORS選手の主な個人記録】

 
選手
記録
Run
RB吉田
11回-93yd
RB星野
13回-86yd
QB長尾
15回-78yd
RB白山
1回-21yd
RB末宗
5回-9yd
Pass
QB長尾
12-8-0
(163yd)
Receive
TE三品
3回-53yd
WR和田
2回-45yd
WR岡山
2回-43yd
WR森田
1回-22yd
Intercept
LB奥茂
1回-0yd

4連敗の悪夢から見事に立ち直り、見事に2連勝を果たしたウォリアーズ。
今季最終戦の相手は立教大学。両チームとも関東学院大・筑波大に勝利し、これまで2勝4敗同士。勝った方が1部残留/負けた方は入替戦出場の可能性が高く、運命を決する大一番。
2007戦士達の集大成として、ここまでチームを牽引してきた4年生は4年間のウォリアーズ人生の全てを賭けて、気迫を込めた熱い戦いが始まった。


【1Q】立大のキックオフで試合開始。東大1stシリーズは自陣26ydから。
QB#8長尾(4年)の13ydオプションキープ、RB#4白山(4年)の21ydランでFDを2回重ねて敵陣29ydまで進むも、この後の3回のランプレーが進まず、結局4th−5となりパント。#8長尾のパントは良くコントロールされ、立大1stシリーズは自陣6ydから。
パス・ランでテンポ良く2回FDを更新され、自陣44ydまで前進される。DLのパスカット等もあり3rd−10に追い込んだ後のパスをLB#45奥茂(4年)が見事にインターセプトし、立大攻撃を断ち切る。自陣46ydと好ポジションで攻撃権を手にした東大2ndシリーズ。
1回FDを更新し敵陣42ydに進んだ後、RB#32吉田(4年)の32ydビッグランで一気にゴール前10ydへ。最後は成長著しい2年生RB#31星野がオプションピッチで見事にエンドゾーンへ駆け抜けて、東大は先制のTD。#3高橋(4年)のTFPも決まり、7−0。(7:19)
キックオフのゴロキックが立大カバーチームの1列目の選手に当たり、そのままリカバーされるという不運で、立大2ndシリーズは自陣46ydから開始。立大ホールディングの反則で2nd−15となるも、ショットガンからのパス・ランを止められず、結局東大陣33ydでFDを与えてしまう。QBからのショベルパスをキャッチしたWRがTD狙いのパスを投じるというスペシャルプレーをDB陣がカットし3rd−7に追い込むが、2回連続のQBドローでFD更新され、ゴール前22ydへ。

【2Q】更にパスを通されてゴール前4ydへ。最後はランプレーでTDを許し、TFPも決められ、7−7の同点。(0:30)
東大3rdシリーズは自陣21ydから。
RB#32吉田の14yd・10ydオプションピッチでテンポ良く2回FDを更新して、敵陣49ydへ。3rd−3となるも、QB#8長尾の好オプションキープで一気にゴール前29ydへ。ランプレーフェイクした後ブーツレッグランしながらQB#8長尾が投じたパスをTE#9三品(4年)がキャッチ。そのままエンドゾーンまで好走して見事なTD。#3高橋のTFPも決まり、14−7。(3:38)
自陣20ydからの立大3rdシリーズ。
スクリーンパスへのLB#45奥茂の好リアクション、DE#92中野(4年)の鮮やかなQBサック等、随所に好プレーがあるも、3回FDを更新されて、東大陣38ydまで侵攻されてしまう。SF#3高橋のパスカットや相手のフォルススタートの反則もあり、4th−9とするが、強気の立大はギャンブル。QBドローで好走されるが、何とかFD獲得までギリギリで食い止め、東大はピンチを凌ぐ。
前半残り時間3分を切って攻撃権を手にした東大4thシリーズは自陣29ydから。
RB#31星野がドロープレーで28ydのビッグランを演じて敵陣43ydへ一気に進む。3回のランで手堅くFDを更新して、残り時間1分半でゴール前32yd。ここでRB#31星野がオプションピッチから相手ディフェンスの動きを良く見てかわし、21ydの好走。東大はゴール前14ydと絶好の追加点のチャンス。なかなか一気に畳み掛けることができず、更にOL陣のホールディングの反則もあり、残り時間20秒を切って3rd−18、エンドゾーンまで22yd。しかし、QB#8長尾が相手DB陣を振り切ってエンドゾーンでフリーになったWR#19森田(3年)へ投じたパスが見事に成功。
前半終了間際に嬉しいTD。#3高橋のTFPも決まり、21−7。(残り時間17秒)

【3Q】東大のキックオフで後半開始。立大1stシリーズは自陣29ydから。
テンポ良く繰り出される立大ラン・パスを止められず、4回FDを更新され、あっという間にゴール前10ydまで侵攻される。3rd−8まで堪えるが、結局QBランでTDを奪われ、TFPも決められ21−14。(3:53)
自陣25ydからの東大1stシリーズは2回のランで全く前進できず、更にフェイクパスはカットされ、1−2−3パント。東大パントが全く飛ばず、立大2ndシリーズは自陣44ydと好ポジションから。
相手に傾きかけているモメンタムを何とか引き戻したい東大だが、僅か3プレーで東大陣33ydまで進まれてしまう。しかし、SF#3高橋の気迫溢れるタックルで一度パスキャッチしたWRがボールを落としパス失敗。更に2回のランも6ydの前進に留めて、何とか4th−4。ギャンブルのランプレーを好ディフェンスで食い止めて、攻守交替。
ディフェンスの頑張りに応えたい東大オフェンス陣。しかし、自陣24ydからの2ndシリーズでもFDを更新できず、1−2−3パント。立大3rdシリーズは自陣32ydから。勢いの衰えない立大のラン・パス攻撃を止められず、4回FDを更新されて、9プレーでゴール前6ydまで進まれてしまう。

【4Q】最後はTDパスを決められ、TFPも決まり、21−21の同点。(0:39)
前半好調だった東大オフェンスだが、第3QはFD更新できず、完全に立大ペース。この流れを何とか断ち切りたい東大3rdシリーズだが、生憎ポジション悪く自陣17ydから。
しかし、RB#32吉田の20ydオプションピッチ、サックされかかったQB#8長尾が投じたパスをキャッチしたTE#9三品の好走で一気に敵陣46ydへ。3rd−8に追い込まれた大事な局面で、再びRB#32吉田がオプションピッチで好走し、ゴール前31ydへ。再度3rd−8のピンチも、RB#31星野のオプションピッチで凌ぎ、ゴール前18ydへ。更にTE#9三品へのパスが決まり、ゴール前6ydと再逆転のチャンス。ゴール前ディフェンスを敷く立大に対してFB#23末宗(4年)の力強いダイブで3yd獲得し、最後はRB#31星野がオプションピッチでエンドゾーンへ駆け抜け、東大は再逆転のTD。#3高橋のTFPも決まり、28−21。(5:09)
立大4thシリーズは自陣27ydから。
LB#69小山(4年)のナイスタックルもあり3rd−8に追い込むが、ショベルパスでギリギリFDを獲得され、続くスクリーンパスでロングゲインされ、僅か4プレーで東大陣35ydへ。更に、東大DB陣のパスインターフェアの反則があり、ゴール前29ydのピンチ。何とか4th−1まで凌ぐも、最後は20ydパスでTDを奪われ、28−27。(8:10)
しかし、ここで同点を狙った立大TFPのキックは外れ、辛うじて1点差。
残り時間4分弱、自陣22ydで攻撃権を手にした東大4thシリーズ。ランプレーでFDを重ね、タイムコントロールしたいところ。しかし、QB#8長尾のブーツレッグランで1回FDを更新して自陣39ydまで進むも、その後の3回のランが全くゲインできず、結局4th−12となりパント。残り時間2分で再度立大に攻撃権を明け渡してしまう。
逆転を狙って自陣35ydで攻撃権を手にした立大5thシリーズ。3rd-インチとするも、パスをキャッチしたWRへのタックルミスが相次ぎ、一気に東大陣31ydまで進まれてしまう。更にQBキープにもタックルミスが相次ぎ、残り時間1分強でゴール前4ydへ。最後はQBキープで再逆転のTDを奪われ、更にTFPも成功し、28−34。(残り時間1:08)
続くキックオフリターンでも全くリターンできず、東大の最後の攻撃は自陣11ydから。逆転勝利するにはTDが必要だが、エンドゾーンまで89yd/残された時間は1分/時間を止めるタイムアウトは無し・・・ウォリアーズは絶体絶命のピンチ。このままウォリアーズは敗れてしまうのか?

しかし、ここから「ウォリアーズ2007の奇跡のドラマ」が始まった。
ショットガン体型からQB#8長尾が玉際に絶対の強さを持つWR#89岡山(3年)へ、31ydパス・12ydパスを連続して成功させ、敵陣45ydへ。1stダウンのQBランはノーゲイン。2ndダウンは時間を止めるためにスパイク。3rdダウンのパスは失敗。残り時間23秒/4th−10の状況で、WR#7和田(4年)への16ydパスが見事に成功。1回スパイクして時間を止め、残り時間14秒・エンドゾーンまで29ydと胃の痛くなる状況が続く。
相手がTD阻止を狙った後陣強調型のプリベント守備を敷く中で、せいぜい後2回のパスで一気にTDを狙うしか術は無し。東大自慢のOL陣がしっかりとパスプロをして守る中で、攻撃の大黒柱であるQB#8長尾が、1年間主将としてチームを牽引してきた僚友WR#7和田へアウトパターンのパスを投じる。現役選手・スタッフ・OB・サポーターの願いが込められたパスは見事な弧を描き、コントロール良くエンドゾーンへ。立大DB二人にピッタリとカバーされているWR#7和田。しかし、ボールへの飽くなき執念の勝るWR#7和田。ボールの行方を見失いそうになりながら2回・3回とアジャストしながら後ろ向きで手を伸ばし、スーパーキャッチ。(残り時間7秒)
2年次にエース級の働きを見せ、期待された昨3年次には初戦で以後の試合を棒に振る程の大怪我をし、今春は大活躍を見せるも秋は他校のマークきつくWRとして不本意な成績に甘んじてきたWR#7和田の、そして2年間ウォリアーズのオフェンスを牽引してきたQB#8長尾の、更に4連敗のどん底から這い上がってきた選手・スタッフ全員の努力が生み出した「ウォリアーズの奇跡」の瞬間であった。

しかし、この時点では未だ34−34の同点。TFPのキックが外れれば、同点のままタイブレイク戦へ突入するという緊張感・重圧の中で、#3高橋がTFPをきっちりと決めて、35−34の逆転を果たす。
立大最後のプレーをしっかりと守って、試合終了。

こうして2007ウォリアーズの最終戦は「ラスト1分の奇跡」で見事に勝利を収めた。
誰もが身震いする程の感動・感激を味わい、奇跡の逆転勝利の証人であることを誇りに思う「ウォリアーズ史上に残る勝負」であった。
今勝利によりウォリアーズの入替戦出場回避・1部残留が決定すると共に、2001年以来6年ぶりの1部リーグ3勝という好成績を挙げたシーズンであった。ここまで好チームに仕上げてきた監督・コーチ陣・スタッフ・現役選手の苦労・努力に最大限の敬意を表したい。
そして、チーム作りに苦労に苦労を重ねてきた4年生は、誇りと自信を持ってウォリアーズを巣立って欲しい。4年間お疲れさま。


■対 筑波大学戦

日時  11月10日 16:30 Kick Off
場所 アミノバイタルフィールド
●東京大学 38 ― 12 筑波大学○
 
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
東京大
0
14
17
7
38
筑波大
0
0
0
12
12

【主なスタッツ】

 
東大
筑波大
FD
(ラン-パス-反則)
19(15-3-1)
20(11-9-0)
パス
(試等-成功-INT)
19-7-0
31-14-0
120yd
217yd
ラン
42回-305yd
35回-189yd
攻撃合計
61回-425yd
66回-406yd
攻撃時間
24'25"
23'35"

【WARRIORS選手の主な個人記録】

 
選手
記録
Run
QB長尾
15回-122yd
RB白山
8回-49yd
TE三品
1回-38yd
RB末宗
7回-35yd
RB吉田
5回-28yd
QB有井
2回-22yd
RB星野
3回-13yd
Pass
QB長尾
12-4-0
(86yd)
QB名井
4-1-0
(5yd)
QB有井
2-2-0
(29yd)
Receive
WR岡山
2回-54yd
TE三品
2回-9yd
WR森田
1回-28yd
WR吉田
1回-15yd
WR和田
1回-14yd

開幕4連敗の悪夢から蘇り、前節で関東学院大に見事なアップセットを演じて 今季初勝利を挙げたウォリアーズ。第6戦の相手は筑波大学。
3年前の入替戦で敗戦し屈辱の2部降格を余儀なくされた相手。昨年は23−10でリベンジを果たしたが、ウォリアーズが関東学院大戦で自滅に より惜敗した直後の試合で、筑波大が一橋大に勝って3勝4敗となったが為に、入替戦出場を余儀なくさせられた因縁の相手。
今季不調でここまで5連敗中だが、今試合で負ければ入替戦出場が決まるため決死の覚悟で戦いを挑んでくる。残り2試合完全勝利して入替戦出場回避を図ると共に2001年以来の1部リーグ3勝を収めるためにも絶対に負けられない。
小雨そぼ降る冬のような寒さの中で、ウォリアーズの熱い戦いが始まった。

【1Q】東大のキックオフで試合開始。
東大カバーチームがが好カバーを見せ、筑波大1stシリーズは自陣22ydから開始。ランプレーで2回更新され東大陣43ydまで進まれるが、LB#45奥茂(4年)の好ロスタックル等もあり、何とか4th−6/パントに追い込む。自陣3ydとポジション悪く始まった東大1stシリーズ。RB#4白山(4年)のランで2回FDを更新し、自陣26ydまで前進。しかし、この後が続かず、結局4th−6となりパント。#8長尾(4年)の好パントにより陣地挽回し、筑波大2ndシリーズは自陣13ydから。
パス・QBスクランブルでテンポ良く2回FD更新され、自陣39ydまで前進される。3rd−インチまで凌ぐもランプレーでFD更新され、ハーフラインへ。次プレーではロングパスを通され、一気に東大陣21ydへ。

【2Q】しかし、ここで東大守備陣が奮起。2nd−8でのスイープに対して、逆サイドのDE#92中野(4年)が見事なタックルを浴びせて3rd−8。パスも失敗させて4th−8となり、筑波大はFGトライするも失敗。東大は先制TDのピンチを凌ぐ。
自陣20ydからの東大2ndシリーズ。3回の攻撃で5ydしか進まず、4th−5となりパント。しかし、ここで筑波大ラッシャーがパンター#8長尾へ反則。(ランニング・ザ・キッカーにより5yd罰退)ラッキーなFD更新により勢いづいた東大攻撃陣。モーションしてきたWRへフェイクしたQB#8長尾の9ydラン、RB#33吉田(4年)の15ydランで2回FDを更新し、敵陣42ydへ。更にRB#32吉田やRB#4白山のオプションピッチでゴール前28ydへ。2回連続パス失敗した後の3rd−10で、QB#8長尾からのパスを好捕したWR#19森田(3年)がそのまま好走してエンドゾーンへ。東大は嬉しい先制のTD。#3高橋(4年)のTFPも決まり、7−0。(6:25)
続くキックオフでも東大の好カバーにより、筑波大3rdシリーズは自陣25ydから。QBカウンターやスイープでハーフラインまで前進を許すが、ここでも東大守備陣が奮起。3rd−6とした後のヒッチパスにLB#45奥茂が目の覚めるような素早い上がりを見せハードタックル。4th−1に追い込み、筑波大はパント。パンターに入ったQBがパスを投じるスペシャルプレーに出るも、東大守備陣は完全に読み切ってロスさせ、攻守交替。
敵陣47ydで攻撃権を手にした東大3rdシリーズ。QB#8長尾の15ydキープ、FB#23末宗(4年)の12ydダイブでゴール前20ydへ。(残り時間2分20秒)
OLのフォルススタートで5yd罰退するも、QB#8長尾の9ydドローで何とか3rd−4。更にQB#8長尾がオープンを走ってゴール前9ydでFD更新。最後はTE#9三品(4年)への5ydパスが決まり、貴重な2本目のTD。#3高橋のTFPも決まり、14−0。(残り時間46秒)
筑波大4thシリーズのパス攻撃にはFDを与えずに前半終了。

【3Q】筑波大のキックオフで後半開始。
東大1stシリーズは自陣36ydから。QB#8長尾の13ydオプションキープ、FB#23末宗の11ydダイブで敵陣40ydへ。更にQB#8長尾の15ydスクランブルでゴール前20ydへ。3回のランプレーでFDまで1yd足りず、4th−1となるが、ここは手堅くFGトライ。これを#3高橋が見事に決めて、17−0と筑波大を突き放す。(4:05)
続くキックオフでの#19森田の好タックルにより、筑波大1stシリーズは自陣18ydから。ショートパスを通された後のDBのタックルミスにより筑波大WRにサイドライン際を疾走され、東大陣38ydまで侵攻される。東大DBを抜いたWRがあわやTDパスキャッチと冷や汗をかいたが、何とか4th−2まで追込み、ギャンブルのブラストランもギリギリで食い止め、攻守交替。
東大2ndシリーズは自陣39ydから。1stプレーでQB#8長尾がオプションの動きからリバースしてきたTE#9三品へピッチするスペシャルプレー。TE#9三品がブロッカーに守られ逆サイドを好走し、敵陣33ydへとロングゲイン。FB#23末宗の好走あるも、OLのホールディングの反則で取り消し。結局このチャンスを活かすことができず、4th−13となりパント。#8長尾のコントロール良いパントで筑波大2ndシリーズは自陣5ydから開始。1回FD更新されるも、東大守備陣が良く守り、4th−2/パントに追込む。ここで#19森田が素早いラッシュを見せて、筑波大パントを見事に正面からブロック。ブロックした#19森田自身が押さえて、そのままエンドゾーンへ。東大はビッグプレーにより、駄目押しの追加点。 #3高橋のTFPも決まり、24−0。(11:04)
東大の好キックオフカバーにより、筑波大3rdシリーズは自陣19ydから。パスで1回FDを更新され自陣31ydまで進まれる、更にスイープでロングゲインを許すが、東大守備陣のハードタックルで筑波大RBがボールをファンブル。これを東大が押さえて攻守交替。ピンチの後にチャンスあり。敵陣49ydからの東大3rdシリーズの1stプレーでビッグプレー炸裂。QB#8長尾がオプションキープの動きからドロップバックし、思い切って投じたロングパスがWR#89岡山(3年)にどんぴしゃりのタイミングで見事にヒット。投げも投げたり/取りも取ったりの鮮やかな49ydTDパスであった。#3高橋のTFPも決まり、31−0。(11:42)

【4Q】筑波大4thシリーズは自陣20ydから。この試合再三気迫溢れるプレーを見せるLB#45奥茂の好タックルもあり、1回のFD更新も許さずにパントに追込む。筑波大パントが全く飛ばず、東大4thシリーズは敵陣34ydと絶好のポジションから。
1stプレーはQB#8長尾のオプションキープ。一線を抜けたQB#8長尾は、あわやTDとなる見事な32ydランを見せて、ゴール前2ydへ。最後はRB#31星野(2年)が果敢に飛び込んでTD。#3高橋のTFPも危なげなく決まって38−0。(1:39)
この日好調の東大キックオフカバーチームは今回も好カバーを見せ、筑波大5thシリーズは自陣25ydから。しかし、若手・控え選手を登場させた東大守備陣はリバース・スクリーンパス・リバースとテンポ良く前進され、僅か7プレーで東大陣32ydまで侵攻される。更にDBを抜いたWRにロングパスをキャッチされ、この試合初めてのTDを許す。TFPは失敗し、38−6。(4:03)
自陣39ydからの東大5thシリーズは今季初めてQB#14有井(3年)が指揮。自らの25ydオプションキープで敵陣38ydでFD更新。更にWR#88吉田(3年)への15ydパスも決めてゴール前23ydへ。FB#23末宗のダイブで2nd−5と確実に前進するも、またもやOLのホールディングで10yd罰退。WR#7和田(4年)への14ydパス成功で何とかFD更新を狙うも、10yd罰退が尾を引き、結局4th−4となり、FGトライ。FGは惜しくも失敗し、攻守交替。自陣20ydからの筑波大6thシリーズは2回4thダウンギャンブルを成功され、ハーフラインへ。30ydロングパスを簡単に決められ、更に20ydスクリーンパスであっさり2本目のTDを許す。TFPは失敗し、38−12。(残り時間1:16)
再度の攻撃権獲得を狙った筑波大オンサイドキックを#19森田が押さえ、敵陣47ydからの東大6thシリーズは今季初めてQB#15名井(2年)が指揮。WR#89岡山への5ydパスを落ち着いて成功させ、更にRB#32吉田がオプションピッチで好走を見せ、ゴール前24ydでFD更新。ショットガンからのパスを連発するも不成功に終わり、残り時間29秒で攻守交替。自陣24ydからの筑波大最後の攻撃に前進を許さず、ここで試合終了。

前節の関東学院大戦で調子を上げてきたディフェンスが今試合もゲインは許すがエンドゾーンを死守。一方でラン・パス共にバランス良く充実したオフェンスが好調と、攻守バランス良く筑波大を圧倒。見事な2連勝を飾った瞬間であった。
次節は最終戦。入替戦回避を賭け、2001年以来の1部リーグ3勝を賭けて、立教大との最後の勝負に挑む。この1年間の努力の全てをぶつけ、挑戦者の気持ちで伸び伸びとフットボールを楽しんで欲しい。


■対 関東学院大学戦

日時  10月27日 13:45 Kick Off
場所 アミノバイタルフィールド
●東京大学 24 ― 14 関東学院大学○
 
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
東京大
6
0
8
10
24
関東学院
0
14
0
0
14

【主なスタッツ】

 
東大
関東学院
FD
(ラン-パス-反則)
21(21-0-0)
11(10-1-0)
パス
(試等-成功-INT)
8-2-0
11-4-1
11yd
23yd
ラン
57回-302yd
27回-196yd
攻撃合計
65回-313yd
38回-219yd
攻撃時間
32'13"
15'47"

【WARRIORS選手の主な個人記録】

 
選手
記録
Run
QB長尾
21回-103yd
RB吉田
12回-75yd
RB末宗
10回-64yd
RB白山
13回-58yd
WR森田
1回-2yd
Pass
QB長尾
8-2-0
(11yd)
Receive
TE三品
2回-11yd
Intercept
CB刀田
1回-0yd

よもやの開幕4連敗を喫してしまったウォリアーズ。
第5戦の相手は今季中央大・明治大の2校にアップセットで勝利し、勢いに乗る関東学院大学。昨年同校とは最終戦で対戦したが、多くのミスで自滅して7−13で惜敗し、共に2勝5敗。その直後の試合で筑波大が一橋大に勝って3勝4敗となったが為に、入替戦出場を余儀なくさせられた因縁の相手。何としても勝ってリベンジを果たすと共に、残り3試合全てに勝利するための足ががりとなる大事な試合。台風の影響で暴風雨の中、どん底から蘇ったウォリアーズのプライドを賭けた試合が始まった。

【1Q】関東大のキックオフで試合開始。
自陣30yd近くからの東大1stシリーズ。Iフォーメーションからのランニングアタック。RB#23末宗(4年)の23ydランやQB#8長尾(4年)のQBキープでFDを重ね、時間をたっぷり使って70ydをドライブ。最後はRB#32吉田(4年)の10ydランで先制のTD。TFPのキックは外れて6−0。(6:08)
同じく自陣35yd近くからの関東大1stシリーズ。ショットガン体型からQBのランニングプレーを中心にずるずるとドライブされ、ゴール前まで攻め込まれるが、TDを狙ったパスをCB#2刀田(4年)がゴール前3ydで見事にインターセプト。

【2Q】攻守交替した東大2ndシリーズは1回FD獲得するも、エクスチェンジミスで痛恨のファンブルを犯してしまい、関東大にリカバーされ、再び攻守交替。ゴール前17ydで攻撃権を獲得した関東大2ndシリーズ。1回FDを獲得し、最後はエースRB#34三国の9ydランでTD。TFPのキックも決められ、6−7と逆転を許す。(2:56)
自陣39ydからの東大3rdシリーズはQB#8長尾(4年)のオプションキープやブーツレッグランで2回FD更新し、敵陣39ydまで攻めるも、3rd−4となり、更にオプションピッチをカットされて大きくロス。結局4th−20となりパント。
自陣20ydからの関東大3rdシリーズ。1stプレーでセンターからのダイレクトスナップを受けたRB#34三国が、緩急ある走りで第一線を抜け、そのまま脚力に物を言わせて80yd独走し逆転のTD。TFPのキックも決められ、6−14。(7:29)
自陣25ydからの東大4thシリーズは2回FD更新し、ハーフラインまで前進するも、後が続かずにパント。残り時間1分半で自陣20ydからの攻撃権を手にした関東大4thシリーズ。東大守備陣はずるずると前進を許し、東大陣40ydまで攻め込まれるが、時間に助けられ、前半終了。

【3Q】東大のキックオフで後半開始。
東大カバーチームが気迫溢れる好カバーを見せ、関東大1stシリーズは自陣25ydから開始。QBランで9yd走られるが、スペシャルプレーのリバースをノーゲインに抑えて3rd−インチ。ここで関東大にとっては痛恨の、東大にとってはラッキーなスナップミスにより4th−11となり、関東大はFDを更新することなくパント。
関東大パントが全く飛ばずに東大1stシリーズは敵陣35ydと絶好のポジションから開始。QB#8長尾のカウンターランでゴール前10ydまで進んだ後、3rd−8となるも、QB#8長尾がオプションキープで8yd走ってエンドゾーンを駈け抜け見事なTD。1本目のTDでTFPを失敗しているので12−14。当然TFPはキックではなく、2点狙いのプレーを選択。QB#8長尾が関東大の裏をかいて投じたフェイクパスをエンドゾーンでフリーになったTE#9三品(4年)がキャッチし、14−14の同点。(4:36)
こうなると流れは完全に東大へ。自陣36ydからの関東大2ndシリーズに1回FDを更新されるも、LB#44川面(4年)やDE#97生川(4年)の闘志溢れる好タックルで4th−9に追い込み、関東大はあえなくパント。
自陣17ydで攻撃権を手にした東大2ndシリーズ。QB#8長尾のオプションキープ、RB#23末宗(4年)のダイブが着実にゲインし、TE#9三品へのショートパスも交えて、5回FDを更新してゴール前25ydへ。

【4Q】更にRB#4白山(4年)の13ydランでゴール前12ydへ。3rd−6のピンチもQB#8長尾のオプションキープで凌ぎ、ゴール前1ydへ。最後はRB#32吉田(4年)が力で押し込んで、念願の逆転TD。キッカー#3高橋のTFPキックも決まり、21−14。(2:49)
時間をたっぷり使い、一度の反則も犯さず完結させた16プレー/83ydの見事なTDドライブであった。勢いに乗る東大は次のキックオフでも好カバーを見せ、関東大3rdシリーズは自陣20ydから。猛奮起した東大守備陣は一度のFDも与えずに1−2−3パントに追い込む。
残り時間7分強で手にした東大3rdシリーズは自陣23ydから。2回FDを更新して自陣46ydへ進んだ後の2nd−7でビッグプレー炸裂。ショットガン体型からWRのリバースフェイクでRB#32吉田のドロー。プレーコールの見事さとRB#吉田の味のあるランが相まって40ydのロングゲインとなり、更に関東大パーソナルファールもありゴール前5ydへ。関東大ゴール前ディフェンスの前になかなかTDを奪えず、ゴール前1ydで4thダウンとなったが、手堅くFGトライを選択。強風の中でキッカー#3高橋が見事に勝利を決定づけるFGを成功させ、残り時間1分で24−14と関東大を突き放す。
最後の関東大攻撃はパスの連発だったが、大きなゲインを許さずに試合終了。

守備陣が気合溢れるプレーで引っ張り、それに攻撃陣が応えて見事逆転。実に内容のある好ゲームで東大が雨中の激闘を制し、今季初勝利を収めた瞬間であった。4連敗の悪夢から蘇ったウォリアーズが、残り2試合完全勝利することを祈る。


■対 日本大学戦

日時  10月14日 16:30 Kick Off
場所 アミノバイタルフィールド
○東京大学 21 ― 72 日本大学●
 
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
東京大
0
7
0
14
21
日本大
17
20
21
14
72

【主なスタッツ】

 
東大
日大
FD
(ラン-パス-反則)
17(7-7-3)
23(5-17-1)
パス
(試等-成功-INT)
22-10-1
30-22-0
157yd
428yd
ラン
47回-108yd
16回-119yd
攻撃合計
69回-265yd
45回-547yd
攻撃時間
33'01"
14'59"

【WARRIORS選手の主な個人記録】

 
選手
記録
Run
RB末宗
11回-50yd
QB長尾
22回-42yd
RB白山
8回-16yd
RB吉田
4回-6yd
Pass
QB長尾
20-10-1
(157yd)
Receive
WR森田
4回-62yd
WR岡山
2回-66yd
WR和田
2回-16yd
TE三品
2回-13yd

【1Q】日大のキックオフで試合開始。
自陣16ydからの東大1stシリーズは2回のランで3ydしかゲインできず、3rdダウンでパスを試みるも、日大DLの強烈なラッシュの前にQBサックされ、あえなくパント。
好パントリターンにより、東大陣24ydからの日大1stシリーズ。 1stプレーでスクリーンパスにより、あっさりとTD(TFP成功)され、0−7。
#19森田(3年)の好KORにより自陣35ydからの東大2ndシリーズ。RB#4白山の9ydオプションピッチ、RB#23末宗の11ydダイブ、RB#4白山の13ydドローで3回FDを獲得し敵陣31ydまで進むも、その後が続かずに4th−12となり、パント。
自陣14ydからの日大2ndシリーズ。パスで自陣35ydまで進まれた後、ショートパスをキャッチしたWRへのタックルミスが相次ぎ、一気に東大陣20ydへ。更にパスキャッチしたWRのスピードについていけず、そのままエンドゾーンへ。わずか5プレーで2本目のTD(TFP成功)を許し、0−14。
KOR時の反則で罰退したため、自陣8ydからの東大3rdシリーズ。3回のランで3ydしか前進できず、1−2−3パント。
東大陣29ydと絶好のポジションからの日大3rdシリーズ。3rdダウンまで堪えるも、中央のランでFD更新され、ゴール前14yd。LB#44川面(4年)の好パスカットもあり、4th−3とし、日大は手堅くFGトライ。FGは成功し、0−17。

【2Q】自陣20ydからの東大4thシリーズ。 RB#23末宗の13ydダイブで1回FD更新するも、その後はQBサックを浴びる等4th−11となり、あっさりとパント。
ハーフライン近くからの日大4thシリーズ。1stプレーで40ydロングパスを決められ、ゴール前12ydへ。更に11ydパスでゴール前1ydとされ、QB自ら飛び込んで3本目のTD。TFPも成功し、0−24。
ここまで全く精彩の無い東大だったが、次のKORでビッグプレー炸裂。#32吉田(4年)が好ブロックに守られ、快足を飛ばして敵陣42ydまでリターン。2回連続のスペシャルプレーは失敗し3rd−12となったが、QB#8長尾(4年)からWR#19森田へのパスが見事に成功し、ゴール前29ydへ。しかし、オプションピッチは4ydロス、QBキープも僅か2ydゲイン、更にQBサックで大きくロスして4th−22となり、結局パント。
日大5thシリーズは自陣3ydと奥深くから。しかし、2回連続でミドルパスを決められて自陣31ydまで進まれた後、ショートパスをキャッチしたRBに独走され、4本目のTD。TFPは失敗し、0−30。
前半残り時間4分からの東大6thシリーズは、自陣39ydから。日大のパスインターフェアで自陣46ydでFD更新した後、3rd−4に追い込まれるが、QB#8長尾の11ydオプションキープにより敵陣38ydでFD獲得。2nd−14からQB#8長尾のスクランブルで3rd−4とするが、その後のオプションキープは1ydしかゲインできず、4th−3に追い込まれる。東大は当然ギャンブル選択。RB#32吉田のドローが見事に決まり、ゴール前24ydへ。(残り時間40秒)
3rd−10となるが、WR#89岡山(3年)への見事な24ydTDパスが成功。#3高橋(4年)のTFPも成功し、7−30。(残り時間24秒)
しかし、この後がいけない。残り時間16秒でハーフラインからの日大最後の攻撃。 最初のパスが失敗した後の2nd−10。日大WRがTD阻止のプリベント守備を敷いていた東大DBを振り切り、QBが思い切って投じたロングパスを好捕し、そのままTD。何とも後味の悪い最終プレーにより、7−37で前半終了。

【3Q】東大キックオフで後半開始。
しかし日大リターナーを全くタックルできずにサイドラインを疾走され、リターンTD。TFPも成功し、7−44。
自陣13ydからの東大1stシリーズ。RB#23末宗のダイブでFD更新し、自陣24ydまで進むも、フェイクパスをインターセプトされ、攻守交替。
東大陣36ydからの日大1stシリーズ。FD更新され、ゴール前23ydまで進まれるが、ショベルパス・QBスクランブルにゲインを与えず、3rd−13まで追い込む。更にDLのパスラッシュ厳しくQBを追い詰めるが、最後の詰め甘く、ラッシャーをかわした日大QBにTDパスを決められ、7本目のTD。TFPも成功し、7−51。
自陣26ydからの東大2ndシリーズ。1回FD更新し自陣38ydまで進むが、2回のランで全くゲインできず、更にパス失敗。あえなくパントとなったが、日大のラフィングザキッカーの反則で敵陣47ydでFD更新。しかし、結局4th−2でパント。
東大パントが全く飛ばず、自陣32ydからの日大2ndシリーズ。オプションピッチで38ydゲインされ最後は15ydパスにより、僅か5プレーで8本目のTD。TFPも決まり、7−58。自陣19ydからの東大3rdシリーズも1−2−3パント。

【4Q】東大陣45ydからの日大3rdシリーズ。QBランを逆サイドからタックルしたDE#92中野(4年)や、QBスクランブルをこの試合初めてロスに仕留めたDL陣等の好プレーで3rd−14に追い込んだが、結局5プレーで9本目のTD。TFPも成功し、7−65と果てしなく点差は広がる。
#32吉田の好リターンにより東大4thシリーズは自陣39ydから。日大DBを振り切ったWR#89岡山への見事なロングパスは日大のインターフェアにより失敗するも、15yd前進して敵陣44ydでFD獲得。3rd−7となりパスを試みようとするが、日大のラッシュ厳しく、QB#8長尾はスクランブル。しかし、スクランブルしつつフリーになったWR#19森田へパスを投じて、見事に成功し、一気にゴール前12ydへ。ここで4回連続でQB#8長尾のラン。オプションキープは2ydロス、スプリントアウトランは7ydゲイン、決めキープは4ydゲインし、4th−1で辛うじて1ydゲインし、ゴール前2ydでFD更新。しかし、日大強力ディフェンスの前に、なかなか簡単にTDできない。パス失敗、オプションピッチは4ydロス、ゴールまで6ydとなったが、何とかQB#8長尾が5yd走り、最後はパワーIからRB#4白山が飛び込んで念願のTD。#3高橋のTFPも成功し、残り時間4分半で14−65。
しかし、日大も攻撃の手を緩めない。自陣35ydからの4thシリーズは8プレーでTD。TFPも成功し、残り時間2分半で14−72。
何とか最後に一矢報いたい東大だが、KORでは日大カバーチームをブロックできずにリターナーがダイレクトタックルされ、自陣17ydと陣地悪く最後の攻撃開始。しかし、WR#7和田の17ydパスで自陣40ydでFD更新。WR#89岡山が日大DBと競り合いながらも勝負強く42ydロングパスを好捕。東大は残り時間1分でゴール前18ydへ。更にWR#19森田の16ydパスキャッチでゴール前2ydへ。QB#8長尾のキープは3ydロスするも、最後はショートパスをキャッチしたTE#9三品(4年)がエンドゾーンを駆け抜け、終了間際24秒で根性のTD。TFPも決まり21−72。 東大レシーバー陣の「役者揃い踏み」の好TDシリーズであった。
日大最後の攻撃は前半終了間際の轍を踏むことなく、しっかりとプリベント守備で乗り切り、そのまま試合終了。


■対 中央大学戦

日時 10月 7日 10:45 Kick Off
場所 川崎球場
○東京大学  7― 28 中央大学●
 
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
東京大
0
0
7
0
7
中央大
0
7
7
14
28

【主なスタッツ】

 
東大
中央大
FD
(ラン-パス-反則)
14(6-8-0)
21(12-8-1)
パス
(試等-成功-INT)
33-14-1
27-18-0
181yd
126yd
ラン
24回-78yd
39回-248yd
攻撃合計
57回-259yd
66回-374yd
攻撃時間
20'08"
27'52"

【WARRIORS選手の主な個人記録】

 
選手
記録
Run
QB長尾
13回-32yd
RB白山
3回-19yd
RB吉田
3回-13yd
WR森田
1回-12yd
RB末宗
3回- 4yd
Pass
QB長尾
33-14-1
(181yd)
Receive
WR岡山
6回-56yd
WR森田
5回-96yd
TE三品
2回-22yd
WR和田
1回-7yd

初戦の明大戦(28対35)は最後までモメンタムを引き寄せることが出来ず、第2戦の慶大戦(23対27)は17点のリードを守りきれずに痛恨の逆転負けと、共に接戦をものにできず惜敗を喫してしまったウォリアーズ。
第3戦の相手は中央大学。伝統の強力ラインを擁しブロック優勝を狙う強豪だが、初戦の筑波大(58対6)には完勝したものの、第2戦の関東学院大(14対34)にはアップセットを喫して1勝1敗。優勝戦線から脱落したウォリアーズにとっては、2連敗の悔しさをぶつけて初勝利を挙げると共に、創部50周年を迎える今季の目標である「一部上位定着元年」を何としても達成するためには絶対に負けられない試合。
「絶対に勝つ」という気持ちで臨んだ試合だったが・・・・・


【1Q】東大のキックオフにより試合開始。
中大1stシリーズは自陣25ydから開始。ショットガン体型からのショートパス主体の攻撃に対して3回連続で3rdダウンに追い込むが、何れもランプレーでFDを獲得され、東大陣37ydまで進まれる。更に3回の攻撃で9yd前進され、ゴール前28yd/4th−1。FGを狙わずギャンブルに出た中大ランを何とか止め、開始早々のピンチを凌ぐ。
自陣28ydからの東大1stシリーズ。
QB#8長尾(4年)からWR#89岡山(3年)への9ydパス、RB#32吉田(4年)の15ydオプションピッチ、WR#19森田(3年)のモーションからの12ydラン等でテンポ良く3回FDを重ねて、僅か5プレーで敵陣32ydへ。しかし、WRのキャッチミスでTDパスは通らず、中央へのパワープレーはロスし、先制の好機を活かせず、4th−12となりパント。スナップをRBが直接キャッチし、ショートパスを投じるスペシャルプレーを試みるが効果なく、攻守交替。
自陣36ydからの中大2ndシリーズは、ランプレーに対するLB#92中野(4年)の好ロスタックルやパスキャッチ後のWRへのLB#45奥茂(4年)の好タックル等で4th−9とし、パントに追い込む。
しかし、自陣37ydからの東大2ndシリーズも精彩無し。中大LBにQBサックを許して10ydロス。QB#8長尾のキープも5ydゲインに留まり、WRのキャッチミスで結局4th−15/1−2−3パント。

【2Q】中大3rdシリーズは自陣31ydから開始。
1回FDを獲得され、ハーフライン/3rd−1のシチュエーションでのQBスクランブル。東大守備陣の相次ぐタックルミスにより予想外のロングゲインとなってしまい、一気にゴール前23ydまで侵攻される。更に11ydパス成功を許してゴール前12ydへ。東大守備陣も良く粘って何とか3rd−10とするも、スプリントアウトからのパスで先制のTDを決められてしまう。(9プレー/69ydドライブ)TFPも決められ、0−7。(3:18)

何とか早く同点に追いつきたい東大3rdシリーズは自陣28ydから。TE#9三品(4年)への14ydパスやQB#8長尾の11ydスプリントアウトランで、僅か2プレーで敵陣47ydまで攻めるも、流れに乗ることができず結局4th−4となりパント。
自陣8ydからの中大4thシリーズには1回FDを与えるものの、SF#3高橋(4年)の好タックルでパスキャッチしかけたWRの落球等もあり、パントに追い込む。
残り時間5分弱で再び攻撃権を獲得した東大4thシリーズは自陣18ydから。
RB#4白山(4年)の12ydオプションピッチで自陣30ydまで前進し、2nd−11でのRB#4白山の中央ランで3rd−1とするも、QB#8長尾のオプションキープは中大のCBブリッツが大当たりして4ydロス。結局パントとなり、なかなか波に乗れない。東大パントはあわやブロックされそうになり、飛距離が伸びず、中大5thシリーズは残り時間2分半で東大陣48ydから開始。中大のホールディングの反則もあり、何とか4thダウンに追い込み攻撃権を獲得するも残り時間は1分。そのまま2プレー流して前半終了。

【3Q】中大キックオフで後半開始。
東大1stシリーズは自陣28ydから。しかし、中央ダイブは僅か2yd、前半2回10yd以上のゲインをしたオプションピッチも中大守備陣のアジャストにより3ydロス。結局1回もFDを獲得できずに1−2−3パントと、あっさり攻守交替。
自陣43ydと絶好のポジションからの中大1stシリーズ。1回FDを獲得され東大陣43ydまで進まれるが、3rd−2の局面でのランプレーを好守備で2ydロスさせ、4th−4でのギャンブルもパス失敗。
何とか早い時間帯に追いつきたい東大2ndシリーズは自陣35ydから開始。QB#8長尾からWR#19森田への37ydロングパスが成功し、一気に敵陣28ydへ。更にWR#19森田への16ydパスが決まり、ゴール前12ydへ。最後はTE#9三品への8ydパスが見事に成功し、東大は念願のTD。(5プレー/65ydドライブ)#3高橋のTFPも決まり、7−7の同点。(5:40)

これで波に乗りたい東大。 続くキックオフで#45奥茂の好タックルにより中大2ndシリーズは自陣29ydから。勢いづいた東大守備陣はFDを与えず、中大は1−2−3パント。
しかし風上からの中大パントは飛距離・コントロールとも申し分なく、東大3rdシリーズは自陣1ydからの開始を余儀なくされる。QB#8長尾の決めうちキープで4ydゲインしてゴール前のピンチを脱し、更にWR#19森田への10ydパスで自陣15ydでFD獲得。このままドライブしたい東大だったが、3rd−6でのQB#8長尾のランは見事に封じられ、結局4th−6となりパント。
自陣45ydと絶好のポジションからの中大3rdシリーズ。10ydパス、18ydQBランでテンポ良く前進され、あっという間にゴール前27ydのピンチ。中央を突破したRBと東大守備陣がすれ違い、そのまま痛恨の27ydの逆転TD。(4プレー/55ydドライブ)TFPも決まり、7−14。(11:20)

【4Q】じっくりと攻めたい東大4thシリーズは自陣21ydから。
しかし、中大の激しいパスラッシュの前に3回連続のパスで効果的なゲインを奪えず、4th−9/1−2−3パントと、あっけなく攻撃権を明け渡してしまう。風上からの#97生川(4年)のパントは飛距離が伸び、陣地挽回して中大4thシリーズは自陣23ydと奥深くから。
しかし、流れは完全に中大へ。中大RBの力強い3rd・4thエフォートや、東大守備陣の相次ぐタックルミスもあり、中大のラン・パス織り交ぜた攻撃を全く止めることができず、テンポ良く5回FDを重ねられ、ゴール前18ydまで攻められる。ここでTDを許せば残り時間から勝利の可能性は乏しくなる東大。気力で3rd−7まで踏ん張り、パスも失敗させるが、痛恨のパスインターフェア。最後はパスでこの試合3本目のTDを許してしまう。(14プレー/77ydドライブ)TFPもきっちりと決められ、7−21。(残り時間6:40)

未だ勝利をあきらめない東大5thシリーズは自陣32ydから。1stプレーでQB#8長尾の投じたロングパスを中大DBと競り合ったWR#89岡山が見事なスーパーキャッチを演じ、一気に敵陣37ydへ。
しかし、この後が続かない・・・
WR#19森田の9ydパスで3rd−インチとなり、QB#8長尾のランでFD獲得を目論んだが、マークの厳しい中大守備陣の前に大きくロスし、4th−5。当然ギャンブルだが、パス失敗。攻撃権を明け渡してしまう。中大5thシリーズにFDを与えず、攻撃権を取り返した東大6thシリーズ。自陣27ydから自陣44ydまで進むが、QB#8長尾がQBサック寸前で投じたパスを中大DBがインターセプトし、万事休す。(残り時間3分弱)

自陣39ydからの中大6thシリーズで1回FDを獲得され、ハーフラインまで進まれた後、緊張感の切れた東大守備陣は中大RBに中央突破され、そのままエンドゾーンまで独走を許し、敗戦を決定付ける4本目のTDを奪われてしまう。(4プレー/61ydドライブ)TFPも決まり、7−28。(残り時間1分半)

東大最後の攻撃は中大プリベント守備の前に自陣29ydから気力で敵陣37ydまで進むも、 そのままタイムアップ。

こうして必勝を期した試合は完敗に終わった。14日の次試合まで僅か1週間。しかも相手はブロック優勝筆頭の強豪日大。
「心」も「身体」も元気を取り戻し、自信を持って伸び伸びとフットボールを楽しんで欲しい。


■対 慶應大学戦

日時  9月23日 17:15 Kick Off
場所 アミノバイタルフィールド
○東京大学 23 ― 27 慶應大学●
 
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
東京大
7
10
0
6
23
慶應大
0
7
7
13
27

【主なスタッツ】

 
東大
慶應大
FD
(ラン-パス-反則)
15(11-3-1)
21(15-3-3)
パス
(試等-成功-INT)
20-9-0
6-4-0
75yd
55yd
ラン
36回-283yd
45回-338yd
攻撃合計
56回-358yd
51回-393yd
攻撃時間
25'45"
22'15"

【WARRIORS選手の主な個人記録】

 
選手
記録
Run
RB白山
18回-175yd
QB長尾
15回-102yd
WR岡山
1回-20yd
RB末宗
3回-6yd
WR森田
1回- 3yd
RB高見
1回-1yd
RB星野
2回-0yd
Pass
QB長尾
20-9-0
(75yd)
Receive
RB白山
5回-22yd
WR森田
2回-42yd
TE三品
1回-7yd
WR和田
1回-4yd

開幕戦の明大戦で互角の勝負をしながら、最後までモメンタムをつかむことができず、痛恨の惜敗を喫してしまったウォリアーズ。
第二戦の相手は昨年同様に慶応大学。一昨年はブロック2位、昨年はブロック優勝で2年連続関東選手権決勝に駒を進めてきた強豪チーム。昨年は20−37で完敗したが、何としても雪辱を果たすと共に、優勝戦線に踏み止まる為にも絶対に負けられない重要な試合。ウォリアーズの全てを賭けた戦いが始まった。


【1Q】慶大のキックオフにより試合開始。
リターナー#19森田(3年)の好リターンにより、東大1stシリーズはハーフライン近く自陣49ydから開始。 3回のランでFD獲得ならず4th−2となるが、パント体型からパンターに入ったQB#8長尾(4年)がオープンを走ってFD獲得。東大は開始早々のギャンブル成功。その後、3rd−5をQB#8長尾からWR#19森田への18ydパス、3rd−9をQB#8長尾の13ydランで乗り切り、ゴール前3ydへ。最後はQB#8長尾自らオプションキープでエンドゾーンへ飛び込み、東大は先制のTD。(11プレー/51ydドライブ)#3高橋(4年)のTFPも決まり、7−0。(5:55)

慶大1stシリーズは自陣35ydから開始。
一昨年慶応義塾高が全国制覇を果たした時のQB#5青樹(2年)が先発。1stプレーでショットガン体型からのオプションキープがロングゲインとなり、一気にゴール前11ydへ進まれる。しかし東大守備陣が良く踏ん張り、2回のランで5ydしか前進を許さず、3rd−5に追い込んだ後のパスをLB#45奥茂がナイスカット。4th−5となった慶大はFGトライするも失敗し、東大はピンチを凌ぐ。
自陣20ydからの東大2ndシリーズ。
3rd−10でQB#8長尾からWR#19森田への見事な24ydパスが成功。続いて、WR#89岡山(3年)がリバースプレーで好走し、一気に敵陣37ydへ。更にRB#4白山(4年)のオプションピッチでFDを獲得し、ゴール前24ydへ。しかし、2回のランで4ydしか前進できず、パスも失敗し、東大はFGトライ。

【2Q】#高橋が37ydのFGを見事に決めて、10−0と慶大を突き放す。(0:08)
慶大2ndシリーズは自陣30ydから開始。 1stシリーズと同じQBオプションキープでFD獲得され東大陣44ydへ進まれるが、次の中央ランを2ydゲインに留め2nd−8とした後、QBオプションキープに東大守備陣がハードタックルを浴びせ、慶大QBがボールをファンブル。LB#92中野(4年)がナイスリカバーし、敵陣44ydまでリターン。 モメンタムは完全に東大へ。
このチャンスを活かして一気に畳み掛けたいところだが、2回のパスは失敗、QBキープはノーゲインとなり、結局4th−10となりパント。 #8長尾の良くコントロールされたパントにより、慶大3rdシリーズは自陣2ydから。 オプションキープ・ギブでFDを2回重ねられ、自陣36ydまで陣地を回復されるが、東大守備陣が良く踏ん張って3rd−3に追い込み、ここまでの慶大キープレーのQBキープにもディフェンスコールが大当たり。LB#92中野のロスタックルにより、4th−7としてパントに追い込む。
東大4thシリーズは自陣30ydから開始。RB#4白山の好オプションピッチランにより自陣43ydでFD獲得。キャッチしたらあわやTDとなるフェイクパスが失敗した後の2nd−10で、ビッグプレー炸裂。
ショットガン体型からQBドローを試みた#8長尾は、慶大守備陣を突破できないと判断すると左→右→左と慶大ラッシャー陣をかわしてスクランブル。最後は大きく右へ旋回し、OLの好ブロックにも支えられ、エンドゾーンまで快足を飛ばして一気に駆け抜け、長躯57ydのTDラン。東大史上有数のアスリートQBである#8長尾の個人技で獲得したTDであった。#3高橋のTFPも決まり、17−0と完全に慶大を突き放す。(残り時間3:54)

慶大4thシリーズは自陣25ydから。
QBは4年生#13に交代し、慶大攻撃も息を吹き返す。中央のオプションギブがテンポ良く連続してロングゲインを生み、僅か3プレーで一気に東大陣42ydへ。更にQBキープでFDを獲得されゴール前30ydへ。(残り時間1:47)

ここまでゲインされても得点を許していない粘り強い東大守備陣。2回のランを3rd−1に追い込み、更にあわやQBサック寸前までラッシュするも、結局パス成功を許してゴール前12ydへ。最後はオプションピッチでTDを決められてしまう。(8プレー/75ydドライブ)TFPも決められ、17−7。(残り時間42秒)

再度攻撃権獲得を狙った慶大オンサイドキックは失敗し、東大が1シリーズ攻撃を行ったところで前半終了。

【3Q】東大キックオフで後半開始。
#2刀田の好タックルにより、慶大1stシリーズは自陣35ydから開始。前半最後のシリーズで威力発揮したオプションギブを止められず、39ydゲインを許し、一気にゴール前23ydまで侵攻され、更に同プレーで13ydゲインを許してゴール前10ydへ。何とか3rd−1/ゴール前2ydまで凌ぐも、最後はRBに中央ダイブされ後半開始早々にTDを許してしまう。(6プレー/65ydドライブ)TFPも決められ、17−14。(2:19)

何とか突き放したい東大1stシリーズは自陣24ydから。 2回連続で3rdダウンに追込まれるが、最初の3rd−2はQB#8長尾のオプションキープで、次の3rd−17は慶大パーソナルファウルでFDを獲得して自陣49ydまで何とか前進。次も3rd−5となるが、QB#8長尾の決め打ちランで大きく前進し、敵陣30ydへ。しかし、2回のランプレーは全く前進できず、しかも手痛い反則で15yd罰退して3rd−24。パスも失敗し結局パント。#8長尾のパントは良くコントロールされ、ゴール前ギリギリで押さえるべきところ、東大カバーチームのミスでボールはエンドゾーンへ。
慶大2ndシリーズは自陣20ydから開始。 3rd−8に追い込んだ後のロングパスもDBのナイスカットで失敗させ、安堵したのも束の間。グランドには反則を告げるイエローフラッグ。東大DB(ボールカットした選手とは別)のパスインターフェアにより、慶大は自動的にFD獲得。
これで息を吹き返した慶大攻撃。4回連続の中央オプションギブで3回FDを重ねられ、ゴール前20ydへ。更に2回のオプションギブで8yd前進を許すも、3rd−2のパスは失敗し、4th−2。

【4Q】慶大はFGトライを選択。29ydFGは成功し、17−17と同点に追いつかれる。(0:13)
未だ未だ勝負はここから。逆転を狙った東大2ndシリーズは自陣20ydから。RB#4白山の18ydオプションピッチでFDを獲得し、自陣41ydへ。4th-インチのピンチもRB#4白山の好オプションピッチランで乗り切り、一気に敵陣38ydへ進む。しかし、手痛いパーソナルファウル(ビローザウェスト)で15yd罰退し1st−25。2nd−20まで挽回するも、続くQBキープで慶大ハードタックルによりファンブル。慶大守備陣にリカバーされ、痛恨の攻撃権交代。
自陣46ydと絶好のポジションで攻撃権獲得した慶大3rdシリーズ。 1回FDを獲得され東大陣41ydまで攻められるが、闘志衰えない東大守備陣が奮起。3回のランプレーに6ydしか前進を許さず、4th−4。慶大は当然FGトライを選択するも、成功する可能性の極めて少ない52ydロングFG。しかし、敵ながら天晴れ、見事にFGは成功。17−20と東大はこの試合初めて逆転を許してしまう。(残り時間4分半)

何とか再逆転を図りたい東大。続くKORでの反則(背後からの不正なブロック)により10yd罰退し、自陣10ydとポジション悪く追撃開始。徹底的にマークされているQB#8長尾のキープは2ydしか前進できず、2nd−8。 しかし、次プレーで起死回生のビッグプレー炸裂。オプションピッチを受けたRB#4白山が好ダウンフィールドブロックにも助けられ、長躯81ydのロングゲインを演じて、一気にゴール前4ydへ。2プレー目にQB#8長尾がオプションキープでエンドゾーンへ走り抜け、東大は嬉しい再逆転のTD。ディレーオブザゲームの反則で5yd罰退した後のTFPは残念ながら失敗。東大は残り時間2分半で23−20と再逆転するも、FG1本で同点となる微妙な点差。

最後の慶大攻撃は自陣35ydから。勢いづいた東大守備陣はランプレーに前進を許さず、パスも失敗させ、3rd−10に追い込み、続くロングパスも失敗。応援席の誰もが東大の勝利を確信して安堵した瞬間、無常にもグランドには反則を告げるイエローフラッグ。
またもや不必要なパスインターフェアであり、慶大はハーフラインで自動的にFD獲得。その後、19ydパス成功でゴール前30ydとFG圏内へ。慶大ホールディングの反則で2nd−12となるも続くパスは成功。更に闘志余った東大ラッシャーのラフィングザパッサーの反則でゴール前5ydと絶体絶命のピンチ。
2ydダイブでゴール前3yd。最後はオープンランでエンドゾーンに駈け抜けられ、終了間際のラスト29秒に再逆転のTD。TFPもきっちりと決められ、FGでは追いつかない4点差の23−27。
ロングゲインを避けたゴロキックを自陣23ydまでリターンした東大は、プリベント守備を敷く慶大守備陣の前に、もはや為す術無く、FD更新できないまま試合終了。

勝てる試合に多くのミスと反則で自滅し、勝利の女神に見放されたウォリアーズ。この敗戦により開幕2連敗となってしまい、目標であるブロック優勝は大きく遠のいた。しかしシーズンは未だ始まったばかりである。敗戦のショックから立ち直り、プライドを賭けて残り5試合全てに勝利することを祈る。


■対 明治大学戦

日時  9月 8日 17:15 Kick Off
場所 アミノバイタルフィールド
○東京大学 28 ― 35 明治大学●
 
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
東京大
7
14
7
0
28
明治大
14
7
14
0
35

【主なスタッツ】

 
東大
明治大
FD
(ラン-パス-反則)
23(14-6-3)
16(13-3-0)
パス
(試等-成功-INT)
23-11-0
7-4-0
107yd
108yd
ラン
50回-193yd
38回-279yd
攻撃合計
73回-300yd
45回-387yd
攻撃時間
30'00"
18'00"

【WARRIORS選手の主な個人記録】

 
選手
記録
Run
QB長尾
24回-107yd
RB白山
15回-54yd
RB星野
5回-18yd
RB末宗
5回-10yd
WR森田
1回- 4yd
Pass
QB長尾
23-11-0
(107yd)
Receive
RB白山
3回-10yd
WR和田
2回-45yd
WR森田
2回-25yd
WR岩崎
1回-13yd
RB高見
1回- 9yd
WR岡山
1回- 6yd
RB星野
1回- -1yd

いよいよ2007年ウォリアーズの開幕戦。
1部復帰初年度だった昨季は2勝をあげながら厳しい入替戦を強いられたが、創部50周年を迎える今季は、「UPSET」を合言葉に「ウォリアーズ旋風」を巻き起こし、今シーズンの目標である「一部上位定着元年」を果たすべく、春シーズン・夏合宿を通じてチーム作りを進めてきた。
開幕戦の相手は、奇しくも昨年と同じ明治大学。一昨年はブロック優勝、昨年はブロック2位の強豪チーム。 昨季リーグ戦で一試合平均失点リーグ2位と粘り強く堅守の守備陣は11名中8名が残っている上に、課題であった得点力不足は昨年高校日本一になった日大三高から大型QBと大型RBが加入して解消を図っている。昨年は10−16で惜敗したが、今年は昨年の悔しさを胸に、必ず借りを返してリベンジを果たす。

[1Q]東大のキックオフにより試合開始。
明大1stシリーズは自陣27ydから開始。QB#16(1年、182cm80kg)、FB#31(1年、185cm95kg)、TB#33(2年、183cm85kg)と下級生大型トリオのオフセットI体型から繰り出す中央・オープンのランプレーが威力発揮。3回立て続けにFDを獲得され、僅か7プレーでゴール前18ydまで進まれる。明大のクリッピングの反則で1st−27となり、何とか3rd−8まで凌ぐも、QBスクランブルでゴール前5ydでFDを獲得され、最後はノーマルT体型から大型FB#31が押し込んで先制のTD。(12プレー/73ydドライブ)
TFPも決まり、0−7。(4:17)
リターナー#19森田(3年)の好リターンにより、東大1stシリーズはハーフライン近く自陣48ydから開始。3回のランでFDまでボール1個分足りず4th−インチとなるが、攻撃力に自信を持つ東大は試合開始早々ギャンブル。エースQB#8長尾(4年)がオプションキープで快走し、敵陣30ydでFD獲得。更にQB#8長尾のスクランブルでゴール前19ydへ。TB#31星野(2年)の6ydランの後、QB#8長尾の9ydランでゴール前4ydへ。最後はFB#23末宗(4年)が押し込んでTD。(9プレー/52ydドライブ)
#3高橋(4年)のTFPも決まり、7−7の同点。(8:12)
東大KOカバーチームの好カバーにより、明大2ndシリーズは自陣31ydから。大型トリオの繰り出す中央・オープンのランが全く止まらず、3回FDを重ねられ、僅か6プレーでゴール前9ydまで攻め込まれる。最後はTB#33のランプレーで明大は逆転のTD。(7プレー/69ydドライブ)
TFPも決まり、7−14。(10:49)
リターナー#81杵多(3年)の好リターンにより、東大2ndシリーズも自陣48ydと絶好のポジションから開始。パスキャッチしたRB#4白山(4年)の好走により、敵陣40ydでFD獲得。RB#47高見(3年)への9ydパスが決まったところで2Qへ。

[2Q]RB#4白山のランでゴール前27ydでFD獲得。3rd−7となるも、RB#4白山がオプションピッチで快走し、 ゴール前13ydへ。RB#31星野の8yd中央ラン等で3rd−1となった後、QB#8長尾がオプションキープでエンドゾーンに駆け抜けTD。(10プレー/52ydドライブ)
#3高橋のTFPも決まり、再度14−14の同点。(3:04)
ここまでの「TDを取られたら取り返す展開」を何とか打開したいウォリアーズ。自陣33ydからの明大3rdシリーズで、好ディフェンスによりオプションピッチをロスに仕留める等奮起し、4th−1に追い込み、明大はこの試合初めてのパント。乱れたスナップを何とかパントしたところを、東大ラッシュ陣がブロックし、#95八木(2年)がゴール前12ydでリカバー。
この値千金のビッグプレーを何とか逆転のTDに結び付けたいウォリアーズ。しかし、QB#8長尾のオプションキープで6yd獲得するものの、その後のパスは失敗、#4白山のオプションピッチは1ydしかゲインできず、ゴール前5ydで4th−3と追い込まれる。3点のFGは狙わず、あくまでもTDを狙ってパスプレーを選択するも、QB#8長尾はサックされ、絶好のチャンスをものにできない。ピンチを凌いだ明大4thシリーズは自陣10ydから開始。(前半残り5分)
2回FDを獲得され自陣31ydまで進んだ後の1stプレー。ショートパスをキャッチしたWRにそのままエンドゾーンまで疾走されるという、痛恨の一発TDパスを許してしまう。(6プレー/90ydドライブ)
TFPも決められ、14−21。(前半残り3:20)
明大KOは風に乗りタッチバックとなり、東大の4thシリーズは自陣20ydから開始。
主将WR#7和田(4年)のパスで自陣39ydへ進み、ドロップバックしたQB#長尾が足を滑らせ転倒するハプニングで2nd−20となるも、明大パーソナルファールにより自陣41ydで再度FD獲得。QB#8長尾の2回連続のスクランブルでFD獲得し、東大は残り時間1分で敵陣49ydへ。WR#19森田への14ydパスが決まり敵陣35ydでFD獲得するも、QB#8長尾のキープは3yd、その後のパスは失敗。
東大は、残り時間30秒弱で、ゴールまで31yd/3rd−7と追い込まれる。明大がプリベント守備を敷いて一発TDに備える中、QB#8長尾は個人技でフリーになったWR#7和田へコントロール良いロングパスを投じ、東大は気力のTD。(11プレー/80ydドライブ)
#3高橋のTFPも決まり、前半残り時間15秒で21−21と根性の同点。

[3Q]前半同様に東大キックオフで後半開始。(最初のコイントスで東大は前半選択権。強風のため風上からのキックオフ選択)
明大に好リターンを許し、明大1stシリーズは自陣47ydから開始。1stプレーでオプションピッチを受けスクリーメージラインを抜けたTB#33が、ブロッカーを巧みに使い、長躯50ydの快走を見せ、一気にゴール前3ydへ。FB#31が中央を突いて、明大は後半開始早々再逆転のTD。TFPも決められ、21−28。(0:43)
直ぐに追いつきたい東大の1stシリーズは、リターナー#4白山の好リターンにより、自陣41ydから開始。
3rd−9に追い込まれるが、QB#8長尾のランで敵陣46ydでFD獲得。更に2回連続で3rdロングと苦しい状況が続くも、東大WR陣の能力を警戒した明大DB陣の相次ぐパスインターフェアによりFDを獲得し、ゴール前11ydへ。
2回連続のランは明大ブリッツ等により進まず3rd−12となるが、QB#8長尾が根性の10ydランを演じて4th−2まで前進。明大オフサイドにより、ゴール前11.5ydで4th−インチと胃の痛くなる状況は続く。しかし、冷静なQB#8長尾がオプションキープで自らエンドゾーンに飛び込み、東大は意地のTD。(14プレー/59ydドライブ)
#3高橋のTFPも決まり、28−28と、この試合4回目の同点。(6:35)
東大KOカバーチームの好カバーにより、明大2ndシリーズは自陣27ydから。
1回FDを獲得され自陣39ydまで進まれるも、3回のランプレーで10ydゲインさせず、4th−インチに追い込む。
しかし、ランプレーに絶対の自信を持っている明大はギャンブル。ノーマルTからの中央ダイブでFDを獲得され、東大陣44ydへ。更にミドルパスを決められ、ゴール前25ydまで攻め込まれる。2回のランを何とか3rd−5まで食い止めるが、パスでFDを取られ、ゴール前13ydへ。最後は明大主将RB#29のオープンランで明大は再逆転のTD。TFPも決められ、28−35。(11:03)
明大KOは風に乗りタッチバックとなり、東大の2ndシリーズは自陣20ydから開始。QB#8長尾のオプションピッチでFD獲得し、自陣32ydへ。

[4Q]3rd−7となるがWR#19森田への10ydパス成功。自陣45ydまで陣地回復。更に、WR#87岩崎(4年)への13ydフェイクパ成功。敵陣42ydへ。その後2回の3rdロングをQB#8長尾、RB#4白山のランで凌ぎ、ゴール前20ydへ。明大守備陣の踏ん張りの前に効果的なゲインを奪えず4th−6となり、QB#8長尾からWR#7和田のホットラインのパスも失敗し、東大は惜しくも同点のチャンスを逃す。残り時間6分。
早い時間帯にもう一度攻撃権を得て、同点に追いつきたい東大。この局面で、東大守備陣が猛奮起。自陣15ydからの明大攻撃で、中央ラン・QBキープにゲインを許さず3rd−9とし、パスも失敗させてパントに追い込み、攻守交替。
残り時間5分強、ハーフライン近くの自陣45ydで再度攻撃権を得た東大。3rd−3のピンチをQB#8長尾のキープランでギリギリFDを獲得し、敵陣44ydへ。
4th−1のピンチをQB#8長尾に集中する明大守備陣の裏をかいたRB#4白山のオプションピッチで凌ぎ、一気にゴール前23ydへ進む。(残り時間1:42)
明大守備陣の前に3回連続のパスで7ydしか獲得できず、ゴール前16ydで4th−3と最後の攻撃。東大応援団の誰もが固唾を呑んで祈る中、QB#8長尾の投じたパスは、ジャンプした明大DLの手でカットされ、この瞬間東大の反撃は潰えた。(残り時間30秒)
攻撃権を得た明大のニーダウンにより、タイムアップ。東大史上稀にみる死闘が、残念ながら28−35の惜敗で終わった瞬間であった。

あたかも「ノーガードの殴り合い」のような凄まじい激闘。気持ちが切れた方が負けという極度の緊張感の中で、キックオフ時のオフサイドを除けば1度の反則も無く、ファンブル等のミスが皆無の「気力と気迫」に満ちたゲーム。
僅差でも負けは負けなので敗因分析と課題の克服は必要だが、「試合終了時のスコアがたまたま28−35」という見方もでき、残り試合全勝する意気込みで練習を重ねれば、必ずや次節以降の 大躍進に繋がることであろう。