(12/09) ■対 東海大学・入替戦
(11/18) ■対 関東学院大学戦
(11/03) ■対 一橋大学戦
(10/21) ■対 筑波大学戦
(10/ 8) ■対 立教大学戦
( 9/30) ■対 日本体育大学戦
( 9/17) ■対 慶應大学戦
( 9/ 3) ■対 明治大学戦


■対 東海大学・1部-2部入替戦

日時 12月 9日 13:30 Kick Off
場所 アミノバイタルフィールド
●東京大学 9― 6 東海大学○
 
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
東京大
0
0
0
9
9
東海大
3
3
0
0
6

【主なスタッツ】

 
東大
東海大
FD
(ラン-パス-反則)
10(6-4-0)
11(11-0-0)
パス
(試等-成功-INT)
7-6-0
2-0-1
96yd
0yd
ラン
36回-142yd
46回-185yd
攻撃合計
43回-238yd
48回-185yd
攻撃時間
23'12"
24'48"

【WARRIORS選手の主な個人記録】

 
選手
記録
Run
QB長尾
17回-76yd
RB末宗
10回-35yd
RB前田
3回-24yd
RB白山
5回- 4yd
RB瀬戸
1回- 3yd
Pass
QB長尾
7-6-0
(96yd)
Receive
TE三品
4回-78yd
TE岩崎
1回-13yd
WR森田
1回- 5yd

今年の集大成・ラストゲームのつもりで臨んだ関東戦で多くの凡ミスにより自滅し、よもやの敗戦を喫して入替戦出場となった東大。敗戦のショックから立ち直り、「本当のファイナルゲーム」に勝利すべく、3週間猛練習を積んできた。
対する東海大は、1981年の現行ブロック制以降、昨年まで連続して1部に所属し、2003年には関東準優勝を果たした実力チーム。今年は2部で6勝1敗の2位となり、昨年の東大同様に1年での1部復帰を目指し、この試合に照準を合わせてきている。
東大は、初めて関東準決勝に出場するかと思われた1995年の雨中の最終戦で東海大に苦杯をなめさせられ、逆に翌年は見事にリベンジして初のプレーオフ出場を果たし、以後も「因縁の対戦」として特別な思いで死闘を演じてきた。朝から冷たい雨が降りしきる12月のアミノバイタルフィールド。奇しくも2年前の12月12日に16年ぶりの2部降格を余儀なくされた時と同じ場所・同じ時期・同じ天候。しかし、今年は新生ウォリアーズが意地とプライドの全てを賭けて「因縁の相手」の1部昇格の夢を打ち砕く。

[1Q]東海大のキックオフにより試合開始。
風下からのキックは伸びず、リターナーがキャッチできずにもたつく間に、東海大カバーチームがリカバー。試合開始早々、東大にとってあってはならない凡ミスにより、東海大は東大陣29ydという絶好のポジションで攻撃権獲得。ベーシックなランプレーを繰り返す東海大に2回FDを与え、ゴール前5ydまで攻め込まれるが、東大守備陣が良く踏ん張り3回のランにゲインを許さず4ht−4に追い込む。東海大は無理をせずにFGトライ。難なく成功し、0−3。(4:59)
#4白山(3年)が自陣36ydまでリターンし、東大の最初の攻撃開始。QB#8長尾(3年)の29ydオプションキープで1回FDを獲得し、敵陣33ydまで攻め込むが、TB#33前田(4年)・TB#白山(3年)・QB#8長尾のランは3回連続でロス。4th−17となり、あえなくパント。パンター#8長尾からTE#87岩崎(3年)へのスペシャルパスが成功したかに見えたが、東大ラインのホールディングの反則により、結局攻守交替。
自陣27ydからの東海大攻撃に1回FDを与えるも、その後はしっかりと止め、4th−5でパントに追い込む。ここで東海大は、パンターがそのまま走るという意表を突いたスペシャルプレーを試みたが、東大守備陣はあわてずにタックルし、東大は敵陣40ydという絶好のポジションで攻撃権獲得。

[2Q]しかし、3回連続のランはFD獲得に至らず、4th−2でパント。自陣10ydからの東海大攻撃に1回FDを与え自陣25ydまで進まれるが、その後はNG#90小関(4年)のナイスタックルもあり、ゲインを許さず4th−10に追い込む。風上からの東海大パントは予想以上に良く伸び、東大リターナーの頭上を越されそうになり、背走しながら手を伸ばすも痛恨のファンブル。殺到してきた東海大カバーチームにリカバーを許し、東大陣10ydで再度攻撃権を与えてしまう。
2回のランに6ydの前進を許し、3thでゴール前4ydと絶体絶命のピンチとなるが、ILB#52菅(4年)がスイープを見事5ydロスに仕留め、4th−9とし、東海大はFGトライ。FGは成功し、0−6。(残り時間6:49)
#4白山の好リターンで自陣38ydで東大は攻撃開始。FB#23末宗(3年)のダイブ・TB#33前田のランで3th−inchとなるが、オプションピッチミス(東大リカバー)で結局パント。(残り時間2:51)
これまで実質的なゲインは殆ど許していなかった東大守備陣だが、自陣21ydからの東海大攻撃に2プレーで東大陣42ydまで前進され、何とか4th−3に追い込むも、東海大にギャンブル成功を許し、東大陣30ydでFDを与えてしまう。(残り時間30秒)
中央のランを2ydゲインに押さえ、東海大が初めて投じたパスは失敗。残り時間10秒・3ht−8で東海大はFGトライするも、このFGは失敗し、東大は致命的な失点を水際で食い止めて前半終了。

[3Q]自陣35ydから始まった東海大攻撃の2プレー目は、ロングゲインを狙ったフリーフリッカー。しかし、東大守備はしっかりとレシーバーをカバーしていたDB#17高橋(3年)が見事に値千金のインターセプト。
自陣34ydで攻撃権を獲得した東大は、FB#23末宗のダイブ・QB#8長尾のキープ等で2回のFDを獲得し、敵陣30ydまで前進。4th−4のピンチもQB#8長尾からTE#80三品(3年)へのオプションフェイクパスが見事に決まり、ゴール前15ydまで攻め込む。しかし、2回のランは3ydしか前進できず、更にスナップミス(東大リカバー)もあり、4th−10。ショットガン体型からのパスも東海大DBにカットされ、絶好の同点・逆転の好機を逸してしまう。
いやな雰囲気となったが、東大守備陣が奮起し、東海大にFDを与えず、1−2−3パント。自陣44ydから再開した東大攻撃は、TE#80三品への15ydパスで敵陣40ydでFD獲得。QB#8長尾のスクランブル・オプションキープ、TB#4白山のオプションピッチで8ydしか前進できず、4th−2。しかし、このピンチにエースTB#33前田がオプションピッチで22yd快走し、ゴール前10ydまで前進。

[4Q]1プレー目にQB#8長尾がオプションキープで10yd走り切り、東大は待ちに待った同点TD。逆転を狙ったキッカー#21神戸(4年)のPATは失敗し、6−6。(0:07)
自陣29ydからの東海大攻撃。後半FDを与えていなかった東大守備陣だが、東海大ランプレーの前に小気味良くFDを3回与え、僅か5プレーで東大陣23ydまで攻め込まれる。更に9yd前進され2nd−1となるが、NG#90小関のロスタックルもあり4th−2に追い込み、ギャンブルも阻止したかに見えたが、ギリギリでFD。
残り時間約7分、ゴール前12ydで東海大FDという絶対絶命のピンチ。2回のランで3th−4とされたが、東大守備陣が良く踏ん張りノーゲイン。4th−4かと思われたが、ここで東海大にデッドボールファウル。タックルされた選手が東大選手を蹴るラフプレーで、15yd罰退・ダウン喪失。東大にとってはラッキーな4th−19の局面で、東海大はFG体型からパスを投じるスペシャルプレーに出たが、あえなく失敗。
残り時間5分半で自陣22ydから逆転を狙った東大攻撃開始。ホールディングの反則で2nd−19と苦しくなったが、この試合の立役者TE#80三品がパスを好捕して31ydゲインし、自陣44ydへ。更に、2nd−9でTE#80三品がパスキャッチ後見事な好走を演じ、一気に敵陣30ydへ前進。(残り時間3:15)
QB#8長尾の2回のランは殆ど進まず3rd−9となったが、FB#23末宗のランで7yd前進し、4th−2。(残り時間1:33)
QB#8長尾のキープによりギリギリでFD獲得し、ゴール前20yd。更に2nd−8でQB#8長尾が根性の7ydキープを果たし、残り時間6秒でゴール前11yd/3rd−1。
勝ち越しを狙った東大は当然FGトライ。関東戦で2回FG失敗し、この日もPATを失敗しているキッカー#21神戸。極度の緊張の中で蹴ったボールは、これまでの失敗を帳消しにするように見事な弧を描いてバー中央に吸い込まれ、残り時間2秒で9−6の劇的な勝ち越し。最後のキックオフをきちんと止めて試合終了としたいところだったが、距離が出過ぎて東海大リターンチームにしっかりと体制を作られて東大陣30ydまでリターンされてしまい、あわや再逆転のTDかというところを何とかサイドラインに押し出したところでゲームセット。

関東戦同様にイージーミスが続出し、最後の最後まで勝利の女神がどちらに微笑むかわからない苦しい試合だった。しかし、1部残留への執念を持ち続けて最後まで勝利を諦めずに戦い、見事な見事な劇的勝利で雨中の死闘に終止符を打った。新生ウォリアーズが最初の試練を乗り越えた瞬間であり、創部50周年となる来年の上位進出・近い将来の甲子園ボール出場を心から祈る。


■対 関東学院大学戦

日時 11月18日 10:55 Kick Off
場所 駒沢陸上競技場
○東京大学 7―13 関東学院大学●
 
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
東京大
0
7
0
0
7
関東学院大
0
3
7
3
13

【主なスタッツ】

 
東大
関東学院大
FD
(ラン-パス-反則)
12(8-3-1)
11(9-2-0)
パス
(試等-成功-INT)
10-5-0
8-4-0
69yd
40yd
ラン
34回-137yd
39回-212yd
攻撃合計
44回-206yd
47回-252yd
攻撃時間
22'00"
26'00"

【WARRIORS選手の主な個人記録】

 
選手
記録
Run
RB前田
8回-66yd
RB瀬戸
7回-24yd
QB長尾
12回-21yd
RB白山
5回-15yd
Pass
QB長尾
10-5-0
(69yd)
Receive
TE三品
3回-55yd
WR今川
1回-12yd

前節一橋大に1FG差で惜しくも勝利を勝利を逃し2勝4敗の東大。
一方前節タイブレークに持ち込みながら筑波大に負け1勝5敗の関東大。
両者にとって今試合は泣いても笑っても今シーズン最終戦。Aブロックの最下位は既に立大に決定。入替戦出場の残り1チームは、東大・関東大・筑波大の可能性あり。東大は勝てば自力による入替戦回避確定。負ければ、この後行われる筑波大−一橋大の結果次第で入替戦出場の可能性を残す。
今シーズンの集大成として、最終戦にふさわしいゲームで締め括るべく悔いの無い試合にするはずだったが・・・・・・

[1Q]レシーブを選択した東大は#4白山(3年)の好リターンで自陣42yd から攻撃開始。
QB#8長尾(3年)のオプションキープ、TB#33前田(4年)の中央ラン、FB#39瀬戸(4年)のランで2回FDを重ね、敵陣29ydまで攻め込むが、結局4th−10となりFGトライ。#21神戸(4年)の47ydFGは関東大ラッシュにカットされ失敗。 関東大の最初の攻撃にFDを許さず、東大は自陣41ydから攻撃開始。
TB#4白山の12ydオプションピッチ、QB#長尾→WR#35今川(4年)の 12ydパス等で2回FDを重ねて敵陣31ydまで攻め込む。 しかし、QB#8長尾のオプションキープは関東大のマーク厳しく5ydロス。 ショットガンからのTB#33前田のオプションピッチ、QB#8長尾のドローも 殆ど前進できず、4th−12でパント。#8長尾のナイスパントで関東はゴール前1ydから攻撃開始。
QB#16中野や今試合要注意のRB#29三国のランにあっさりと2回FDを 与え、自陣22ydまで前進されてしまう。

[2Q]何とか4th−4としパントに追い込んのも束の間、東大リターナーが痛恨の落球。これを関東大がリカバーし東大陣38ydから攻撃再開。
QB#16中野の14ydランで、FG圏内のゴール前24ydでFD獲得。 しかし、関東大もこの好機を生かせず、ショットガンのスナップオーバーで17ydロスもあり、結局4ht−21となりパント。自陣11ydからの東大の次の攻撃シリーズ。
ランプレーによる2回のFDと関東大レイトヒットの反則もあり、自陣49ydまで 進んだ後、右オプションピッチでTB#33前田がサイドライン際を独走。 惜しくもゴール前5ydでタックルされたが、2プレー目にTB#33前田自ら、同じ右オプションピッチで4ydを走り切り、東大は待望の先制TD。 (10プレー/89ydのドライブ)
#21神戸(4年)のPATも決まり7−0。(残り時間3:35) 関東大#29三国のリターンをきっちりと止め、関東大の前半最後の攻撃は自陣29ydから開始。
RB#29三国のランを中心に2回FDを獲得し、東大陣44ydまで進んだ後、ショットガンから本試合初めてのパスを投じ、残り時間37秒で東大陣19yd まで攻め込む。東大守備も良く踏ん張り何とか4th−1に追い込むが、関東大は無理をせずにFGトライ。難なく27ydFGは成功し7−3。(残り時間11秒)

[3Q]関東大・東大共に最初の攻撃シリーズはFDを奪えずパントの応酬と なった後の関東大の2ndシリーズ。 自陣32ydからの1stプレーでオプションピッチを受けたRB#29三国が 50yd独走し、東大陣18ydへ。 8ydパス・9ydランであっさりとゴール前1ydに進み、最後はRB#29三国が中央を突いて関東大は逆転のTD。PATも決まり7−10。(6:02)
#4白山の好リターンで再逆転を狙った東大の攻撃は自陣43ydから開始。
QB#8長尾の21ydオプションキープ、TE#三品(3年)の22ydパスキャッチ等5プレーで3回FDを重ねてゴール前4ydまで迫る。 しかし、パワーIからのスイープは5ydロスを喰らい、パスは関東大ブリッツ 厳しく失敗、FB#39瀬戸のダイブはノーゲイン。東大はこの好機を生かせずに同点狙いのFGトライするも#21神戸の 26ydFGは失敗。自陣20ydからの関東大攻撃が1回FD獲得したところで最終クウォーターヘ。

[4Q]関東大にパスを成功され自陣44ydまで進まれるが、LB陣の好タックルやDL陣の激しいパスラッシュ等で4th−10とし、パントに追い込む。 しかし、攻守交替に胸を撫で下ろし反撃の狼煙を期待したのも束の間、東大リターナーが痛恨の落球。関東大がゴール前10ydでファンブルリカバー。ホールディングやフォルススタートで関東大は大きくロスするもRB#29三国のランで挽回し、結局4th−16でFGトライ。 難なく33ydFGは成功し7−13。(残り時間6:10)
未だ充分時間があり1TD・PAT成功で逆転可能な東大。自陣39ydから攻撃開始するも、QB#8長尾のキープ、TB#4白山のピッチ、スクリーンパスは有効なゲインとならず、残り時間4分で絶体絶命の4th−4。当然ギャンブル選択した東大は、QB#8長尾がオプションフェイクした後に 関東大DBを抜いてフリーになったTE#80三品へ落ち着いて28ydパスを成功させ、一気に関東大陣26ydまで進む。 しかし、QB#8長尾の2回のランはノーゲイン・3ydロス、ホールディングの反則で10yd罰退もあり、4th−22に追い込まれる。(残り時間2分半)
最後はロングパスを投じ不成功するも、グランドにはイエローフラッグ。 関東大パスインターフェアの可能性に一瞬応援席は喜んだが、東大レシーバーはキャッチ不可能との判断で取り消し。これで東大逆転の芽は完全に潰えた。
攻守交替した関東大はRB#29三国のロングゲインで1回FD獲得し、残り時間45秒となった時点でニーダウン。関東大応援団のカウントダウンでタイムアップ。

東大は多くのミスで自滅し、RB#29三国のランしかない関東大に無念の敗戦。 この試合の後、筑波大が一橋大にアップセットの勝利を収めた瞬間に、筑波大は3勝4敗で入替戦回避、関東大と東大は2勝5敗と並ぶも直接対決の勝敗で東大が自動的に入替戦出場決定となった。全ての選手・スタッフ・OBにとって想定外の結果になったが、本試合が今年の集大成となる最高の試合では決して無かったことも事実であり、改めて「集大成のラストゲーム」のチャンスを与えられたと気持ちを切り替え、12月9日の東海大学との入替戦にウォリアーズのプライドと意地の全てを賭けるしかない。


■対 一橋大学戦

日時 11月 3日 10:45 Kick Off
場所 アミノバイタルフィールド
○東京大学 14―17 一橋大学●
 
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
東京大
7
0
0
7
14
一橋大
14
3
0
0
17

【主なスタッツ】

 
東大
一橋
FD
(ラン-パス-反則)
10(5-4-1)
18(13-4-1)
パス
(試等-成功-INT)
17-7-0
12-5-1
103yd
69yd
ラン
24回-136yd
49回-322yd
攻撃合計
41回-239yd
61回-391yd
攻撃時間
17'57"
30'03"

【WARRIORS選手の主な個人記録】

 
選手
記録
Run
RB白山
5回-51yd
WR今川
1回-31yd
QB長尾
9回-26yd
RB吉田
4回-17yd
RB瀬戸
3回-5yd
RB中井
1回-5yd
RB前田
1回-1yd
Pass
QB長尾
17-7-0
(103yd)
Receive
TE三品
3回-19yd
WR森田
1回-43yd
TE杵多
1回-19yd
WR今川
1回-11yd
TE岩崎
1回-11yd
Intercept
CB刀田
1回-0yd

明大・慶大・日体大と上位校に3連敗の後、立大・筑波大に2連勝し勢いに乗る東大。得点力・獲得ヤード共に1部Aブロック2位の強力な攻撃力と、要所要所を全員ディフェンスで止める守備力で、試合毎にチーム力は確実に上昇中。
対する一橋大は現在まで3勝2敗で、Aブロック優勝候補の明大に完封勝利を収め、慶大とは最後まで互角以上の戦いをした強豪チーム。攻守バランスが取れているだけでなく、特に1試合あたりの喪失ヤードがAブロック最少(190ヤード弱)の強力なディフェンス力が自慢。
しかし、20年近く関東大学アメフトリーグにおける国立大学勢の雄を自負してきたウォリアーズとしては絶対に負けられない一戦であり、Aブロック上位進出を賭けた熱い戦いが始まった。

[1Q]一橋大のキックオフにより試合開始。キックオフ時の一橋大の2回連続の反則で、東大1stシリーズは自陣41ydと好ポジションから開始。1stプレーでQB#8長尾(3年)が投じたランプレーフェイクのロングパスを、一橋大DB陣を振り切ったエースWR#19森田(2年)が飛び込んで見事にキャッチし、一気に敵陣16ydまで攻め込む。
QB#8長尾のオプションキープ、TB#4白山(3年)の中央ランで3rd−3とした後のパスプレーで一橋大ラフィング・ザ・パサーの反則があり、ゴール前4ydでFD獲得。TB#32吉田(3年)が中央ランでエンドゾーンに持ち込み、東大は試合開始早々貴重な先制TD。(5プレー/59ydのドライブ)キッカー#21神戸(4年)のPATも決まり7−0。(2:11)
一橋大KORを東大が好カバーし、一橋大1stシリーズは自陣15ydから開始。しかし1stプレーの中央ランでFDを獲得されて以降、一橋大エースRB#20渡辺のランが全く止まらず、テンポ良く4回のFDを重ねられ、僅か6プレーで東大陣16ydまで攻め込まれる。何とか3rd−1まで踏ん張るが、RB#20渡辺のランによりゴール前4ydでFDを獲得され、最後はRB#23鈴木のランでTDを与えてしまう。(10プレー/85ydのドライブ。全てランプレー)PATも決められ、あっという間に7−7の同点。(6:46)
リターナー#32吉田が自陣35ydまで返して東大2ndシリーズ開始。3rd−9でショットガン体型からのQB#8長尾からTE#81杵多(2年)への19ydパスが成功し、敵陣45ydまで攻め込むが結局4rd−6となりパント。
#8長尾の好パントにより自陣13ydからの一橋大2ndシリーズだったが、1stプレーでスクリーメージラインを抜けたRB#20渡辺が、あわやTDとなる好走で一気に東大陣10ydまでロングゲイン。2プレー目にQB#18加藤の9ydカウンターランで、一橋大は逆転のTD。(3プレー/87ydのドライブ)PATも決まり7−14。(10:24)

[2Q]リターナー#32吉田が自陣38ydまで返し、早い時間帯での同点を狙いたい東大3rdシリーズ。しかし、反則(ホールディング・無資格レシーバーダウンフィールドへの侵入)が相次ぎ、更に一橋大強力ディフェンス陣の前にQB#8長尾やFB#39瀬戸のランが殆どゲインできず、4th−17となりパント。
自陣37ydからの一橋大3rdシリーズは、反則で1st−20となった後、RB#20渡辺のランを何とか3ydゲインで食い止め、ロングパスをCB#21神戸の好カットで凌ぎ、ショットガン体型からのロングパスも東大DB陣を抜いた一橋大WRのイージーミスで事無きを得、何とか4th−17でパントに追い込む。
自陣16ydからの東大4thシリーズは、TB#32吉田の11ydオプションピッチ、TB#4白山の13ydオプションピッチで2回FDを重ね、ハーフライン上まで攻め込むが、結局4th−5となりパント。#8長尾のパントは好パントとなるが伸び過ぎてタッチバックとなり、一橋大の4thシリーズは自陣20ydから開始。
OLB#42高見(2年)のQBサック等好プレーもあったが、ラン・パスで小刻みにゲインされ、3回の3rdコンバージョンも成功され、4回のFDで東大陣20ydまで攻め込まれる。(残り時間30秒)
QB#18加藤のオプションキープをノーゲインで仕留め、RB#20渡辺へのオプションピッチ時の一橋大イリーガルブロックの反則もあり、2nd−13まで追い込むが、次プレーで東大は痛恨のパスインターフェアの反則を犯し、ゴール前8ydでFDを与えてしまう。(残り時間17秒)
一橋大のパスインターフェアで東大陣23ydまで罰退したのも束の間、16ydパス成功を許し、残り時間4秒でゴール前7yd。一橋大のFGトライは成功し、7−17となったところで前半終了。

[3Q]東大キッカー#21神戸ののキックオフにより後半開始。自陣10ydからの一橋大1stシリーズは、東大ディフェンスが3回のランプレーで6ydしか前進を許さずパントに追い込み、東大1stシリーズは自陣47ydと絶好のポジションから開始。しかし、QB#8長尾のスクランブルは4ydロス、WR#35今川(4年)への11ydパスは成功するがFB#39瀬戸のダイブはノーゲインで、4th−4でパント。
#8長尾のナイスパントをゴール前ギリギリでカバーし、更に一橋大の反則でハーフディスタンスとなり、殆どゴールライン上から一橋大2ndシリーズ開始。一橋大は2回の3rdダウンをQB#18加藤のオプションキープとパスで乗り越え、ラン・パスでテンポ良く3回FDを重ねて、僅か8プレーで東大陣36ydまで侵攻。しかし、次のパスプレー時に東大ディフェンスのビッグプレー炸裂。ロングパスをWRと競り合ったCB#2刀田(3年)が値千金のインターセプトを決め、攻守交替。
一刻も早く1TD1FGの点差を縮めたい東大は自陣6ydから2ndシリーズ開始。QB#8長尾の2回連続のオプションキープでFDを獲得し、TB#白山の27ydラン、更にTE#80三品(3年)への13ydパスにより、僅か5プレーで敵陣37ydまで攻め込むが、その後の3回のランプレーで6ydしか進まず4th−4となったところで3Q終了。

[4Q]当然東大はギャンブルを選択。東大応援団が固唾を呑んで見守る中、右オプションの動きからQB#8長尾は右サイドから左サイドに逆走してきたWR#35今川へピッチし、WR#35今川は俊足を生かして左サイドを縦に切れ上がり、そのまま31ydのTDラン。肝の局面で炸裂した見事な東大オフェンスのスペシャルプレーであった。(9プレー/94ydのドライブ)
キッカー#21神戸(4年)のPATも決まり14−17。(0:09)これで勢いづいた東大は、自陣21ydからの一橋大3rdシリーズで、ILB#92中野(3年)のロスタックル等もあり、FDを1回与えただけでパントに追い込み、逆転を狙った攻撃シリーズを自陣27ydから開始。(残り時間9:03)
QB#8長尾のランで6yd前進したものの、フェイクパスは失敗し、3rd−4。FDを狙ったQB#8長尾のランは2ydロスし、あえなく4th−6でパント。#97生川(3年)のナイスパントで一橋大4thシリーズは自陣14ydから開始。早く攻撃権を取り戻したい東大は、一橋大ラン攻撃にFDを与えず4th−インチでパントに追い込み、残り時間5分で自陣45ydから最後の攻撃開始。1stプレーでTE#87岩崎(3年)の11ydパスが成功し、敵陣44ydでFD獲得するが、この後4人のWRへ投げ分けたパスは全て失敗し、攻守交替。(残り時間4:40)
その後、一橋大を3回の3rdダウンに追い込むも、今試合の立役者であるRB#20渡辺のランを止めることができず、13プレーのボールコントロールオフェンスを許し、東大陣19ydで4th−10になったところで、無念のタイムアップ。

東大は看板のランニングアタックを一橋大の強力DL陣の前に136ydに抑えられる一方で、RB#20渡辺の191ydのゲインを始めとしてランプレーだけで322ydのゲインを許す等獲得ヤードで大きく下回ったが(239yd対391yd)、後半は一橋大攻撃を無得点に抑えロースコア勝負に持ち込み、最後まで闘志衰えずに一発逆転のチャンスを伺ったが、残念ながら無念の惜敗を喫した。
これで今シーズン2勝4敗。次節11月18日の関東学院大戦は泣いても笑っても今シーズンの最終戦。
自力による入替戦回避を図ると共に、今期の悔しさと無念の全てを出し尽くし、来期に繋がる気合の入った集大成の勝負を挑む。

[参考]Aブロックの最下位は立大に決定。
入替戦出場の残り1チームは、東大・筑波大・関東学院大の可能性あり。
東大が入替戦に出場するケースは以下の2ケース。
@筑波大が一橋大に勝利し、且つ東大が関東学院大に敗戦するケース
A筑波大が一橋大に敗戦し、東大が関東学院大に27点差以上で敗戦するケース


■対 筑波大学戦

日時 10月21日 16:15 Kick Off
場所 アミノバイタルフィールド
●東京大学 23―10 筑波大学○
 
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
東京大
0
6
7
10
23
筑波大
0
3
7
0
10

【主なスタッツ】

 
東大
筑波
FD
(ラン-パス-反則)
14(11-2-0)
15(9-6-0)
パス
(試等-成功-INT)
5-4-0
26-13-2
56yd
112yd
ラン
38回-206yd
34回-125yd
攻撃合計
43回-262yd
60回-237yd
攻撃時間
21'28"
26'32"

【WARRIORS選手の主な個人記録】

 
選手
記録
Run
RB瀬戸
10回-71yd
RB白山
9回-45yd
RB吉田
7回-43yd
QB長尾
8回-30yd
RB前田
4回-17yd
Pass
QB長尾
5-4-0
(56yd)
Receive
TE三品
3回-45yd
WR森田
1回-11yd

明大・慶大・日体大と上位校に3連敗の後、立大を圧倒し、今季初勝利を挙げ、 完全にチームに勢いの戻った東大。4試合の総得点(95点)・総獲得ヤード(一試合平均326ヤード)共に、 1部Aブロックで日体大に続いて2位であり、強力なランニングアタックに よるハイパーオフェンスの破壊力は試合毎に凄みを増している。
対する筑波大は初戦で立大に14−13で辛勝した後、日体大・慶大・明大に完敗 が 続いており、特に4試合で24点しか挙げていない攻撃力の不振が際立っている。
両者の戦いは2004年12月12日の雨のアミノバイタルフィールドで行われた 入替戦以来だが、15−26で完敗した東大は16年振りの2部陥落を余儀なく され、選手・スタッフ・OB全員が屈辱と絶望感に打ちひしがれた因縁の試合。今季2勝目は言うに及ばず、2部陥落の屈辱的な過去を払拭し、再生・復活 ウォリアーズの新たな歴史を刻むスタートとするべく、リベンジが始まった。

[1Q]東大キッカー#21神戸(4年)のキックで試合開始。 自陣10ydからの筑波の攻撃で1回FDを与えるも、パントに追い込み、 東大の1stシリーズは自陣35ydから開始。 ところが1stプレーで筑波の厳しいプレッシャーによりオプションピッチが乱 れ、ファンブルしたボールを筑波にリカバーされ、一瞬のうちに攻守交替。 東大陣30ydと絶好のポジションからの筑波2ndシリーズでDL#90小関 (4年)のナイスタックルもあり3rd−5に追い込むが、パスを決められ、 東大陣20ydでFDを与えてしまう。
いやなムードの中、ブリッツに入ったILB#92中野(3年)の見事なQBサックで 2nd−17に追い込み、続くランプレーでファンブルを誘い、これをDL#97 生川(3年)がリカバーし、このピンチを凌ぐ。自陣28ydからの東大2ndシリーズは、#33前田(4年)・#32吉田(3 年)・#4白山(3年)という豊富なTB陣、前節怒涛のダイブを連発したFB#39 瀬戸(4年)、有数のアスリートQBである#8長尾(3年)による多彩なラン と、 WR#19森田(2年)へのパス等でFDを3回重ねて敵陣33ydまで攻め込む。

[2Q]RB#32吉田のオプションピッチは5ydロスするも、TE#80三品へのパス や QB#8長尾のドローで4th−2とし、先制点を狙ってFGトライ。#1原藤(2年)のキックは残念ながら失敗し、筑波は自陣25ydから3rd シリーズを開始。 1stプレーで21ydパスで決められ、ハーフライン近くまで陣地を挽回される が、 ILB#52菅(4年)の見事なロスタックルもあり、4th−6とパントに追い 込む。 筑波のナイスパントにより、東大は自陣6ydから3rdシリーズ開始。
QB#8長尾・TB#4白山・FB#39瀬戸の小気味良いランプレーで2回FD を 重ね、TE#80三品への25ydパスも決まり、敵陣34ydでFD獲得。 筑波のレイトヒットの反則で敵陣19ydまで更に進み、FB#39瀬戸の怒涛の 18ydダイブでゴール前1ydとし、最後はQB#8長尾自ら持ち込んで東大は 貴重な先制TD。(9プレー/94ydのドライブ) キッカー#1原藤のPATは失敗し、6−0。(6:52)
キッカー#21神戸によるキックオフを大きく返され、筑波4thシリーズは自陣 43ydから開始。1stプレーでQBからピッチを受けたRBからWRへのスペシャルプレーにも 東大守備は慌てずに対応し、パス失敗。 本プレー中の筑波のパスインターフェアで1st−25まで後退させ、健脚QB #8佐々木の2回連続のQBスクランブルもDL#59田留(4年)の好タックル等で大きなゲインを許さず3th−17まで追い込むが、結局QB#8佐々木の 24ydドローで東大陣40ydでFDを与えてしまう。
この後、ランプレーに対してはILB#52菅やDL#69小山のロスタックルも あり 大きなゲインは許さないが、肝のところでパスを決められ、東大陣15ydまで 攻め込まれる。 しかし、ここで東大守備がよく踏ん張って4th−10に追い込み、筑波はFG トライを選択。 距離的には微妙はキックだったが、バーに直接当たってそのまま後方に落下。 筑波にラッキーな得点を許してしまい、6−3。(残り時間22秒)
K.O.R後に東大が1プレー行ったところで前半終了。

[3Q] 筑波のキックオフにより後半開始。 リターナー#32吉田のビッグリターンにより、東大1stシリーズは敵陣41y dと 絶好のポジションから開始。3回のランプレーでFDを獲得し敵陣29ydまで進んだ後の最初のプレーで、 TB#32吉田のカウンターランがそのままTDとなり、東大は後半開始早々に 貴重な追加点。(4プレー/41ydのドライブ) PAT時の東大ビロー・ザ・ウエストの反則により、15yd罰退しての再PAT と なったが、キッカー#21神戸が落ち着いて決め13−3。(2:05)
筑波K.O.Rを東大がナイスカバーし、筑波1stシリーズは自陣15ydから開 始。 筑波は2回の3rdダウンを乗り越え、ラン・パスでテンポ良く4回のFDを重ね て 東大陣24ydまで攻め込む。 東大守備もよく奮闘し4th−2に追い込むが、結局東大陣8ydでFDを与えて しまい、その後5ydラン・3ydランで筑波のタフな16プレー・85ydTD ドライブを 完結させてしまう。(9:38)
PATも決まり13−10。 わずか3点差に追い込まれ、いやなムードが漂う中で、またまたリターナ#32 吉田の超ビッグリターン炸裂。 東大K.O.Rチームの好ブロックにより一線を抜けた#32吉田は健脚に物を 言わせて、あわやTDとなるロングリターンを演じ、東大2ndシリーズは敵陣 20ydから開始。 1stプレーは1ydロスするもFB#39瀬戸のダイブで3rd−1とし、T B#33前田 のパワープレーで敵陣10ydでFD獲得。

[4Q] 筑波守備もよく踏ん張り、ゴール前2ydで4thダウンとなった東大は、FGト ライを 選択。キッカー#21神戸がきちんと決め、16−10。(0:23)
筑波K.O.Rを東大がナイスカバーし、筑波2ndシリーズは自陣20ydから開 始。 QBランで1回FDを与えるが、DL#69小山の好タックル等で3rd−4に追 い込む。 この大事な局面で東大守備が真骨頂発揮。 パスを予想して激しいプレッシャーをかけ、ディフレクトしたボールをSF#27 三浦 (4年)が反応良く見事にインターセプト。
敵陣48ydと絶好のポジションからの東大3rdシリーズは、TE#80三品へ のパスで 敵陣37ydでFDを獲得し、その後徹底的なランプレーを繰り返し、2回の3r d ダウンもFB#39瀬戸のダイブで乗り越え、最後はTB#33前田の7ydTD ラン。 東大は勝負を決める貴重なダメ押しの追加点。(9プレー/48ydのドライブ) PATもキッカー#21神戸が落ち着いて決め、23−10。(残り時間5:0 5)
自陣30ydからの筑波最終シリーズは、2回の3rdダウンと1回の4thダウ ンを 何れもQB#佐々木のドロー・スクランブルで切り抜けられ、東大陣24ydまで 攻め込まれる。(残り時間1:30)
しかし、慣れないショットガン体型でのスナップオーバーで筑波は自滅し、 3rd−22で起死回生を狙って投じたパスも、今年からOLBを担っている元S Fの #3鬼頭(4年)がセンス良く見事にインターセプトし、筑波の反撃を断ち切る。そのまま東大が3プレー行ったところで、タイムアップ。

東大は見事に2年前のリベンジを果たし、今季2勝目を連勝で飾った。 実質5回の攻撃シリーズを3TD・2FGトライ(1回失敗)に結びつけた攻撃力 と、 肝のポイントで見せた好タックル・2回のインターセプト等闘志溢れる守備力によ る 総合力の勝利であった。 次節は今季好調の一橋大戦。 関東/国立大の覇権は絶対に渡さない。


■対 立教大学戦

日時 10月 8日 13:30 Kick Off
場所 アミノバイタルフィールド
●東京大学 41―21 立教大学○
 
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
東京大
7
14
13
7
41
立教大
0
0
7
14
21

【主なスタッツ】

 
東大
立教
FD
(ラン-パス-反則)
18(17-1-0)
24(11-11-2)
パス
(試等-成功-INT)
2-1-0
36-23-0
14yd
231yd
ラン
41回-429yd
34回-130yd
攻撃合計
43回-443yd
70回-361yd
攻撃時間
19'27"
28'33"

【WARRIORS選手の主な個人記録】

 
選手
記録
Run
RB瀬戸
12回-210yd
QB長尾
11回-159yd
RB吉田
9回-33yd
RB白山
6回-21yd
RB中井
3回-6yd
Pass
QB長尾
1-0-0
(0yd)
QB日出間
1-1-0
(14yd)
Receive
WR森田
1回-14yd

明大・慶大・日体大と上位校に三連敗中の東大。
前節の日体大戦で惜敗したとは云え、強豪相手にオプションとパワープレーの 強力ランニングアタックで獲得ヤードを大きく上回る等、攻撃力は急上昇中。一方守備面も個々には課題はあるものの、キャリアーへの闘志溢れる集散の良い全員ディフェンスで、試合毎に着実に成長中。
対する立教大は筑波大・一橋大・関院大と下位校に三連敗中と不振が続くが、 昨年の躍進(3勝3敗)の立役者である好QB馬道を擁し、シーズン当初は TD誌でも慶大に続いてブロック2位の評価を得ていた実力チーム。1999リーグ戦(34−7で東大の勝利)以来実に7年ぶりの対戦となったが、 崖っぷちに立たされた両チームにとって、未だ見ぬ初勝利に向けた大事な一戦であることは勿論、特に東大にとっては2002シーズン第2戦の山梨学院大戦の 勝利を最後に一部リーグ公式戦19連敗中という呪縛を4年ぶりに解き放つ ためにも絶対に負けられない試合。
今シーズン一番の強風が吹きすさぶアミノバイタルフィールドで、ウォリアーズの全選手・全スタッフのプライドを賭けた闘いは始まった。

[1Q]コイントスで選択権を得た東大は前半のチョイスを立大に譲り、立大は リターンを選択。キッカー#21神戸(4年)の風上からのキックは良く伸びタッチバックとなるが オフサイドの反則により、立大は自陣25ydから攻撃開始。
3人のRBを配しQBは浅めにセットした独特のショットガン体型からの3回のランにゲインを許さず、4th−5でパントに追い込む。東大1stシリーズは自陣44ydと絶好のポジションから開始。1stプレーでTB#32吉田(3年)がオプションピッチで20yd近くゲインし、 幸先良いスタートを切ったかに見えたがOLのホールディングにより罰退。次プレーは殆ど進まず迎えた2nd−9で、前節50yd以上走り絶好調のFB #39瀬戸(4年)がダイブで中央を突き、力強いセカンドエフォートでFD獲得。この試合のキープレーとなるFB#39瀬戸のダイブで波に乗った東大は、I体型 から徹底的にラン攻撃を繰り返し、QB#8長尾(3年)の16ydオプションキープ・ FB#39瀬戸の17ydダイブで敵陣13ydまで進み、最後はQB#8長尾が オプションキープを走り切り、先制のTD。(7プレー/56ydのドライブ) キッカー#21神戸(4年)のPATも決まり7−0。(5:09)
風上からの東大キックは再びタッチバックとなり、立大2ndシリーズは自陣 20ydから開始。 東大守備は2回連続で3thダウンに追い込む等健闘するも、中央・オープン・オプション等のランとパスを交えた多彩な立大攻撃にテンポ良く3回FDを許し、東大陣42ydまで攻め込まれる。1stダウンでQB#13馬道のランで8ydを走られ、いやなムードとなった が、ILB#52菅(4年)のナイスタックルで3ydロスを強い、QB#13馬道のオプションキープにも2ydしかゲインを許さず、4th−3に追い込む。早く同点に追いつきたい立大は迷わずギャンブルを選択するもパス失敗で、東大は見事にピンチを切り抜ける。
自陣35ydからの東大2ndシリーズはFB#39瀬戸の12ydダイブ・T B#4 白山(3年)の3yd中央ランでハーフラインまで進み、1Q終了。

[2Q] ハーフラインで迎えた2nd−7で、オプションキープにより中央突破したQB#8 長尾は、あっという間に50ydを走り切り、そのまま独走TD。 (3プレー/65ydのドライブ) キッカー#21神戸のPATも決まり14−0。(0:11)
風下からのキックオフとなるためゴロキックで対応するも好リターンを許し、 立大3rdシリーズは東大陣42ydと絶好のポジションから開始。 OLB#3鬼頭(4年)のパスディフレクト等東大守備は良く守り、4th−2に 追い込むが、2TD差を追う立大は当然ギャンブル選択し、中央ランで辛くも FD獲得。更にミドル・ショートパスを連続して決められ、東大陣17ydで再度FDを与えてしまい、QB#13馬道のオプションキープ・ショートパスで3th−2とピンチ を招くが、 ここで立大はスナップミスを犯し、4th−10。最後のフェイクパスは失敗となり、東大は前半最初のピンチを何とか切り抜ける。
”ピンチの後にチャンスあり”、自陣17ydから開始した東大3rdシリーズは またもや見事なTDドライブを演出。 1stプレーのTB#32吉田の20ydオプションピッチが、ホールディングの反則で フイになった後の1st−20で、FB#39瀬戸の27ydダイブが飛び出し自 陣 34ydでFD獲得。TB#32吉田のオプションピッチは5ydロスとなったが、またもやFB#39 瀬戸の 39ydダイブで敵陣32ydまで進み、最後はQB#8長尾が左オプションキープから右へ大きく旋回し、そのまま独走してエンドゾーンへ。(5プレー/83ydのドライブ)キッカー#21神戸のPATも決まり21−0。(7:11)
ゴロキックの東大KOキックを自陣47ydまで返され、立大は3TD差を追って前半最後の攻撃開始。1stプレーのミドルパス成功で東大陣34ydでFDを与えてしまうが、立大の2回の反則もあり何とか2nd−24まで追い込む。更に、ブリッツに入ったILB#52菅が見事なQBサックをしたかに見えたが、 無情にもフェイスガードの反則(5yd)を取られ、2nd−19。 ミドルパスで3rd−8まで前進された後、スクリーンパスを決められ、東大陣 20ydで再度FD。(残り1:00)
更に2回のショートパスとダイブでゴール前9ydでFDを獲得されるが、DL陣の激しいパスラッシュで3th−12まで追い込み、最後は立大がオプションピッチ ミスを犯し、東大LB#43高見(2年)が見事にリカバー。 ピンチを凌いだ東大が1プレー行ったところで前半終了。

[3Q] 風上からの立大キックオフにより後半開始。 自陣20ydから始まった東大の1stシリーズは、QB#8長尾のオプション キープで 一気に敵陣46ydまで進んだ後、FB#39瀬戸がダイブで中央突破し、ゴール前14ydまで進む。1stダウンでこの試合初めてのピッチミスにより、あわやファンブルリカバーさ れた かと思われたが、フォワードパス失敗のホイッスルで事なきを得、続く2nd−10でTB#32吉田が力強く中央を突破し、ゴール前3ydでFD獲得。 最後はQB#8長尾がオプションキープでオープンを駆け抜け、東大は後半開始早々貴重な追加点。(6プレー/80ydのドライブ) キッカー#21神戸のPATは惜しくも外れ、27−0。(2:15)
東大オフサイドの反則で蹴り直しとなった立大KORを大きく返され、立大1st シリーズは東大陣46ydから開始。 2回のパスを失敗させ3rd−10となるが、立大はQB#13馬道の決め打ち スクランブルで東大陣34ydでFD獲得。ランプレーとショートパスでゴール前14ydまで進まれた後、QB#13馬道か ら WR#28渡辺のTDパスが決まり、立大にこの試合初めてのTDを許す。 PATも決まり27−7。(4:33)
風上からの立大ロングキックをリターナー#32吉田が好リターンし、自陣27y d から始まる東大2ndシリーズ。 TB#32吉田の12yd中央ランの後、この試合のキーマンであるFB#39瀬 戸が OL3人の好リードブロックにも助けられ、怒涛の31ydダイブを見事に炸裂させ、 あっという間に敵陣30ydまで攻め込む。 TB#4白山のドロー・QB#8長尾のオプションキープで3rd−shortと した後、TB#4白山のオプションピッチでゴール前16ydまで進み、FB#39瀬戸の 15yd 渾身ダイブでゴール前1yd。 最後は本シリーズの立役者FB#39瀬戸が自ら中央を突き、更には立大LBを アオテンさせTD。(8プレー/73ydのドライブ) キッカー#21神戸のPATも決まり34−7。(8:39)
続く立大2ndシリーズも自陣45ydと好位置から開始。 ランプレーで1回FDを与え東大陣42ydまで進まれたが、SF#27三浦(4 年)と CB#21神戸の見事な連携でオプションピッチをノーゲインに止める等、東大守 備は 踏ん張り、4th−6に追い込む。 ギャンブルに出た立大パスはレシーバーの頭上大きく外れサイドラインを割り、 ピンチを凌いだと思った瞬間、グランドには東大パスインターフェアのイエロー フラッグ。

[4Q] 微妙な判定であったが、これで息を吹き返した立大は東大陣35ydからの再攻撃でフェイクパス・QBキープ・東大反則(5ydフェイスマスク)でゴール 前14yd まで進み、最後はQB#13馬道からWR#10佐藤へのフェイクパスが決まり、2本目のTD。PATも決まり34−14。(1:00)
残り時間での逆転を狙った立大はオンサイドキックを試みるも、東大が無事キャッチ。自陣36ydからの東大3rdシリーズは、TB#32吉田の8yd中央ランの後、またもやFB#39瀬戸が怒涛の27ydダイブで一気に敵陣29ydまで進む。 これまで全ての攻撃シリーズをTDに結びつけてきた東大であったが、TB#32 吉田のドローはSFブリッツで大きく5ydロスし、QB#8長尾のキープもロスタックルを喰らう等、4th−8に追い込まれ、FGトライを選択。キッカー#21神戸の44ydFGはコントロール良く、バー中央上空に弧を描い たが、ギリギリで距離が足りず、無情にもバーに直接当たり失敗。 自陣27ydからの立大3rdシリーズでは、時折ランを効果的に交えながらパスを次々とテンポ良く決められ、5回のFDでゴール前9ydまで攻め込まれ、最後は QB #13馬道からWR#7上野へのパスにより、この日3本目のTDを許す。 PATも決まり34−21。(残り時間4:30)
立大は再度オンサイドキックを狙うが、東大がフェアキャッチで事なきを得る。 突き放したい東大であったが、自陣37ydからの本シリーズでは逆転を狙う立大 の 執念の守備の前にFDを獲得できず、この試合初めてのパント。 パンター#97生川(3年)のパントは風にも乗って55ydのロングパントとなり、 そのままゴールラインを割ってタッチバック。(残り時間2:21)
自陣20ydからの立大攻撃の1stプレーでQB#13馬道にスクランブルで7 yd ゲインを許し、2nd−3となり、立大はスクリーンパスで一気にロングゲインを 狙って きたが、SF#18君島(3年)のナイスタックル・CB#2刀田(3年)のナイ スアシストで 4ydロスに仕留め、続く2回のパスも失敗させ、東大は攻撃権奪取。 (残り時間1:25)
ゴール前23ydからの東大の攻撃シリーズではQB#12日出間(4年)を起 用。 TB#4白山のパワープレーによりゴール前11ydでFDを獲得した後、2回の ランは 立大守備の前にノーゲイン・3ydロスを余儀なくされ、迎えた3th−13。 厳しいパスラッシュの中、ショットガン体型からQB#12日出間がこの試合初め て 投じたパスは見事にエンドゾーン内でWR#19森田(2年)の両手に収まり、東 大は ダメ押しのTD。キッカー#21神戸のPATも決まり42−21。(残り時間24秒)
バックアップQBとして試合中何時でもスタンバイOKな状態にしている4年生QB#12日出間が、1回のパスに見事に蓄えた実力を発揮した印象深い好プレーであった。 最後まで勝利への執念が尽きない立大はパス・QBラン・東大インターフェアの反 則 で自陣20ydから東大陣35ydまで攻め込み、最後は30ydパスが決まってゴール前5ydに来たところで、タイムアップ。

東大は、パス守備で36回中23回成功される等次試合以降に向けた課題を残した が、 日体大戦で見せた怒涛のランニングアタックは真の実力であることを証明し、悲願の今シーズン初勝利を圧勝で飾ると共に、チームに完全に勢いが戻ってきた。 同時に過去4年間の一部リーグ公式戦19連敗にようやく終止符を打つことができ、 強豪ウォリアーズの復活・再生を告げるメモリアルな瞬間であった。
11回のランで159ydを走ったアスリートQB#8長尾の走力は勿論のこと、FBとして12回・210ydと驚異的なランを見せた大型FB#39瀬戸の重く速い突進 力、強力な グランドアタックを支えるOL陣のパワー溢れるブロック・スピード溢れコンビ ネーションの良いリードブロックに、応援席の誰もが残り3試合の連勝を確信したことであろう。


■対 日本体育大学戦

日時 9月30日 13:30 Kick Off
場所 アミノバイタルフィールド
○東京大学 24―35 日本体育大学●
 
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
東京大
7
6
0
11
24
日体大
7
14
7
7
35

【主なスタッツ】

 
東大
日体
FD
(ラン-パス-反則)
18(10-5-3)
17(11-6-0)
パス
(試等-成功-INT)
12-7-1
15-12-0
124yd
162yd
ラン
42回-305yd
40回-193yd
攻撃合計
54回-429yd
55回-355yd
攻撃時間
24'53"
23'07"

【WARRIORS選手の主な個人記録】

 
選手
記録
Run
RB前田
7回-113yd
QB長尾
12回-97yd
RB瀬戸
7回-52yd
RB吉田
10回-33yd
RB白山
3回-7yd
RB中井
3回-3yd
Pass
QB長尾
12-7-1
(124yd)
Receive
WR森田
4回-82yd
WR今川
2回-27yd
TE三品
1回-13yd

一橋大学・筑波大学を強力なランニングオフェンスで連破し、慶応大学と並んでAブロック優勝の最短距離にいる強豪日体大を相手の第三戦。一方の東大は明治戦・慶応戦と二連敗し、優勝戦線に踏み止まるにはどうしても負けられない大事な一戦。
両者の戦いはウォリアーズ史上有数の死闘を演じた2001関東大 学選手権の準決勝(35−27で日体大の勝利)、大雨の2003リーグ戦(22−3で日体 大の勝利) 以来であるが、前節の慶応戦の惨敗の悔しさをバネに、以下のように死闘を繰り広 げた。

[1Q]東大キッカー#21神戸(4年)のキックで試合開始。
自陣19ヤードからの日体大攻撃はQB#9藤田の2回連続のショートパスで自陣35ydでFDを獲得。東大は2回のランを殆どノーゲインで止めたが、3th−7でQB#9藤田から日体大一の俊足WR#19新垣へのロングパスが決まり、東大陣20ydまで攻め込まれる。2回のランで5yd前進された後、3th−5でまたもパスを決められ、東大陣3yd。最後はエースRB#4濱田に中央を突かれて日体大は先制のTD。PATも決まり0−7。(4:28)
いやなムードの中、自陣27ydからの東大1stプレーでビッグプレー炸裂。プロ Iからのオプションプレーで、QB#8長尾(3年)に対して日体大DLがハードに来たところをTB#33前田(4年)にピッチ。OL・WR陣の好ブロックもあり、そのまま長躯73ydの一発TD。キッカー#1原藤(2年)のPATも決まり、あっという間に同点7−7。(4:55)
キックオフ時の東大反則もあり自陣45ydから始まった日体大2ndシリーズは、FDを許さずパントに追い込む。パント時の反則もあり東大は自陣9ydから2ndシリーズ開始。QBハードの日体大守備に対してTB#33前田とTB#32吉田(3年)への左右のオプションピッチが23yd、14ydの好ゲインを生み、敵陣40ydまで攻め込む。TB#33前田とQB#8長尾のランで4th−shortとなり、東大は迷わずにギャンブル選択するも、TB#32吉田のランは阻まれ、ここで攻守交替。

[2Q]自陣30ydからの日体大3rdシリーズ。
東大守備は2回連続で3thダウンまで追い込む等健闘するも、ショートパス・オプション・ドロー等の多彩な日体大攻撃に9プレー70ydのTDドライブを許す。PATも決まり7−14。(3:25)
日体大の反則で蹴り直しとなったKORで、俊足リターナー#35今川(4年)が自陣48ydまで好リターン。東大は徹底的なラン攻撃を繰り返し、TB#32吉田、FB#39瀬戸(4年)、QB#8長尾が中央・オープンへと好ゲインを繰り返し、敵陣22ydでFD。1stダウンでFB#39瀬戸の力強い17yd中央ランが飛び出すが、プレー終了後の反則で15yd罰退。いやなムードになりかけたが、3th−5でQB#8長尾のブーツレッグランで敵陣10ydでFD。FB#39瀬戸が2回中央を突いて迎えた3th−5で、TB#32吉田がオプションピッチを走りきりTD。PATはスナップ悪く失敗し13−14。(9:05)
この流れで前半残り3分弱を乗り切り、東大攻撃で始まる後半シリーズで一気に逆転を狙いたいところだったが、自陣42ydからの日体大攻撃でラン・パスでテンポ良く前進を許し、東大陣22ydまで攻め込まれる。QB#9藤田からピッチされたRB#4濱田がエンドゾーン内のWRへTDパスを投じたスペシャルプレーを東大DB陣は成功させず、3th−4まで追い込むも、最後はヒッチパスを受けた俊足WR#19新垣が16ydを走りきりTD。PATも決まり13−21。(残り1:07)
自陣26ydからの東大攻撃はFB#39瀬戸の19ydラン、QB#8長尾の15ydランでFDを重ね、敵陣40ydまで攻め込むも、ここで前半終了。

[3Q]日体大キックオフにより後半開始。
リターンであまりゲインできず、ホールディングの反則もあり東大は自陣10ydから1stシリーズ。TE#80三品(3年)の好パスレシーブで1回FDを獲得するが、その後QB#8長尾からのイージーパスは成功せず、結局パント。
#97生川の好パントにより日体大は1stシリーズは自陣32ydから開始。東大守備は3回3thダウンまで追い込む等健闘するも、絶好のインターセプトチャンスを生かせず、逆にショートパスと多彩なランプレーで日体大にテンポ良く前進を許し、13プレー68ydのTDドライブを許す。PATも決まり13−28。(7:59)
前回のキックオフで大きくリターンされた日体大は今回からゴロキック・スクイーズキックで対応。自陣10ydからの東大2ndシリーズだったが、QB#8長尾→WR#19森田(2年)への13ydパスと日体大の2回の反則(パーソナルファール、パスインターフェア)で自陣48ydまで前進。ここでQB#8長尾→WR#19森田への見事な42ydパスが決まり、敵陣10ydでFD。

[4Q]絶好の反撃チャンスだったが、日体大守備が良く踏ん張り4th−5まで追い込まれ、東大はFGトライを選択。キッカー#1原藤のキックは見事に決まり16−28。(0:44)
逆転勝利に向けてTD2本差を跳ね返す必要のある東大は、前節の慶応戦で2回成功したオンサイドキックを選択したが、残念ながら不成功。敵陣44ydと絶好のフィールドポジションで攻撃権を獲得した日体大に対して、DE#97生川(3年)のナイスタックルもあり3th−9まで追い込み、QB#9藤田からWR#22尾花へ投じられたロングパスも東大DB陣が競り合い、このピンチを凌いだかに見えたが、WR#22尾花が東大陣10ydで見事にキャッチ。最後はRB#4濱田が中央を走りきり、日体大はこの日5本目のTD。PATも決まり16−35。(2:08)
日体大のゴロキックをまたもリターンできず、東大は自陣9ydと深い位置からの反撃開始。QB#8長尾の18ydオプションキープ等自陣36でFDを獲得し、更にQB#8長尾からWR#19森田へのパス成功でFDを重ねて敵陣47ydまで進むも、最後は日体大にパスインターセプトされ、攻守交替。しかし、東大は逆転勝利に対する闘志が一向に衰えず、OLB#3鬼頭(4年)やILB#92中野(3年)の好タックルで日体大にゲインを許さず、3th−10まで追い込み、更にDL陣の強烈なQBへのプレッシャーでファンブルを誘い、敵陣42ydで見事にリカバー。
このチャンスに、東大攻撃は息を吹き返し、WR#35今川のパス捕球後の見事なランで敵陣21ydでFD獲得。QB#8長尾の好走、日体大の反則等でゴール前2ydまで進み、最後はTB#32吉田が中央突破してTD。PATは2点を狙い、QB#8長尾はサックされかけ倒れかけながらも執念でTE#81杵多(2年)へのパスを成功させ、24−35。(8:15)
東大は再度オンサイドキックを狙うも失敗し、日体大は自陣49ydから攻撃開始。時間消費を狙った日体大は6回連続の中央ランを繰り返し、何とかパントに追い込み、残り時間13秒で東大は自陣7ydから最後の攻撃開始。QB#8長尾→WR#35今川、WR#19森田へのパスが連続して成功し、自陣34ydまで前進したところで、無念のタイムアップ。

東大は、攻撃面では強豪日体大を大きく上回る獲得ヤードを上げる等、前節の不振から立ち直り、また守備面でも慶応戦での課題を克服しつつあり、強力な日体大ランアタックに対して一定の成果を発揮することができたが、最後まで試合のモメンタムを引き寄せることができず、悔しい無念の三連敗となった。しかし、この試合で見せた勝利への飽くなき執念・最後まで衰えぬ士気と前節以降の攻撃・守備の成長ぶりに、観戦したOB・ファン全員が残り4試合の勝利を確信して家路に着いたことは論を待たないであろう。


■対 慶應大学戦

日時 9月17日 16:15 Kick Off
場所 大井第二球技場
○東京大学 20―37 慶應大学●
 
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
東京大
0
6
0
14
20
慶應大
7
13
17
0
37

【主なスタッツ】

 
東大
慶應
FD
(ラン-パス-反則)
13(9-3-1)
23(17-5-1)
パス
(試等-成功-INT)
20-6-0
10-7-1
49yd
90yd
ラン
42回-187yd
41回-284yd
攻撃合計
62回-237yd
51回-387yd
攻撃時間
26'16"
21'44"

【WARRIORS選手の主な個人記録】

 
選手
記録
Run
QB長尾
19回-132yd
RB前田
10回-29yd
RB白山
6回-12yd
RB吉田
5回-7yd
RB瀬戸
2回-7yd
Pass
QB長尾
20-6-1
(49yd)
Receive
WR森田
2回-15yd
WR奥山
2回-9yd
WR今川
1回-20yd
TE三品
1回-5yd
Intercept
OLB鬼頭
1回-4yd

[1Q]東大のキックオフにより試合開始。自陣25ydから始まった慶応の攻撃は副将WR#80植松のスクリーンパス、前節の関院大戦で大活躍したエースRB#25岩田の中央ランでFDを重ね、僅か2プレーで東大陣47ydまで攻め込むが、何とかパントに追い込む。
パントの際の反則により、東大の1stシリーズは自陣5ydから開始。慶応に負けじと、IフォーメーションからのQB#8長尾(3年)のオプションキープ、ブーツレッグランで2回FDを重ね、自陣30yd付近まで陣地を回復するも、攻撃が続かず、結局4th−11でパント。
自陣30ydからの慶応2ndシリーズは、QB#13青木、RB#25岩田のランでテンポよくFDを3回重ね、東大のレイトヒットの反則もあり、僅か4プレイで東大陣15ydまで攻め込み、更にRB#岩田の3回連続ランでゴール前5ydでFD獲得。
東大は何とか3thダウンまで耐え凌ぐも、結局最後は主将RB#34小澤のダイブを押し込まれ、慶応は先制TD。PATも決まり0−7(9:08)KORで殆どリターンできずに自陣23ydから始まった東大2ndシリーズは、3th−8のQB#8長尾のドローが31ydのロングゲインとなり、敵陣44ydまで進むも、この後の攻撃が続かずに4th−1でパント。
QB#8長尾自らのパントは良くコントロールされ、ゴール前1ydで攻守交替。

[2Q]このシリーズの慶応攻撃はRB#25岩田のランを中心に、パスも交えて5回FDを重ね、10回のプレーで東大陣30ydまで進み、最後はQB#13青木→WR#80植松へのポストパスがフリーで決まり、慶応は2本目のTD。PATも決まり0−14(4:02)
今回のKORも殆どリターンできず自陣15ydとポジション悪く始まった東大3rdシリーズだが、ノーフレッシュでパント。(このあたりから雨足強まる) パントの際の反則もあり自陣26ydからの慶応攻撃は1stプレーでパスを選 択。
この試合で復帰したDL#97生川(3年)の好パスラッシュでQB#13青木が苦し紛れに投げたパスをOLB#3鬼頭(4年)がインターセプトし、東大は敵陣31ydという絶好のポジションで攻撃再開。
東大はこの試合唯一の武器であるQB#8長尾の健脚が冴え、決めうちQBランで2回FDを重ね敵陣9ydまで攻め込み、QB#8長尾→TE#80三品(3年)の7ydパスも決まり、最後は両タイトIフォーメーションからのRB#4白山(3年)のブラストランで待望のTD。
PATはスナップミスでNGとなり6−14(9:33)
この流れで前半残り2分半を乗り切り、東大攻撃からの後半シリーズで一気に反撃の狼煙をあげたいところだったが、自陣37ydからの慶応攻撃を止められず僅か7プレーで63ydをドライブされ、最後はRB#25岩田の1ydTDラン。 PATはスナップミスで失敗し、6−20(11:42)
7プレー中6プレーはエースRB#岩田のランが縦横無尽に決まり、残り1プレーはQB#13青木→WR#13植松の20ydパス。このパスは東大DBと競り合い、一瞬パス失敗と安堵したものの、WR#13植松の執念で好捕。

[3Q]慶応のキックオフにより後半開始。
全くリターンできずに自陣15ydから始まった東大1stシリーズは、QB#8長尾のオプションキープとFB#39瀬戸(4年)のダイブで9yd進み、3th−1となった大事な局面で、QB#8長尾のランではなくミドルパスを選択したが、パスは回転が乱れWRまで届かず失敗。
好パンターDL#97生川のパントはあまり飛ばずアンラッキーなバウンドもあり、慶応はハーフライン上と絶好のポジションで後半最初の攻撃権獲得。
慶応はタフなRB#25岩田の再三再四のドローが好きなようにゲインし、僅か5プレー・締め括りは29ydTDランであっさりと3本目のTD。PATも決まり6−27(4:20)
慶応の好キックがタッチバックとなった自陣20ydからの東大2ndシリーズもFDを獲れず、あっさりと攻守交替。
前シリーズ同様にパントが冴えず、慶応は東大陣44ydで攻撃権獲得。前シリーズから連続して9回のドロー(殆どがRB#25岩田のキャリー)で東大陣9ydまで攻め込まれ、何とか4th−7まで追い込むがFG成功し、6−30(8:10)
東大3rdシリーズも自陣21ydとポジション悪く開始し、早い時間帯の追撃を狙って3回連続パスを試みるも今回もFDを獲れずに、あっさりとパント。リターナーWR#10山本の好リターンもあり、慶応は更にポジション良く東大陣38ydで攻撃権獲得。
RB#25岩田、#3佐藤等の3回連続のドローを全く止められず東大陣10ydまで攻め込まれ、QB#13青木のランでゴール前1ydまで迫られ、最後はRB#34小澤が押し込み、慶応はこの日5本目のTD。PATも決まり6−37(3Q残り0:08)

[4Q]3Q最後に自陣30ydから始まった東大攻撃はQB#8長尾→WR#19森田(2年)の6ydヒッチパスやQB#8長尾自らの20ydランで敵陣44ydでFD獲得。
ラフィングザパッサーの反則で敵陣30ydまで進んだ後、3th−9のQB#8長尾の好スクランブルは何とか敵陣20ydでギリギリFDを獲ったが、結局4th−5に追い込まれ、最後はQB#13長尾のキープはロスし、攻守交替。(残り8:11)
QB・RBを控えメンバーに交代し自陣20ydから始まった慶応攻撃だが、3th−4で投じたバックワードパスをWRが落球し、グランドを点々とする中を慶応・東大が争ってリカバーしようとするも、結局慶応がリカバー。 エンドゾーン内の攻撃側リカバー故セーフティとなり、東大はラッキーな2点を獲得し、8−37。
セーフティ後の慶応KOはオンサイドキックを狙ってきたが、10yd飛ばずに自軍選手に当たる「イリーガルタッチ」となり、東大は敵陣25ydという絶好のポジションで攻撃権獲得。
1回パスを失敗した後、QB#8長尾のスクランブル敵陣15ydでFDを獲り、4th−4に追い込まれたが、RB#32吉田(3年)の中央ランでゴール前2ydでFD獲得。(このFDはRB陣が獲得した初めてFD)
QB#8長尾のキープは慶応のハードタックルで若干ロスしたが、最後はRB#4白山が中央を衝いてTDラン。PATは失敗し14−37(残り2:31)
東大KOは当然オンサイドキック。RB#39瀬戸が見事に押さえ、東大は自陣48ydで再度攻撃開始。
この好機をQB#8長尾→WR#19森田のパス、RB#33前田(4年)のランでFDを重ね、敵陣30ydまで進み、3th−8の局面もQB#8長尾→WR#35今川(4年)の20ydパスで凌ぎ、最後はQB#8長尾の8ydブーツレッグランでTD。PATはまたしても失敗し、20−37(残り12秒)
東大KOは再度オンサイドキックを選択。慶応KORチーム9名が前進してリカバーに備える中、TE#80三品が見事に押え、東大はハーフライン上で攻撃権獲得するも、残り6秒。
最後はロングパス失敗でゲームセット。
東大は惜敗した明治戦に続き、慶応戦は惨敗に終わり、開幕2連敗。ブロック優勝・関東大学選手権出場に黄色信号が灯り始めた。


■対 明治大学戦

日時 9月 3日 16:15 Kick Off
場所 アミノバイタルフィールド
○東京大学 10―16明治大学●
 
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
東京大
0
7
0
3
10
明治大
0
0
7
9
16

【主なスタッツ】

 
東大
明治
FD
(ラン-パス-反則)
12(4-7-1)
12(8-3-1)
パス
(試等-成功-INT)
21-13-1
11-7-1
135yd
71yd
ラン
27回-57yd
43回-170yd
攻撃合計
48回-192yd
54回-241yd
攻撃時間
20'09"
27'51"

【WARRIORS選手の主な個人記録】

 
選手
記録
Run
QB長尾
14回-39yd
RB前田
9回-10yd
Pass
QB長尾
21-13-1
(135yd)
Receive
WR和田
4回-61yd
WR三品
3回-23yd
WR森田
3回-20yd

[1Q]レシーブを選択した東大は自陣20ydから攻撃開始。TB前田・白山のラン、QB長尾→WR和田のパス、QB長尾のキープでテンポよく3回FDを重ねて、敵陣48ydまで攻め込むも結局パント。明治の最初の攻撃で3回のランをノーゲインで押さえた後のパントをCB刀田がブロックし、そのまま押さえ敵陣19ydからという絶好のポジションで攻撃開始。
しかし、このチャンスに2回連続のフォルススタートを犯し、結局4th−12でFGトライを選択。キッカー原藤の38ydFGは惜しくも外れて、東大は絶好の先制チャンスを逃す。(ここで無得点だったことが後々大きく響くことになる。)

[2Q]その後両者2回ずつの攻撃はノーフレッシュでパントの応酬となったが、東大の失敗パントで明治は東大陣46ydから攻撃開始。RB米山のオープンランで初のFDを与えたが、4th−2ydのギャンブルを東大ディフェンスがよく踏ん張って止め、東大は自陣20ydから攻撃再開。QB長尾→WR和田、TE三品へのパス、更に明治のパスインターフェアの反則で3回連続のFDを重ねた後の敵陣31ydでの1stプレーで、スクリーンパスを取ったWR和田が見事なRACを見せ、そのままTDを決め、東大先制。キッカー原藤のRATも決まり、7−0。(2Q/8分経過)
その後敵陣32ydから始まった明治の攻撃で、パス・ドロー・ドローフェイクパス等で東大陣15ydまで攻め込まれ、更にゴール前に迫るパスを一度は決められたがハードタックルで掻き出し、SF三浦がキャッチし、このピンチを見事に凌ぎ、攻撃権を奪ってそのまま前半終了。

[3Q]後半最初の明治の攻撃をパントに追い込んだ後の自陣20ydからの攻撃でFDを奪えずパント。このパントが全く飛ばず、明治は東大陣45ydから攻撃再開。中央・オープンのランを東大ディフェンスがよく止め、3rd−9でのロングパスもWRとSFで競り合い、東大SFがインターセプトしたかに見えたが、無情にもパス成功のシグナルで、明治は東大陣15ydでFD獲得。4th−3まで追い込んだ後、明治はギャンブルを選択せずにFGトライ。FGは失敗となり、ホッと胸を撫で下ろしたのも束の間、フィールドには東大のオフサイドを告げるイエローフラッグ。(これがこの試合の2つ目のターニングポイント) 東大陣7ydから再開した明治の攻撃を2回凌いだ後の3rdで、RB米山にオープンを走られそのまま7rdのTDラン。PATも決まり7−7(3Q/9分半経過) 自陣23ydから始まった東大の攻撃はQB長尾のキープで1回FDを獲るも、結局パント。このパントが再度失敗で、明治は東大陣46ydから攻撃権獲得。

[4Q]QB・RBのランで明治は2回FDを重ねた後、東大陣12ydから3回連続でランを選択。LB菅のロスタックルもあり、東大は何とか4th−6まで追い込むが、明治のFGは成功し、ここで初めて7−10と逆転を許す。(4Q/残り8分)
明治のキックはサイドラインで出て反則となったが、東大は自陣35ydからの攻撃を選択せず、明治は再度キックオフ。このキックがよく飛んでタッチバックとなり、結局東大は自陣20ydから攻撃開始。反撃